2013年11月24日|骨折
11月23日(土)24日(日)東京有明医療大学に於いて、第22回 日本柔道整復接骨医学会 学術大会が開催された。
今回、初日の13時より「同時期に施療した肩関節脱臼骨折の2症例」と題し、口頭発表をさせて頂いた。
昼食後の12時半過ぎに会場へ入ると、前の方から私を見つけて近寄ってくる青年が挨拶をしてきた。誰だったかな?と考えて困っていると、私の恩師の横須賀で開業されている先生の息子さんであることを思い出した。恐らく5年ほど前に大船駅でばったり会って以来なので、その時は高校生であったから、背も可なり高くなっていたので急には思い出せず申し訳なかったように思う。
現在、彼は東京有明医療大学の柔道整復師科の4年生で、来年3月には国家試験を控えているが、卒業論文で忙しいとのことであった。今日は在学生の為、学会の手伝いでスタッフをしていた。卒論と国家試験を頑張るように伝えて発表者の控える席に座った。ところで、一緒にスタッフをしている隣に座っている女子はかなりの美人だが、彼女なのだろうか?と見ていると目が合ってしまった。
それはさて置き、自分は午後の最初の発表で、会場は空いているかと思っていたが、かなり混雑してきて教室が小さめだったので立ち見の人も出ていた。少しプレッシャーを感じつつ時間となった。壇上に立つとマイクの位置がとても低いため、マイクスタンドの金属部分を伸ばした。しかし、そう変わり映えしない高さのままマイクに口を近づけて、かなり猫背になった状態で話し始めた。終始声が出し辛く、老眼でパソコンの画面も見え辛く、発表が終わってからマイクを持って発表する方を見て、私もそうすれば良かったと、反省しきりだった。来年は必ずマイクを持って発表するようにしたいと肝に銘じた。何年か前にも同じ過ちをしていたのだが、やはり緊張していてそのことにも気付けなかった。とても残念であった。
さて、今回発表させて頂いた症例は、上腕骨近位端骨折に伴い肩関節の亜脱臼が伴った症例で、早期の運動療法を以前よりも患者さんの症状や体力に合わせて、大幅に増加して施療した結果、概ね日常生活に支障のない肩関節の可動域を獲得出来て治癒に至った経過を発表させて頂いた。発表時間は、規定時間の8分を少し過ぎてしまったが、会場からの質問は出なかったため、座長から一つ質問され、何なく答えて終了した。
昨年から今年にかけて通院され発表に使用させて頂いた肩関節脱臼骨折の2名の患者さんには、症例発表に際しまして快く了解下さいましたことを心より御礼申し上げます。
来年は、アキレス腱断裂の歩行療法についての発表を考えております。
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2013年11月12日|脱臼
今朝、7:28に自宅の電話が鳴り、以前より、右肩の習慣性脱臼で来院された事のある60代の女性の御主人から「妻が顎を脱臼したので、これから診て欲しい」とのこと。
私は「肩ではなく、顎ですか」と尋ると、ご主人は「今回は肩ではなく顎なんです」と答え、私は「すぐにいらして下さい」と伝え電話を切った。
7:45頃、患者さんが口元を押さえながら、タクシーで来院された。
待合室で患者さんの様子から、「左ですか」と尋ねると、頷かれたので「脱臼を整復してから、詳しくお話を伺います」と伝え、ベットに寝て頂いた。
「欠伸で脱臼されたのですか」と尋ねたところ、患者さんが頷いたので、口外法ですぐに整復すると大変喜ばれた。肩関節脱臼に比べると顎関節脱臼の痛みはそれ程強くはないそうですが、顎が脱臼をしていると口が開いたままで話も出来ないので、とても辛いことだと思います。
患者さんは元々、顎関節症の傾向があったそうですが顎関節脱臼は初めてで、前回の右肩関節脱臼は平成18年で7年ぶりの来院でした。
傷病履歴を見ると右肩関節脱臼は当院で6回治療をしていた。当院に来られる以前は、右肩関節脱臼の際に病院ではなかなか脱臼が整復されず、可なり痛い思いをされたため、平成2年頃からは度々当院で拝見している。
肩関節脱臼は出来るだけ痛みの伴わない整復が大切で、患者さんとの信頼関係のもと、呼吸を合わせて、ゼロポジションでの整復が整復の際の軟部組織の損傷が少ないと言われている。
患者さんには左顎関節脱臼も習慣性にならないように治療をしましょうと促した。
大船駅東口徒歩1分
<急患応需>
大船接骨院