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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

腰痛

50代の痛風の男性が左股関節痛で来院

2018年08月10日|病的疾患

8月9日木曜午後4時に可なり歩くのが辛そうな男性が受付に来られました。初診申込みに記入いただいた内容を拝見すると、原因は不明で人体図には右足と左股関節に〇が付けられていました。

問診でいつごろから痛みが有るのかをお聞きすると、2か月ほど前から右足に痛みがあり、それをかばっているうちに1~2週間前から左股関節部と左腰も痛みだしたご様子でした。

取り敢えず両足の靴下を脱いでいただき、足を並べて頂きました。下記がその時の外観写真です。

  

DSC07615.JPG

 

明らかに右足の第2中足趾節関節周辺が腫れており、健側の左足に比べると赤味の強いのがわかります。

夜間痛について尋ねると、夜痛みで起きることは無かったようで、痛風の疑いがあることを伝えて、お酒はどのくらい飲まれるかをお聞きしました。

すると、毎晩ビールを350ml×5本に焼酎とウイスキーをを数杯飲まれるとのことでした。

「それでは痛風になってもおかしくはないですね」と伝えると

痛風とは何ですか?」と言われて

ご存知ないのに驚いたのですが、”風が吹いても痛むから痛風”と言われていて、ビール等に含まれているプリン体が原因の一つと言われている事を伝えました。少し調べてみました。

 

《痛風=高尿酸血症》

 

痛風に悪い食事といえばプリン体を多く含むもので、レバーやウニ、干物なども有りますが、アルコールの分解時にはATPといわれる体内のエネルギー源が消費され、これが尿酸の生成を促進してしまいます。また、同時につくられる乳酸のはたらきによって、尿酸が尿と一緒に体外に排出されにくくなります。夏場に痛風発作が多い一因としてはビールなどアルコールを摂取する機会が増えるからといわれています。

焼酎にはプリン体が無く、ウイスキーやブランデーでは少ないのですが、ビール酵母にはかなり含まれており、350ml×5本ではプリン体の摂取量は多くなると思われます。

しかし、アルコールはそれ自体の分解の際に尿酸を産生し、尿中の尿酸排泄を阻害する働きもあるため、血清尿酸値が上昇することが多くなるという事実があります。このため、プリン体を含まない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒の飲酒でも血清尿酸値が上昇するそうです。

 

患者さんは3月の健康診断では問題が無かったそうですが、恐らく痛風と思われるため内科をご紹介し、医師の診察を受けていただきました。

 

1時間ほどで診察を終えて戻られたのですが、やはり痛風発作との診断でした。お借りしたレントゲン画像上も、痛風の症状である痛風結節が右足の第2中足趾節関節部に認められました。投薬で様子を見られることになりました。

当院では左股関節痛に対しての治療を致しました。

 

翌日も来院され昨日より跛行が軽減して、幾分笑顔も見られましたが、左股関節痛は楽になられたと言われたものの、右足の痛風はあまり変化はないとのことでした。

 

「昨日はお酒はどうされましたか?」と聞くと

「焼酎だけ飲みました」と言われました。

 

2ヵ月も痛風の痛みを我慢されていたので、無理もないとは思いましたが、少しお酒の量を控えられて、生活習慣の見直しをされてはと思います。

痛風にはバランスのよい食事と、肥満予防のための適度な運動が効果的とのことです。

 

私も5年ほど前に「尿管結石」を患いました。担当医から紅茶やホウレンソウに含まれているシュウ酸カルシウムの接種を避けるように言われ、紅茶はミルクティーにして、ほうれん草もグラタンのようにして乳製品と一緒に食べるように言われました。可なり耐え難い痛みだったことと、50%の再発率と知ったため、ストレスを溜めないようにして、水分をこまめに摂り、紅茶はストレートをやめて、ほうれん草を食べないようにしております。その甲斐もあって5年以上再発はしておりません。

 

痛風は、早期の適切な薬物治療と食生活の改善で治すことができる疾患とのことです。痛風になってしまった方は、痛みを我慢せずに早めに内科、リウマチ科(内分泌代謝科)、整形外科を受診されてください。くれぐれもお大事になさって下さい。

 

 

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交通事故治療対応

鎌倉市大船1-23-31サトウビル1階

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大船接骨院 

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新年明けましておめでとうございます。

2016年01月10日|アキレス腱断裂

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年末は29日火曜日の午後8時30分頃に急患で左橈骨遠位端骨折の60代の男性患者さんが来院されました。お墓参りに行かれた27日の日曜日に階段を下っていて転倒し、受傷されてから2日を経過していたため、その手は可なりの腫れでグローブをはめているようでした。また、腫れのために全ての指がほぼ曲げられない状態で、左橈骨遠位端部には短縮変形を認め、尺骨は外側に亜脱臼しておりました。腫脹が高度で体格の良い方だったため、一人整復は困難と判断しアイシング後、勤務柔道整復師の杉本と対牽引をしての整復後、シーネ固定を施しました。

整復固定を終えると指の屈曲が少し可能となり、翌日の来院をお願いしました。

翌日の来院時には、かなり腫脹が軽減して指が大分曲げられるようになっていましたが、31日から1月3日までの4日間も固定をしたままでは腫脹が引かないので、31日の午前中の予約患者さんを拝見した後に来院頂くことにしました。

 

31日の朝は現在加療中の交通事故で頸部と右足関節部を捻挫された男性。左膝蓋骨不全骨折右母趾MPT関節捻挫の女性。右手第4指の腱性マレットフィンガーの女性を拝見して、最後に左橈骨遠位端骨折の男性患者さんに来院頂きました。

 

昨日よりも左手の腫脹は可なり軽減していて、指先が手掌に着くまで握れるようになっていました。これで正月の3日間を空けても問題のない状態まで腫脹が引いたと安心しました。

 

治療を終えて患者さんを見送りほっとしていると、お昼の少し前に接骨院の電話が鳴りました。電話は急患の30代の女性からでした。昨日、病院の待合室で長時間座っていて、立った時に急性腰痛(ぎっくり腰)となり、前屈が困難で可なりお辛い様子でした。

すぐに来て頂くように伝えて12時30分過ぎにご主人の運転で来院されました。

車から降りるのも大変でしたが、治療後に伸縮性テーピング、コルセット固定を施したので、正月中はある程度の安静は必要ですが、痛みと相談しながら徐々に動ける範囲で動いて頂くよう説明しました。数日で可なり痛みは軽減することも伝えて、1月4日の月曜日に来院頂くよう伝えました。

 

1月4日に通常通りの診療が始まり、早朝には受傷から1ヶ月未満のアキレス腱断裂の患者さんを2名治療し、先日の急性腰痛(ぎっくり腰)の女性はお昼近くに来院されました。症状を伺うと、元旦と2日はあまり変化が無かったようですが、3日の夜ぐらいから急に痛みが軽減して動きが楽になられたとのことでした。年末に来院された時のように歩くのもやっとではなくなり、ある程度のスピードで歩けるようになられていました。

 

午後には左橈骨遠位端骨折の男性患者さんに来院頂き、医科に診察を依頼しましたが、レントゲン検査上整復が不充分であったことと患者さんが血液凝固阻害剤を投与されていた為、翌日に総合病院の整形外科へ診察を依頼することにしました。

 

1月5日の10時過ぎに総合病院の整形外科での診察を終えた男性患者さんが当院での固定処置のまま来院されました。

総合病院のレントゲン検査上、整復位が改善されており整復位が許容範囲内であると診断くださり、当院での保存療法の同意を頂きました。

左橈骨遠位端部は粉砕骨折と関節面への骨折線も呈しており、男性患者さんには私からは入院して手術になる場合もある旨を伝えていたため、保存療法で治療できることになり大変喜んでおられました。

 

そんな矢先に80代の女性が階段で転倒されて、右鎖骨外端骨折と右第2~4肋骨骨折を合併されて来院されました。一人暮らしで固定処置により利き手が思うように使えなくなるため、入院された方が食事などのケアもして頂けると思い「医科を紹介しますので入院をされてはどうか」と提案しましたところ、入院はせずにご自宅からの通院で治療されたいと強く希望されましたので、了承して一日置きに通院して頂くことにしました。

 

他にも年末に道路で転倒されて、膝や顔面部を打撲された上、首をむち打ち(頸部捻挫)になられた女性など、年末年始は転倒によるお怪我の患者さんが多数来院されております。

 

暖冬とはいえ寒いと身体も縮こまり急ぎ足になりがちです。足元には充分に気を付けて、お怪我の無い一年になりますよう、心よりお祈り致します。

それでもお怪我をされてしまった際には、様子を見たりせずに早期に受診くださいますようお願い致します。

 

 

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急性腰痛(ギックリ腰)の患者さんが急患で来院

2015年09月14日|腰痛

今朝はシルバーウィークに行われる、敬身会(東京・静岡・新潟・京都の有志の柔道整復師による勉強会)で発表する資料をパソコンでまとめていました。

お昼からは東京で開催される柔整アスレチック研究会・日本柔道整復接骨医学会 整復治療手技固定分科会に出席するため、11時過ぎの大船駅発の電車に乗る予定でした。

 

遅めで軽い朝食を食べていると接骨院の電話が鳴り、受話器をとると50代の女性の方からの急患の電話でした。

2日前の金曜日にスポーツクラブでストレッチをしていた際に腰を痛め、それからは前屈位姿勢で身体が伸ばせず、なかなか良くならないとのこと。

コルセットはお持ちとのことだったので、それをしっかり締めて来院下さるようにお伝えして外掛ける準備をしました。

接骨院に降りると間もなく患者さんが車で到着されました。

コルセットを着けているにも拘らず、40度ぐらいの前屈位姿勢で車から降りてこられる様子は痛々しく思えました。

 

初診申込み用紙にご記入いただきながら、受傷の際の様子を詳細にお聞きしました。

数日前のスポーツクラブに行かれた際に、長座で下肢後面のストレッチをされた時に左腰に痛みが走り受傷され、それから2日過ぎても変化が無く、前屈位姿勢のまま家事等がお辛い様子でした。

 

治療室のベッドに横向きで寝て頂き、腰を触診すると腰部の筋肉が硬くパンパンに張っていて、特に左腰部はまるで板のようでした。お話では最近はとても忙しく無理をされていたとのことでした。

腰部の硬くなった筋肉の緊張を緩めるため、電気治療を左腰部中心に行いながら遠赤外線の温熱療法を施行。電気治療が終わったら、左腰部にアイシングを施しました。☞温冷交代療法

その後、特別な伸縮テーピングとお持ちのコルセットでしっかり固定をしました。

マッサージ等の手技療法は一切行いませんでした。

帰りには前屈の角度が20度ぐらいになり大変楽になられたと喜んでおられました。日曜日から毎日通院されて、2日後には長時間の運転も可能だったとのご報告を受け、通院4日目には真っ直ぐに立って歩けるようになられました。

ちなみに、アイシングは初日しかしておりません。筋の緊張状態を触診で確認して2日目からは温熱療法とし、4日目から軽めのマッサージを加えました。

 

※ 数年前に同様の症状の急性腰痛(ギックリ腰)の中年男性の患者さんが来院されたことが有ります。その患者さんは前日に物を拾おうとして腰をギクッとされて、歩くのがやっとでした。同日、近くの整骨院に行かれて、かえって痛みが増してしまったと翌日に来院されました。どんな治療を受けられたのかをお聞きしましたところ、電気をかけ温めた後、長くマッサージをされたとのことでした。

 

急性期のマッサージは禁忌です。腰の筋肉の炎症が増大したと考えます。

 

この患者さんは腰に熱感(炎症)の症状が出ていましたので、弱めの電気治療とアイシングを施行後、晒(さらし)包帯固定を致しました。帰りには歩くのが楽になられて前屈の角度が改善して数日後には普通に歩けるようになられました。

 

急性腰痛(ギックリ腰)は整形外科領域において、2週間で急性期の痛みはほぼ消失し、6週間で自然治癒すると言われております。つまり、何も治療を施さなくても自然治癒すると言われているのです。

 

このことは全ての急性腰痛患者さんには当てはまらないとは思います。しかし、急性期の強い痛みで歩くのもやっとでしたら、病院や接骨院には行かずに取り敢えず1~2日は自宅で安静にして様子を見て頂いた方が宜しいと思います。どうしても仕事を休めない事情が有る方は別として、ご自身で動ける範囲で徐々に動いていき、回復の状態をみてから受診される方が得策です。

 

急性腰痛(ギックリ)の痛みは激痛ではありますが、必ず痛みは緩和していきます。ただ、あまり安静にし過ぎますと筋力が低下して、慢性腰痛に移行してしまうことが有りますので、ご注意ください。

 

急性腰痛ギックリの場合には就寝姿勢がとても大事です。横向きでは胎児肢位をとり、上向きなら膝の裏にクッションなどを当てて、膝がある程度曲がる姿勢をとってください。腰の筋肉が弛緩して痛みが和らぐのが解ります。

 

また入浴は痛みが落ち着けば構いませんが、全くかがめないような状態でしたら無理には入浴せず立ったままシャワーを浴びて汗を流す程度で我慢しましょう。

 

☞入浴の際にかがんだり、低い風呂場の椅子から立つときには再受傷をする危険性が有ります。日本人にはお風呂好きの方が多いと思います。入浴には温熱効果やリラックス効果等々の治療効果が期待出来ますし腰痛が緩和します。しかし、急性期の炎症が強い時期は入浴をすれば痛みは増してしまいます。

 

 

かなり以前のエピソードですが、大学院生がキャンパス内の階段を急いで駆け下りていて、バランスを崩し少し腰を捻ってしまいました。それ程の痛みでもなかったため、講義を受けてから電車で自宅に帰宅しました。多少痛みが有ったため、腰痛には入浴して腰を温めた方が良いと思い、すぐにお風呂に入り長湯をしました。

すると、お風呂から出たらまともに歩けなくなってしまいました。

 

腰の筋肉の炎症が増大したと考えられます。

 

一晩寝て翌朝には、ベッドから起きることも立ち上がることさえも出来なくなってしまいました。

その日の午前中にお母様から電話で往診の依頼が有りました。昼休みにお宅まで伺うと患者さんはトイレにも行けずに困っており、先ずはお父様と私とで肩を貸してトイレまでお連れしました。用足しが終わると、また肩を貸してベッドまでお連れして、携帯用の電気治療器の後にアイシングをして晒包帯固定を施しました。

数日は往診をしましたが、間もなく通院が可能となり、1か月ほどで自発痛が消退して治癒しました。

 

急性腰痛(ギックリ腰)は以前から比べますとエビデンス(科学的根拠)のデータが揃ってはきましたが、急性、慢性を問わず腰痛全般では原因不明なことが多くを占めていると言われております。

 

腰痛は脳との関わり合い等も解ってはきております。しかし、何よりも現代人は便利になり昔に比べて日常生活上で運動量が減ってしまったため、腰痛になりやすくなったのではないでしょうか。

 

最近の患者さんの傾向として、柔軟性や筋力の低下から姿勢の維持が困難になり腰痛を来たす小学生や中学生、高校生がとても増加しております。お子さんに付き添われて来院される親御さんのほとんどの方がお子さんの姿勢の悪さを嘆いておられます。

もちろん中高年の方でも運動不足の方を多く見受けます。

私も申し訳ないのですがその一人です。

 

腰痛は二足歩行になった人間の宿命などとも言われますが、一生腰痛を患わない人が居るのも事実です。

腰痛の患者さんにはエビデンス(科学的根拠)に基ずく適切な情報提供が大切だと思っております。そして、きちんと頭でご自身の腰痛の原因を理解した上で日常生活上の悪い習慣や癖を改めて、対処していくべきだと思います。

 

私は職業病と諦めて20年以上腰痛と付き合っております。もうすぐ50才になるので、最近では柔軟性と筋力の低下が著しいと思い、本当に危機感を感じております。

入浴後に柔軟運動を行い、外出時にはエスカレーターやエレベーターを使わないようにはしておりますが、それでも運動不足は否めません。

毎年1パーセントずつ筋力は必然的に低下をしていると言われております。

特別にスポーツで体を鍛える機会がなくとも、ラジオ体操をしたり、毎日コツコツと歩くことでも、何もしないよりはましだと思います。

 

腰痛でお悩みの皆さん、お互い腰痛の改善に努めて行きましょう。

 

 

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接骨院内の工事に伴う夏期休診中に急患の患者さんが毎日来院

2014年08月14日|骨折

 811()から16()の期間は当院の照明等のリフォーム工事に伴い

長期の夏期休診を頂いている。

工事は順調で15()には概ね終わりそうではあるが、月曜日から毎日

1人は急患の患者さんの電話があり来院されている。

 

しかし、接骨院は工事中で使用が出来ないため、2階にあるコピー室で

用意しておいたテーピングなどで固定処置をさせて頂いている。

 

11日はゴルフの練習をし過ぎて60才代の男性が、右アキレス腱炎で来院。

 

またフットサルをしている小学3年生の女の子が踵骨骨端炎で来院。

 

12日はブラスバンド部の女子中学生が左手関節捻挫で来院。

 

13日は50代の女性が介護の仕事でクライアントをベットから車椅子に

 移乗させる際に腰を捻って左下腿部に神経痛症状を訴え来院。

 

 

そして今日の14日午後2時過ぎに、以前腰痛で通院歴のある70才代

の女性が雨に濡れた歩道橋の上で足を滑らせ転倒し、右橈骨遠位端部

の骨折をされて、すぐにご主人から電話を頂いた。

明らかに奥さまの右手首は変形していて相当に痛がっておられるご様子。

ご主人もかなり焦っておられるのがわかった。

 

接骨院が工事中で治療はして差し上げたいが、固定材料も取り出せない

状況なので、近隣の病院の地域連携室に連絡をとりご紹介しようとした

ところ、現在70人待ちとのこと。

患者さんが待合室で固定もせずに何時間も待たされては、痛みに耐えられ

ないと思い、また雨の影響でタクシー会社と電話が繋がらないそうなので、

妻と応急処置の材料を持って自家用車で迎えに行き病院へ送ることにした。

 

 

患者さんは大船駅西口側のマンションにお住まいで場所がわかったため、

10分も掛からずに到着した。

患者さんに後部座席に乗って頂き、患部を見ると右橈骨遠位端部骨折

(コーレス骨折)の短縮騎乗変形に伴い尺骨の脱臼も著明であった。

車を路地の左側に停めて、シーネを前腕から肘関節に合わせて成形し、

肘関節と手関節を包帯固定し、骨折部がアイシング出来るように有窓式固定

にした。

自宅からアイスパックを持って来てタオルで包み患部に当ててアイシングを

しながら妻の運転で病院へと向かった。

間もなく病院に到着し、手術の可能性が高い旨をご説明し、待合室で待って

頂くようにお願いして病院を後にした。

 

帰宅後の午後7時過ぎに先程のご主人から電話を頂いた。

検査等でかなり待たされてしまったようで、今帰られたとのこと。

(約4時間以上が過ぎていた)

担当医師には手術を勧められ、手術が混んでいるため来週の20日に入院し、

翌日の21日が手術で、入院は約1週間の予定とのこと。

手術に抵抗感を持たれていたので、暑い夏のこの時期に長期間の外固定

ではあせもやカブレも大変なので外固定の期間も短い手術をされた方が

宜しいのではないかとご説明した。

 

また、退院後は当院でのリハビリを希望して下さったので、月末には超音波

バスでの機能訓練等が可能ですので来院頂ければと思います。

 

くれぐれもお大事になさって下さい。

 

大船接骨院 佐藤和義

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【急患応需】

2014年02月20日|脱臼

当院は急患の場合平日の早朝や診療終了後の時間外・土曜午後

祝日・日曜も受け付けております。

 

急なお怪我は致し方が無いので、遠慮なくお電話下さい。

受傷後出来るだけ早めの冷却・整復固定処置が大切です

 

留守電の場合は、実家の電話か私の携帯電話をお知らせしますので、

掛け直して頂ければ幸いです。

 

 

【過去の急患症例】

小児肘内障・顎関節脱臼・肩関節脱臼・肘関節脱臼・指関節脱臼

右足第5趾趾節間関節背側脱臼・左足第1趾趾節間関節背側脱臼

橈骨下端部骨折・足関節捻挫(距骨亜脱臼含む)・上腕骨頸部骨折

アキレス腱断裂・腓腹筋挫傷(肉離れ)・膝関節内側側副靱帯損傷

膝関節半月板損傷(ロッキング症状合併例)

急性腰痛(ぎっくり腰)・第5中手骨骨折・第5中足骨骨折等

 

 

 

 大船駅東口徒歩1分

0467-45-6700

大船接骨院

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2泊3日の屋久島旅行に行かれた腰痛患者さんが旅行終え来院

2012年11月08日|腰痛

11月4日日曜日から御主人と屋久島に2泊3日で旅行に行かれた50代の女性の腰痛で通院中の患者さんが、無事旅行を終えて来院された。

 

2週間前のギックリ腰症状の時には、ご主人の方がキャンセルをほぼ決めかけていたそうだが、旅行先では予約していたガイド付きのトレッキングも出来たそうである。

 

ご旅行前にキャンセル料が旅行代金の約半分も掛かってしまうとお聞きしていて、それは本当にもったいないので、何としても患者さんには旅行に行って欲しかった。

 

患者さんの話では、旅行前にポールウォーキングに使うストックを買いに行かれて、それをトレッキングの時に使用したら、とても楽に山道を歩けたそうである。屋久島で有名な樹齢数千年の縄文杉の前で撮られたご夫婦の写真を拝見する事が出来て、本当に良かったなと心から嬉しく思った。

 

この患者さんは、かなり以前になるが、とても重症の急性腰痛(ぎっくり腰)で往診したことがあり、それ以来、私が勧めたウォーキングとストレッチを敢行して暫くの間は、腰痛とは無縁だったそうである。しかし、今回は長時間のハイキングや買い物等が続き、疲れも溜まっていらして腰痛を発症したようだ。

 

急性腰痛はあまり安静にはせず、むしろ動ける範囲で日頃と変わらぬ日常生活を送った方が治癒が早いと言われている。腰痛になると不安になられる方が多いが、「必ず治るもの」と楽観的に考えて過ごされる事も重要な要素である。

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左手甲(中手骨部)に硬式球でデットボールを受け来院

2012年11月03日|打撲

11月3日土曜日は祝日の為、休診であったが、朝の9時に明日から御主人屋久島に2泊3日で旅行に行かれる50代の女性の腰痛の治療を約束していた。

 

向こうではトレッキングも予約されており、「調子が良ければ無理をせずにやってみましょう」と伝えて、無理そうならばトレッキングには御主人のみ参加して、奥さまはホテルで待っておられるとのことだった。

 

先週来院された時にはやや軽度のぎっくり腰症状のため、キャンセルを考えられていた。取りあえずギリギリまで様子を見てから、キャンセル料が少ない段階でキャンセルしようと思われていたが、徐々に楽になられていき屋久島に行くこと2日前に決心された。

 

飛行機の搭乗時間も短かく、旅行先では温泉にも入れるとの事だったので、大丈夫なのではと思い、私から背中を押す形で旅行に行くことにされた。旅行先で腰痛が出ず、無事に帰られるのを心から祈るばかりである。

 

さて、今日は午後1時から、ひかり回線の接続工事があり業者の方が4時ごろまで接骨院に居られたので、交通事故労災の書類の整理をしていた。夕方には妹が右足関節捻挫の治療に来て、超音波バス後、包帯とシーネ固定をした。

 

何だかんだで7時を過ぎ、家族で夕飯を食べていると、接骨院の電話が鳴り、「中学2年の娘が左手の甲に野球でデッドボールを受けて明日の朝にでも診て欲しいのですが」とお父様からの電話であった。「腫れているようなら固定することが大事なので今から来院して下さい」と伝えて、お互い食事中だったので、1時間後に来院して頂くことになった。

 

午後8時半頃にインターホンが鳴り治療室に行くと、以前にも来院した事のある娘さんが、お父さんと一緒に来院された。この娘さんは、私立中学の硬式女子野球部に所属していて、今日は午前中に紅白試合があり、11時頃にデッドボールを左手甲の第4,5中手骨部に受け、左手は握れたので12時まで試合を続け、30分程アイシングをした後、筋トレやミーティング等をしているうちに、夕方には左手が握れなくなってしまったようだ。

 

⇒(傷病名)左中手部打撲

 

患部にはかなりの腫脹があり、硬式ボールが当たった第4指のMP関節部分には内出血と傷があり、第3~5指が把握困難であった。第4指には軽度の軸圧痛が見られたものの、受傷から時間の経過と共に腫脹が増して把握困難になったもので、骨膜レベルの損傷は有ると思われるが、固定を2日間して月曜日の症状でレントゲン検査等の判断をする旨を伝えて、アイシング後シーネ固定を施した。

 

部活は先輩や顧問の先生の手前、痛くても我慢したり、無理をして怪我が重症化することも有りますので、痛ければ早めに患部のアイシングと高挙と適度な圧迫をしていただき、電話で連絡を下されば時間外でも対応致します。

 

もしも、外出中であれば、応急処置を指示しますので、自宅で待機して頂き時間を約束してから来院して頂く事も可能です。

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マラソンランナーの膝の痛みについて

2012年03月02日|腰痛

先日の東京マラソンに、通院中の患者さんが出場し無事完走された。1か月ほど前より通院されていたが、マラソン練習の走り込みで、左腰部の疲労の蓄積から左膝内側の伏在神経痛症状を起こし、腰部の筋緊張を取り除く治療を施した。

 

幸いマラソン中には痛みも出ず自己ベストを更新されたそうで、マラソン前夜から当日の様子を詳細に記された報告文を頂いた。

 

マラソン等で長距離を走ると膝そのものに炎症が起きて膝が腫れたり、側副靱帯に痛みを来たすことはあります。しかし、膝の裏に痛みが出たり、膝の内側にみが出たりするケースで、走り始めには痛みが無く数キロ走ると痛みだし、スローダウンするか、走るのをやめると痛みが軽減するような場合には、腰が原因の場合が多々あります。

 

整形外科に行き、膝のレントゲン写真を撮っても異常が無く、湿布と投薬をしても痛みが取れない。大会は近くトレーニングは続けたいが、走ると痛みが出てしまう。このような場合には、⇒坐骨神経痛や伏在神経痛が考えられますので、お電話で御相談下さい。

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交通事故の患者さんと労災の患者さん

2012年02月03日|捻挫

昨年の夏から年末にかけて交通事故の患者さんが多く来院されていたが、今年に入ってからは、労災の患者さんが多く来院されている。

 

労災には、仕事中の怪我による労働災害

 

               通勤途中の怪我による通勤災害がある。

 

現在、通院中の患者さんは仕事帰りに歩行中転倒されて膝部打撲された方。

大船駅の連絡通路を急いで走っていて足がもつれて転倒され指関節捻挫頸部捻挫をされた方。

朝仕事に出掛ける際、自転車で転倒されて左手関節捻挫をされた方。

⇒何れも通勤災害になります。

 

また、仕事中に階段で右足関節捻挫をされた方。

1月末で治癒されたが、仕事中に腰部捻挫をされた方。

⇒何れも、労働災害になります。

 

上記のようなお怪我は接骨院で労災扱いの治療が可能です。

お怪我をされたことが、自分の不注意であっても、労災は決して恥ずかしいことでは有りません。国は事業主に対し、一人でも従業員を雇用した場合には労災保険に入ることを義務づけています。

 

病院で労災保険で治療をしていて、時間の都合などを理由に接骨院に転院することも可能です。また、交通事故の場合も病院からの転院が可能です。

何かご不明なことが有れば電話でお尋ねください。

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急患の患者さんが3人も

2011年12月06日|腰痛

先日、小学生以来からの友人の結婚式並びに披露宴に招待され、日曜の朝10時に大船駅に招待された友人と待ち合わせて、横浜の石川町の会場であるホテルに行きました。11時からの結婚式にはまだ30分程の時間があり、ウェルカムドリンクで友人シャンパンを飲んでいると、携帯電話が振動し、メールが届きました。

 

メールは妻からで、急患の患者さんの連絡でした。患者さんは以前にも骨折で当院にかかられた事のある女性で、転倒して左の手首が腫れているとのこと。

披露宴が終わってから診て欲しいということになり、私は飲み物をジュースやノンアルコールカクテルにして、おいしい料理に集中することにしました。

久しぶりに出席した結婚式であったため、とても新鮮な気持ちになり、ジーンとくる場面も多く、幸せを分けて頂けたとてもいい式でした。

 

結婚式と披露宴の間にはかなり時間があり、友人と談笑してしていると、妻からまた急患のメールがあり、サッカーで足首をくじいた小学生の男の子診て欲しいとのこと。「今日は急患の多い日だなぁ」と思いつつおいしい料理満喫し、披露宴を終えると、出席予定だった2次会をキャンセルして、急いで石川町の駅に向かいました。

 

駅のホームから患者さんに連絡をとり3時半ごろに接骨院に来てもらうよう伝えした。接骨院に着くとまだ患者さんは来ておらず、妻から「もう一人ぎっくり腰の性が来るよ」と言われ、急患の患者さんが休日に3人とは少しびっくりしましたが、3人の患者さんの段取りを助手の研修生と考えました。

 

初めに来院したのは、転倒されて両手首と右肘を受傷された女性で、左手首変形(短縮)があり整復が必要であったため、アイシングして待って頂きました。

次にサッカーで足関節捻挫をした小学生が来院し,そこそこ腫脹もあり、歩行痛もあったので、アイシングを長めにしました。

そこへ、腰部捻挫(ぎっくり腰)の男性が来院され、この方も前屈位歩行でかなり辛そうだったので、ベッドに横になってもらい通電治療後、アイシングをして固定処置をしました。

 

次にサッカー少年の足関節捻挫をシーネ固定し、2人の治療を終えました。最後に、転倒した女性の治療を行いました。まず、右肘の打撲右手関節捻挫を処置し、最後に研修生に助手をさせて左橈骨下端部骨折の整復とシーネ固定を行いました。

 

急患患者さん3人の治療のあと、研修生と家族でルミネのさぼてんに行き食事をしました。患者さんに喜ばれとても充実した日曜日でした。

家族サービスも忘れずに!

急患の患者さんが3人もの続きを読む

 
 
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