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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

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土曜の午後に急患で右足関節捻挫の女子中学生が来院

2014年04月06日|足関節捻挫

4月5日(土)、12時30分頃に片づけをしていると急患の電話があり、バスケットボールの練習試合中に足を捻挫した女子中学生が1時半頃に診て欲しいとのことであった。

 

一度、自宅に戻り妻が昨日のチラシにあったモスチーズバーガーのセットを電話で注文後取りに行ってくれた。急いで食べて治療室に戻るとお母様から電話が有り「今大船駅で娘を待っているのですが、藤沢駅発1時47分の電車に乗るそうなのであと10分ほどで伺います」とのこと。間もなく少し足を引きずりながら、お母様と来院された。
 
その女子中学生は昨年も同一部位を治療した履歴があり、小学生の頃からよく怪我をして来院している。今回の受傷原因は、スリーポイントシュートを打った時にディフェンスに押されて着地の際に右足関節を内返しに捻ったようだった。
左右の足関節を診ると右足関節の外側に腫脹と圧痛が有り、底・背屈に制限が認められた。前距腓靱帯の損傷と距骨の前方亜脱臼もあったので整復を施した。整復後は底・背屈の制限も消退して、荷重歩行痛もかなり軽減した。
アイシングの後にシーネ固定を施し、今後の試合日程を聞くと2週間後に大会が有るとのこと。夏の引退試合のことを考えると無理はせずにある程度の期間は治療に専念した方が良い旨を伝えた。
 
足関節捻挫は、一定期間の固定とそれに平行して物理療法、リハビリがとても重要な疾患である。
案外、歩く時の痛みは早くに引くため、自己判断で治療を止めたり、治療をせずに放置してしまう患者さんが非常に多い疾患である。
足関節捻挫は完治が困難で、関節部に緩みが生じやすい部位である。捻挫を繰り返すと不安定関節症になり、骨棘形成に至る事もありますので、しっかりと治療しましょう。
当院では、足関節捻挫に限らず患者さんのスポーツ特性に合わせた治療計画を立て、重要な大会に間に合うようにパフォーマンスを落とさないような治療を心掛けております。練習前や試合前に特別なテーピング固定も致します。
 

足関節捻挫に限らず、スポーツ外傷でお悩みの方は遠慮なく御相談下さい。

 

急患応需 大船接骨院 院長 佐藤和義 

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腱性マレットフィンガーの患者さんが3名来院中

2014年03月01日|マレットフィンガー

 現在、腱性マレットフィンガーの患者さんが3名来院されている。

 

<症例①>50代の男性で平成25年11月中旬に自転車で転倒され、左手薬指の第1関節(DIP関節)を突き指し受傷。

同時に右手中指のPIP関節も突き指され、同日総合病院救急外来を受診。整形外科医師より左手第4指腱性マレットフィンガー右手第3指PIP関節の橈側側副靱帯断裂の診断で装具固定とテーピング固定処置を受けられた。

その後は、会社近くの開業整形外科に通院されたのだが、総合病院の整形外科医師からの紹介状が有るにもかかわらず、そちらの整形外科医師はそのままの固定を継続するように指示し、手の指に触れさえして下さらなかったそうで、2回ほど通院され信頼関係が得られず当院に12月中旬に来院された。

 

左手の腱性マレットフィンガーの固定装具は金属のワイヤータイプで、患者さんのDIP関節部にワイヤーがかなり食い込んでいて少し循環障害を起こしていたが、幸い伸筋腱の癒合が得られていたので、簡易的なプラスチックシーネを患者さんの指の形状に合わせて作成して固定を変更した。

患者さんには、固定期間があと4週間程度は必要なことと、全治には3ヶ月以上はかかることをご説明させて頂いた。

また、右手第3指PIP関節の橈側側副靱帯断裂はかなりの関節部の肥厚が生じていたが、幸い靱帯が癒合し側方動揺も消退しており、屈曲痛はあったが屈曲制限はなかった。超音波バスでの機能訓練と手技療法伸縮性テーピング固定を施行している。

 

経過としては、左手第4指腱性マレットフィンガーは1月初旬にシーネ固定を除去して伸縮テーピング固定として、夜間のみシーネ固定としたが、若干DIP関節部が屈曲してきたので10日程シーネで再固定をしたところDIP関節が充分な伸展を持続できるようになり、シーネ固定を除去して夜間のみシーネ固定を継続して頂いた。屈曲制限も徐々に改善し、2月中旬には夜間のシーネ固定を除去した。

現在はわずかに屈曲制限を残しているが、経過も良好で3月中には右手第3指PIP関節の橈側側副靱帯断裂と共に治癒の見込みである。

 

<症例②>60代女性で平成25年12月中旬に卓球プレー中にラケットか卓球台に右手の小指をぶつけてしまい受傷。痛みはなく様子をみていたが、年末に小指の屈曲変形に気付くも年末年始の忙しさから平成26年1月中旬頃に来院。

右手第5指腱性マレットフィンガーで、左右のDIP関節部にはヘバーデン結節(変形性関節症)を生じていて、やや屈曲変形があった。患者さんには約1ヵ月の放置例でも伸筋腱の癒合が得られるとのご説明と屈曲制限が若干残存することを理解して頂き、プラスチックシーネを患者さんの指の形状に合わせて作成し固定した。

 

経過としては、2月下旬に癒合が確認出来たので、近々シーネ固定を除去し、夜間のみシーネ固定とする予定である。

 

<症例③>40代女性平成26年2月中旬自宅の玄関で長靴にズボンの裾を押し込んでいて左手薬指の第1関節(DIP関節)を突き指し受傷。痛みもなく様子をみていたが、薬指が曲がった状態で伸びないので心配になり、ネットで検索し当院のブログを見て来院。受傷後10日目の来院。

症例①の方と同じ左手第4指腱性マレットフィンガーで、受傷後10日が過ぎてはいるものの、伸筋腱の癒合は得られること、約2ヵ月程度の固定と数週間の夜間固定が必要で、約3ヶ月以上の治療が必要であることをご説明して、プラスチックシーネを患者さんの指の形状に合わせて作成し固定した。

 

 

ここ1~2ヵ月の間に、遠方からのメールで右手第5指の骨性マレットフィンガー右手第5指の腱性マレットフィンガーの患者さんからの相談があった。何れも整形外科を受診後、治療経過が思わしくない症例で大変お困りの様子であった。

骨性マレットフィンガーの男性の方は昨年6月の受傷で、整形外科で加療されて、PIP関節、DIP関節共に関節拘縮を生じていて、今後の治療のご相談であったが、自宅でも出来るリハビリ等をアドバイスさせて頂いた。

 

腱性マレットフィンガーの女性の方は受傷後間もないご相談で、整形外科で金属の装具をされ、整形外科医師より2~3週間後に来院するよう言われ、金属の装具が入浴時に取れてしまい、ご自分で金属の装具の上から包帯をしたら夜間痛で眠れなかったとのこと。受診した整形外科の先生には「運悪く腱がつかなくても小指なのであまり差し支えないですよ」と言われてしまったそうです。

 

確かに、腱性マレットフィンガーは痛みが殆んど無く、受傷後数日を過ぎてから指が曲がっているのに気付く方も多いのが特徴です。しかし、「運悪く腱がつかなくても小指だから差し支えないですよ」と言ってのける整形外科の先生には憤りを感じました。もしも先生自身が腱性マレットフィンガーで同様の症状になられた場合に、運悪く腱がつかなくても小指だから差し支えないとお考えになられるのでしょうか。私は仕事柄かなり手を使いますから、治らないと大変困りますので、不便でも約2カ月の固定に耐えてリハビリもしっかりやると思います。

 

マレットフィンガーの治療は患者さんが約2カ月もの固定による日常生活上の不便さを了承し、納得されて行われます。固定の管理上、1週間に最低2回の通院は必要で、来院時には固定の緩みや皮膚の状態(カユミやただれの有無の確認)指先への血液循環の状態の確認等を行います。そして、伸筋腱の癒合を確認しながら固定の除去時期を検討して、変形治癒に至らぬように経過観察が重要な疾患です。

 

また、長期に渡り固定をしていますと、固定したシーネは汚れもしますから、夏場等では臭いも出てきます。それでは大変困りますので夏場はまめに通って頂き、患部の指が屈曲しない様に手の洗浄を手伝い、シーネも液体石鹸で洗って汚れを落とし乾かします。汚れがひどい時には新しいシーネを作り直します。マレットフィンガーはこのような患者さんに対する配慮が特に必要な疾患と考えております。

マレットフィンガーでお困りの患者さんが居りましたら、遠慮なく当院にご相談下さい。それ程治療時間はかかりませんので、予約なしで来院頂いても大丈夫です。

 

 

大船駅東口より徒歩1分

 

大船接骨院 院長 佐藤和義

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右足第5趾趾節間関節脱臼の患者さんが日曜日に急患で来院

2014年02月23日|脱臼

2月2日(日)の朝に以前から来院歴のある女性の患者さんから電話があった。

昨夜、剣道の稽古中に男性に右足の第5趾を踏まれ趾が曲がっていて、夜眠れなかったとのこと。

多分骨折しているのではないかと思うと言われ、歩けないのでこれから御主人に車で送ってもらい来院されるとのことで、11時に来院された。かなり足を引きずり跛行を呈し、お辛い様子であった。

患部を拝見すると、右足の第5趾の末節骨が背側に転位しており、受傷原因からすると骨折が疑われた。

外見写真を撮り、整復をすると骨折に伴う整復音は触知出来ず、脱臼を整復した際の指先の感触があった。

アイシング後、シーネと包帯で固定をすると、ほぼ痛みも消えて帰りは歩いて帰られた。

 

翌日、骨折・脱臼の同意を依頼しているクリニックにて、レントゲン検査をした結果、骨折は無く、脱臼が整復されてた後の趾節間関節の間隔が他の趾よりも開いているのが確認できた。

しかし、受傷の際の様子では、剣道の稽古中に自分の相手ではなく、右側で稽古をしていた男性に踏まれたとのことで、踏まれた時にご自分が反射的に動いて、脱臼されたのだと思われる。

患者さんが、骨折だと思いますと言われたのと、受傷原因から考えて骨折であろうと思ってしまったが、整復してみれば、骨折を整復した時の骨軋轢音は認めず、脱臼整復時に関節面で骨頭が滑るような感触があった。整復した時点で、骨折ではなく脱臼だと感じた。

3月初めの日曜にはマラソン大会で5キロに出場予定とのことで、テーピングをして強行出場されたいようなので、通院して早く治すように頑張りましょう。

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【急患応需】

2014年02月20日|脱臼

当院は急患の場合平日の早朝や診療終了後の時間外・土曜午後

祝日・日曜も受け付けております。

 

急なお怪我は致し方が無いので、遠慮なくお電話下さい。

受傷後出来るだけ早めの冷却・整復固定処置が大切です

 

留守電の場合は、実家の電話か私の携帯電話をお知らせしますので、

掛け直して頂ければ幸いです。

 

 

【過去の急患症例】

小児肘内障・顎関節脱臼・肩関節脱臼・肘関節脱臼・指関節脱臼

右足第5趾趾節間関節背側脱臼・左足第1趾趾節間関節背側脱臼

橈骨下端部骨折・足関節捻挫(距骨亜脱臼含む)・上腕骨頸部骨折

アキレス腱断裂・腓腹筋挫傷(肉離れ)・膝関節内側側副靱帯損傷

膝関節半月板損傷(ロッキング症状合併例)

急性腰痛(ぎっくり腰)・第5中手骨骨折・第5中足骨骨折等

 

 

 

 大船駅東口徒歩1分

0467-45-6700

大船接骨院

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左足第1趾趾節間関節背側脱臼の患者さんが来院

2014年02月20日|脱臼

 1月20日午後3時前に、午前11時頃にバイクで転倒されて、左足母趾と

と左足関節負傷した患者さんが来院された。左足第1趾趾節間関節部

には、奇妙な横皺が出来ていて、末節骨が背側に転位していた。

脱臼に骨折を合併していることも考慮して、整復はせずに骨折・脱臼の

同意をお願しているクリニックに診察を依頼して、レントゲン検査を

して頂いたところ、左足第1趾趾節間関節背側脱臼であった。

脱臼してから4時間以上も経過しており、やや整復に時間を要したが、

綺麗に左足第1趾の脱臼は整復され、整復されるとかえって足関節の方

が腫れも強く、痛みも強いとのことであった。

充分にアイシングをしてから、二つのシーネと包帯で固定を施した。

 

固定を施した後は、荷重歩行も可能であったため、松葉杖はせずに

サンダルをお貸しして帰宅された。

 

翌日、ご自分で革靴に電気のコードをクロックスのバンドのように着け

られ来院されたのだが、どうも足首が外側に傾き痛がるので、靴底を

拝見すると踵の外側がかなり減っていて傾くのが解った。

靴の修理をしてくれるお店を紹介するとやって頂けなかったそうで、

またご自分で踵も綺麗に修理されて来院された。

手先の器用さと物を大事にされる心使いに感動しました。

私も見習わなくてはと思った出来事でした。

 

 

 

 

 

 

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交通事故で骨折・捻挫・打撲の大学院生が来院

2013年12月30日|骨折

 先日、1ヵ月前に自転車で走行中、車に接触されて転倒し左足の

第3趾の基節骨骨折左足関節捻挫右大腿部打撲の怪我を

負った大学院生が来院した。

 

1ヵ月前の受傷にしては、とても痛々しい歩き方でかなりの跛行を

呈していた。受傷からの経緯を聞くと、救急病院を時間外に受診

されて、レントゲン上はどこにも異常はなく、帰されてしまった

とのこと。翌日に痛みも強かった為、同病院に再診を依頼すると

整形外科の医師から、左足の第3趾の骨折と診断され、松葉杖を

出されたそうだ。その後も定期的に同病院の診察を受けるも、

荷重歩行時の疼痛が引かないため、当院に来院された。

 

左足関節は内側・外側共にかなりの腫れが残存しており底・背屈

に制限を認め、全荷重が困難で足関節捻挫に伴う距骨亜脱臼

示唆された為、整復を試みた。整復後は背屈制限をわずかに残存

するも荷重歩行痛はかなり軽減した。

 

左足第3趾の基節骨部には、第2趾を副子代わりに紙テープが

2本巻かれていた。骨折に対して紙テープ2本のみでは、足が

まともに着けないのも無理はないと思った。

 

右大腿外側広筋部は圧痛と打撲による筋挫傷部の硬結が触知され、

膝の屈伸や階段昇降時の疼痛がかなり残存していた。これも跛行

の原因となっていたようだ。

 

治療としては、超音波バスでの温熱療法と機能訓練指導、手技療法、

包帯及びシーネ固定、テーピング固定処置を施行した。

帰りには荷重歩行も殆んど無くなり安心して帰られた。

 

治療期間は約2~3ヶ月はかかると思われます。お大事に。

 

 

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急患応需

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☎0467-45-6700

 

 

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第22回 日本柔道整復接骨医学会 学術大会が盛会のうちに終了

2013年11月24日|骨折

 11月23日(土)24日(日)東京有明医療大学に於いて、第22回 日本柔道整復接骨医学会 学術大会が開催された。

今回、初日の13時より「同時期に施療した肩関節脱臼骨折の2症例」と題し、口頭発表をさせて頂いた。

昼食後の12時半過ぎに会場へ入ると、前の方から私を見つけて近寄ってくる青年が挨拶をしてきた。誰だったかな?と考えて困っていると、私の恩師の横須賀で開業されている先生の息子さんであることを思い出した。恐らく5年ほど前に大船駅でばったり会って以来なので、その時は高校生であったから、背も可なり高くなっていたので急には思い出せず申し訳なかったように思う。

現在、彼は東京有明医療大学の柔道整復師科の4年生で、来年3月には国家試験を控えているが、卒業論文で忙しいとのことであった。今日は在学生の為、学会の手伝いでスタッフをしていた。卒論と国家試験を頑張るように伝えて発表者の控える席に座った。ところで、一緒にスタッフをしている隣に座っている女子はかなりの美人だが、彼女なのだろうか?と見ていると目が合ってしまった。

それはさて置き、自分は午後の最初の発表で、会場は空いているかと思っていたが、かなり混雑してきて教室が小さめだったので立ち見の人も出ていた。少しプレッシャーを感じつつ時間となった。壇上に立つとマイクの位置がとても低いため、マイクスタンドの金属部分を伸ばした。しかし、そう変わり映えしない高さのままマイクに口を近づけて、かなり猫背になった状態で話し始めた。終始声が出し辛く、老眼でパソコンの画面も見え辛く、発表が終わってからマイクを持って発表する方を見て、私もそうすれば良かったと、反省しきりだった。来年は必ずマイクを持って発表するようにしたいと肝に銘じた。何年か前にも同じ過ちをしていたのだが、やはり緊張していてそのことにも気付けなかった。とても残念であった。

さて、今回発表させて頂いた症例は、上腕骨近位端骨折に伴い肩関節の亜脱臼が伴った症例で、早期の運動療法を以前よりも患者さんの症状や体力に合わせて、大幅に増加して施療した結果、概ね日常生活に支障のない肩関節の可動域を獲得出来て治癒に至った経過を発表させて頂いた。発表時間は、規定時間の8分を少し過ぎてしまったが、会場からの質問は出なかったため、座長から一つ質問され、何なく答えて終了した。

昨年から今年にかけて通院され発表に使用させて頂いた肩関節脱臼骨折の2名の患者さんには、症例発表に際しまして快く了解下さいましたことを心より御礼申し上げます。

来年は、アキレス腱断裂の歩行療法についての発表を考えております。



 

 

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早朝より急患で左顎関節脱臼の患者さんが来院

2013年11月12日|脱臼

 今朝、7:28に自宅の電話が鳴り、以前より、右肩の習慣性脱臼で来院された事のある60代の女性の御主人から「妻が顎を脱臼したので、これから診て欲しい」とのこと。

 

私は「肩ではなく、顎ですか」と尋ると、ご主人は「今回は肩ではなく顎なんです」と答え、私は「すぐにいらして下さい」と伝え電話を切った。

 

7:45頃、患者さんが口元を押さえながら、タクシーで来院された。

 

待合室で患者さんの様子から、「左ですか」と尋ねると、頷かれたので「脱臼を整復してから、詳しくお話を伺います」と伝え、ベットに寝て頂いた。

 

「欠伸で脱臼されたのですか」と尋ねたところ、患者さんが頷いたので、口外法ですぐに整復すると大変喜ばれた。肩関節脱臼に比べると顎関節脱臼の痛みはそれ程強くはないそうですが、顎が脱臼をしていると口が開いたままで話も出来ないので、とても辛いことだと思います。

 

患者さんは元々、顎関節症の傾向があったそうですが顎関節脱臼は初めてで、前回の右肩関節脱臼は平成18年で7年ぶりの来院でした。

 

傷病履歴を見ると右肩関節脱臼は当院で6回治療をしていた。当院に来られる以前は、右肩関節脱臼の際に病院ではなかなか脱臼が整復されず、可なり痛い思いをされたため、平成2年頃からは度々当院で拝見している。

肩関節脱臼は出来るだけ痛みの伴わない整復が大切で、患者さんとの信頼関係のもと、呼吸を合わせて、ゼロポジションでの整復が整復の際の軟部組織の損傷が少ないと言われている。

 

患者さんには左顎関節脱臼も習慣性にならないように治療をしましょうと促した。

 

 

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<急患応需>

大船接骨院

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小児肘内障の患者さんが1ヵ月に4人来院

2013年10月02日|小児肘内障

10月2日午後7時少し前に4歳の男の子のお母さんから、「息子が肘を脱臼したので診て欲しい」と電話があり、7時を少し過ぎたところで息子さん2人と来院された。

 

初診申込用紙に記入して頂きながら、負傷原因をお聞きするとお兄ちゃんがすまなさそうに弟さんの左手首を引っ張ったと告白してくれた。

 

電話をいただいた時は相当泣いていた弟さんも泣き疲れたのかけろっとしており、ただ左手は使おうとせずだらんとしていた。

 

他に患者さんも数人いて、私はそちらの患者さんの処置をしていたので勤務柔道整復師のK先生に小児肘内障の整復をお願いした。回外法ですんなりと整復されたようで、全く泣く事も無く治療を終えた。

 

この男の子は、7月に急患で同じ左小児肘内障で来院された事があり、以前お兄ちゃんも小児肘内障を繰り返した事があったようです。

 

以前は近隣の整形外科に掛かっていたようですが、小児肘内障なのに必ずレントゲン検査をされてしまうため、被爆の事を気にされ、そちらの 整形外科には行かれなくなったそうです。

 

ただ、小児肘内障上腕骨顆上骨折との鑑別診断が必要なため、受傷原因のはっきりしない時には、レントゲン検査も必要な場合があります。明らかに転倒はしておらず、誰かに手首を引っ張られて受傷した場合は骨折の可能性は低いので、レントゲン検査の必要は無いかもしれません。

 

先月来院した0歳児と1歳児は誰も手を引っ張ったり、転倒もしておらず、寝返りで小児肘内障になったケースでした。

 

他の受傷原因として革のソファーなど摩擦の強い座面から降りようとして、手が引っ張られる形となり、小児肘内障を受傷するケースも多く見られます。 

 

急患の場合は

 

時間外・休日も受け付けますので、遠慮なくお電話下さい。

 

0467-45-6700

 

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アキレス腱断裂の保存療法後の患者さんが4人完治

2013年09月27日|アキレス腱断裂

 アキレス腱断裂の患者さんが9名通院中だが、今週に入り4名の患者さんが経過も良く治癒になり、次々と無事卒業していかれた。


9名中部分断裂の患者さんは5名で完全断裂の患者さんは4名。完全断裂の患者さんのうち2名は手術後のリハビリで通院されている。


9名の患者さんは全員が整形外科を受診後に当院に転療されており、松葉杖やギプス固定に耐えられず、当院の歩行(装具)療法で、松葉杖や一本杖を使用せずに治療をしている。

 

保存療法を整形外科で行う場合には、2週間は完全免荷となり、地面には足を着く事が出来ないが、当院では完全断裂でも初日から地面に足を着くことの出来る固定装具を患者さんの下腿部に合わせて作成することで、歩行を可能にしている。

 

ラグビーで受傷されたSさんは、金曜日の治療を終えた最後の日に「インターネットでここに辿り着けて本当に良かった」と言って下さった。わざわざ遠くから週に1度来院して頂き、早く治られ喜んで頂けたので私も本当に嬉しく思った。

 

Sさんは40代後半の男性でアキレス腱の部分断裂で、ギプス固定され通勤の松葉杖が苦痛で当院のホームページを見て、平日の午後の終わり頃に何の連絡も無く来院された。来院時は、 待合室の椅子に座るなり松葉杖を床に置くと言うより、投げ出した感じで待合室で大きな音がしたので何事かと思ったのを覚えている。

 

そんなSさんもアキレス腱の部分断裂だった為、負傷が6月30日、治癒日が9月27日なので3ヶ月かからずに治癒した。歩行もスムーズで浮腫み易い方だったので心配したのだが、また、楽しむ程度のラグビーをして頂ければと思っている。

 

尚、再断裂を気を付けるように言われるが、実際には受傷とは反対の健側のアキレス腱断裂をしないように気を付ける事も重要である。

 

私のバスケットボールの友人や知人では、4人も左・右のアキレス腱断裂している。元のスポーツに戻るのは保存療法で約6ヵ月手術療法で約5ヵ月言われているが、それぞれの患者さんのスポーツ復帰までのトレーニング次第なので、社会人の方で仕事が忙しく週末ぐらいしかトレーニングが出来ない場合は、元のスポーツ復帰は慎重にすべきであると私は考えている。

 

充分にトレーニングを積んだ上での復帰が再断裂や健側の断裂を防ぐので、治癒された患者さんには復帰前に電話で相談されるように促している。

 

また、アキレス腱を断裂された方には、それなりの素因があると私は思っている。もちろんスポーツ特性が一番要因ではあるのだが、ある程度の年齢の方は、コンタクトスポーツでアキレス腱断裂されたのなら、水泳やジョギング、ジム等の他種のスポーツに変えられる事長くスポーツを楽しむために必要な要素ではないかとも考えている。

 

最後に、アキレス腱断裂をされた方の受傷時の特徴としては、以前されていたスポーツをかなり久しぶりにされた場合や定期的にプレーされているスポーツを病気や仕事等で間隔が空いてしまって久しぶりにプレーされた際に、受傷されるケースが多く見られます。

 

また、バレーボールやバスケットボール等のハーフタイムで休憩を取った後に身体が冷えてしまい、アップをせずにプレーを再開してアキレス腱を断裂される方が多いのも、私の臨床経験上言えます。 

 

私の妻も久しぶりのバレーボールで休憩して最後の1ゲームの時に。後輩はバスケの試合の後半のスタートでいきなり。ハーフタイムは疲れて座り込んでいました。一旦は大汗をかいて、休憩をした後に身体が冷え切ってしまったのが原因ではないかと思います。

 

 アキレス腱断裂の予防のために、

準備運動はプレー前だけではなく、途中の休憩後も必ず行いましょう。

 

 

 それでも、アキレス腱を断裂してしまってお困りの方は、  松葉杖を使用せずに、歩行しながら治療いたしますので 事前にご連絡を頂き必ず 予約をされてから来院下さいますよう、宜しくお願い致します。

尚、受傷後間もない患者さんでギプス固定をされている場合には、ギプス除去に加え、固定装具作成と固定処置にかなりの時間を要しますので、電話で御相談の上、予約時間に余裕を持って来院して頂きますのでご了承ください。

また、ギプス固定などで拘縮症状足関節の可動域制限を生じてしまった方のリハビリも行っておりますので、電話で御相談下さい。

 

 

 

大船駅東口より徒歩1分

 

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大船接骨院 院長 佐藤 和義

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