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2012年07月13日|アキレス腱断裂
7月13日(金)アキレス腱部分断裂の患者さんが来院し、固定を除去した。受傷から約4週間が過ぎ、部分断裂部も可なり癒合したので、テーピング固定とした。
患者さんは左アキレス腱断裂のオペ後に拘縮を起こしてしまった経験から、非常に恐怖心をお持ちだが、もう普段通りに歩いて頂きリハビリに励んで頂きたいと思う。
2012年07月12日|骨折
7月11日(水)より右手第5指PIP関節脱臼(中節骨掌側剥離骨折合併)の20代男性の美容師の患者さんが来院している。
受傷原因は1年ぶりにバレーボールをやり、スパイクをブロックした際に右手第5指を脱臼して、自分で引っぱり整復したそうである。患部を見るとかなりの腫脹があり、PIP関節の掌側より限局性圧痛があったため、同意を頂いているクリニックにⅩ線検査を依頼した結果、中節骨掌側にわずかな剥離骨折を認めた。
患者さんは美容師で、就労時間が長く、当院の診療時間内には通院が出来ないので、診療前の朝8時に治療している。利き手の指で、仕事も出来ないので、一日も早く治して復帰して頂きたいと思っている。
右手第5指PIP関節脱臼(中節骨掌側剥離骨折合併)の患者さんの続きを読む
2012年07月09日|アキレス腱断裂
アキレス腱部分断裂の患者さんが7月7日(土)に来院され、受傷から3週間が過ぎ、部分断裂部の陥凹も無くなったので、超音波バスでの温浴治療を開始した。
腓腹筋からアキレス腱部にマッサージも施し、固定を足関節90°でのシーネ固定に変更した。患者さんには千葉の浦安からわざわざ来て頂いており、経過も良好なので、あと1~2回通院して頂いたら、浦安の接骨院にリハビリをお願いしようかと考えております。
次回に固定を取る予定ですので、今後は患者さん自身にも積極的に歩いて頂き、筋力強化に努めて頂ければと思っております。
2012年06月30日|アキレス腱断裂
アキレス腱完全断裂の患者さんが8週間の固定期間が過ぎ、シーネ固定を除去した。再断裂予防の為、アンクルサポーターを外出時のみ装着してもらい、ご自宅では素足で普段通りに歩いて生活して頂けるようになった。
経過としては、一日外出をされて帰宅されると下腿部に浮腫(むくみ)が生じるようで、治療で来院された際にも多少浮腫は残っている。しかし超音波バスと温熱療法、手技療法等を施すと帰りにはかなり浮腫も改善され、歩行も以前より安定してきている。
今後は、再断裂を充分に気をつけて頂きながら、どんどん歩いて弱った筋力とバランス感覚を取り戻して頂きたいと思います。患者さんから聞いたお話ですと、保存療法の抵抗勢力の方々もアキレス腱が保存療法でしっかり着いて(癒合)経過も良いので、納得して下さったようです。私はとても嬉しく思います。
2012年06月23日|アキレス腱断裂
今週のはじめに、私のアキレス腱断裂の保存療法のブログを見られて電話で相談をされてきた40代(歯科医師)の男性の方が、約束していた本日、6月23日土曜日の午後3時に来院された。
受傷日は6月15日(金)で受傷原因はサッカーで後ろにステップを踏んだ際に、右アキレス腱に痛みを覚え負傷。某大学病院の整形外科を受診され、3年前の左アキレス腱手術後の苦いご経験から、担当医には手術を勧められたそうですが、保存療法を希望され、ギプス固定をされた状態で来院された。
キャスト材をギプスカッターでカット除去してから、アキレス腱部を触診すると、担当医は完全断裂と言われていたようだが、アキレス腱部には一横指程度の陥凹しか触知出来ず、完全断裂ではなく、部分断裂で有ることが解った。
患者さんは、左アキレス腱を断裂した時に比べて、今回は切れた時の衝撃が少なく、2日前から腓腹筋の内側部にも疼痛を来たしており、踵の内・外側の内出血の状態を見ても、完全断裂の患者さんに比べて少ないため、完全断裂ではないことが理解できた。患者さん御本人も完全断裂ではなかったのでほっとされていた。
部分断裂ならば、固定期間も短くて済み、全治2カ月程度である。固定処置を施し、松葉杖をはずして、全荷重で歩いて帰って頂いた。1週間もの間、松葉杖歩行による完全免荷で有ったため、歩行は少し不安定だが、徐々に慣れて歩けるようになると思います。
本当に部分断裂で良かったですね。
2012年06月16日|アキレス腱断裂
今日、4月8日にテニスで右アキレス腱断裂をされて、総合病院の整形外科で保存療法をされ、6月13日に病院の治療を終えられた患者さんが、私のブログを見て来院された。
今日が10週目(70日目)であったが、患者さんは仰々しい装具をしてして、まだ普通に歩けないと仰る。装具をはずして足首の状態を拝見すると、足関節の底・背屈にかなりの制限と、浮腫も来たしていた。完全に拘縮症状である。これでは普通に歩ける状態ではない。
担当医師からは、あとは自分でストレッチをしたり歩いて下さいと言われ、もう通院はしなくてよいと突き放されてしまったようだ。とてもお気の毒で同情します。
ここで、整形外科の保存療法の治療について説明すると、受傷から数日はシーネ固定を施し、数日後足首を出来るだけ下げた状態でギプス固定を6週間施行。
(松葉杖による完全免荷)その期間、2週間ごとに足首の角度を少しずつ起こしていき、6週間を過ぎたら下腿部の装具となり、松葉杖がとれて歩行がやっと可能になります。
下腿装具の固定期間は2~4週間で、リハビリを開始します。固定期間中は特に患部に対する物理療法はなく、(ギプスをしているので無理な話ですが)今回のように足関節に拘縮を起こしてしまうケースが見受けられます。
手術をした患者さんも、術後にプログラムされたリハビリをきちんとしないと足関節の底・背屈制限が残り、跛行がなかなか取れないことがあります。患者さんは、松葉杖が辛く、2週間仕事を休まれたそうですが、ならば「手術をして2週間入院した方が良かったかもしれなかったですね」と私が言うと同意され悔やんでおられました。
しかし、「担当医師は手術を勧めなかったのですか」と患者さんに尋ねると「自分なら保存療法を選ぶ」と担当医師が言われたそうで、そのため保存療法にされたそうです。
足関節の拘縮はかなり厳しい状態では有りますが、アキレス腱部に傷も残らず綺麗に癒合はしたのですから、前向きに捉えてリハビリ頑張りましょう!
アキレス腱断裂の保存療法後のリハビリの患者さんが来院の続きを読む
2012年06月16日|アキレス腱断裂
アキレス腱断裂の患者さんが6週間目(42日目)となった。
今日は、固定を外した素足の状態で歩いて頂いた。少しぎこちないが、普通に歩けることに驚かれていた。足関節の動きもスムーズで、経過は良好である。
固定をはずしてあげたいところであるが、もう少し再断裂予防の為、小さく固定をさせて頂きます。固定除去までもう少しの辛抱です。
2012年06月07日|マレットフィンガー
腱性マレットフィンガーの患者さんが3週から4週になり、腱の癒合の状態を確認したところ、第1関節が曲がらずにきちんと伸びた状態を保てるようになり、それを見た患者さんが「感動した」と言って喜ばれていた。
右手の中指なので日常生活にも相当な支障を感じられていることと思いますが、固定期間は折り返し地点まできたので、あと4週間の辛抱です。
ちなみに、リハビリには固定期間の日数程度かかります。ソフトボールをまたプレー出来る日を夢見て!頑張りましょう。
2012年06月06日|アキレス腱断裂
アキレス腱断裂を保存療法で治療中の女性の患者さんが4週間の固定期間が過ぎ、アキレス腱もかなり癒合したので、踵の高さを減らして、徐々に固定を軽量化してゆく段階に入った。
今日、患者さんが御自分で癒合したアキレス腱を触りたいと仰ったので御自分の指先で触れて頂いた。癒合したアキレス腱に触れると「あっ、本当にアキレス腱が有る」と大変驚かれたご様子だった。切れた状態を触られていなかったので、それを残念がられていた。
患者さんのテニスのお友達やご家族等はアキレス腱は手術するのが当たり前で、保存療法で本当にアキレス腱がつくのかと、半信半疑の御意見が大多数を占めておられるご様子であります。そんな方々に患者さんから、癒合したアキレス腱に触れた御報告をして頂ければ幸いに存じます。
これからは、再断裂の予防が大切になりますので、階段の踏み外しや段差に気をつけて歩いて頂きたいと思います。
2012年05月28日|脱臼
今日の午前中、男性の右肩関節前方脱臼の患者さんが来院した。患者さんには以前から脱臼癖があり、当院に5回以上右肩関節脱臼で来院されている。
前回が平成15年で、9年ぶりの脱臼だったため、痛みも強くお辛い様子だったが、整復後は激痛も収まりアイシングの後、固定を施した。
ちなみに、脱臼した患部は冷やすと整復がやり辛くなるので、冷やすのは整復後に限ります。骨折、打撲、捻挫、挫傷の場合は、すぐに冷やすことが大切です。
さて、患者さんの傷病履歴を見ると平成9年から2年ごとに脱臼されており、習慣性脱臼と言えます。年齢は60代で、年齢的には脱臼は起こしにくいとも言えます。今回の受傷原因を患者さんに聞くと、よくは覚えていないらしく、酔って寝ていて寝返りを打ち脱臼されたようだ。想像だが。
以前も、夜寝ていらして脱臼されたことがあり、痛みが強く往診を依頼されたことがあった。習慣性脱臼ならば寝返りしたぐらいで脱臼することも、あり得ないことではないと考えられます。
脱臼は、気をつけていても突然起こります。
顎関節脱臼、肩関節脱臼、肘関節脱臼、指関節脱臼等。
当院は休日、時間外でも急患の方に対応しております。
お電話の上、お越しください。