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2016年02月20日|マレットフィンガー
昨年の12月25日に30代の男性がスクーターで走行中、乗用車に接触されて、転倒の際に右手第5指の腱性マレットフィンガーを受傷され、今年の1月16日から他医より転療されて当院に来院頂いております。東京から約2時間を掛けて毎週土曜日に来院頂いておりますが、2月13日で受傷から7週間を過ぎ、伸展の維持が可能となりました。今夜から入浴時にはシーネ固定を取って、髪を洗う時等に患部を引っ掛けないようテーピングを巻いて、入浴頂けるようになりました。
下記の写真が2月13日の来院時の外観です。
2月20日で8週間を経過し、伸展の維持が安定したため、入浴時の屈伸運動を許可して、日中は伸縮性テーピング固定として、夜間はシーネ固定を暫くの間継続するようにお願いしました。
下記の写真が2月20日の来院時の外観です。
患者さんは仕事で運転をされるため、就労後の第一関節の状態を毎日チェック
して頂き、多少でも屈曲するようなら就労時にシーネでの再固定をお願いしました。
☞もし再屈曲しても伸筋腱の再断裂ではなく伸筋腱の伸展力が弱いため
なので、固定時間や固定期間を延長してコントロールしてゆけば、また
元の状態に回復することをお伝えしました。
年齢が30代で経過も良いため、再屈曲はしないようにも思いますが、週1回の通院なので慎重に経過観察をさせて頂きたいと思っております。お大事に。
また、完治の報告をさせて頂けたらと思います。
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交通事故でマレットフィンガーを受傷された男性患者さんが経過良好の続きを読む
2016年01月10日|アキレス腱断裂
新年明けましておめでとうございます。
昨年末は29日火曜日の午後8時30分頃に急患で左橈骨遠位端骨折の60代の男性患者さんが来院されました。お墓参りに行かれた27日の日曜日に階段を下っていて転倒し、受傷されてから2日を経過していたため、その手は可なりの腫れでグローブをはめているようでした。また、腫れのために全ての指がほぼ曲げられない状態で、左橈骨遠位端部には短縮変形を認め、尺骨は外側に亜脱臼しておりました。腫脹が高度で体格の良い方だったため、一人整復は困難と判断しアイシング後、勤務柔道整復師の杉本と対牽引をしての整復後、シーネ固定を施しました。
整復固定を終えると指の屈曲が少し可能となり、翌日の来院をお願いしました。
翌日の来院時には、かなり腫脹が軽減して指が大分曲げられるようになっていましたが、31日から1月3日までの4日間も固定をしたままでは腫脹が引かないので、31日の午前中の予約患者さんを拝見した後に来院頂くことにしました。
31日の朝は現在加療中の交通事故で頸部と右足関節部を捻挫された男性。左膝蓋骨不全骨折と右母趾MPT関節捻挫の女性。右手第4指の腱性マレットフィンガーの女性を拝見して、最後に左橈骨遠位端骨折の男性患者さんに来院頂きました。
昨日よりも左手の腫脹は可なり軽減していて、指先が手掌に着くまで握れるようになっていました。これで正月の3日間を空けても問題のない状態まで腫脹が引いたと安心しました。
治療を終えて患者さんを見送りほっとしていると、お昼の少し前に接骨院の電話が鳴りました。電話は急患の30代の女性からでした。昨日、病院の待合室で長時間座っていて、立った時に急性腰痛(ぎっくり腰)となり、前屈が困難で可なりお辛い様子でした。
すぐに来て頂くように伝えて12時30分過ぎにご主人の運転で来院されました。
車から降りるのも大変でしたが、治療後に伸縮性テーピング、コルセット固定を施したので、正月中はある程度の安静は必要ですが、痛みと相談しながら徐々に動ける範囲で動いて頂くよう説明しました。数日で可なり痛みは軽減することも伝えて、1月4日の月曜日に来院頂くよう伝えました。
1月4日に通常通りの診療が始まり、早朝には受傷から1ヶ月未満のアキレス腱断裂の患者さんを2名治療し、先日の急性腰痛(ぎっくり腰)の女性はお昼近くに来院されました。症状を伺うと、元旦と2日はあまり変化が無かったようですが、3日の夜ぐらいから急に痛みが軽減して動きが楽になられたとのことでした。年末に来院された時のように歩くのもやっとではなくなり、ある程度のスピードで歩けるようになられていました。
午後には左橈骨遠位端骨折の男性患者さんに来院頂き、医科に診察を依頼しましたが、レントゲン検査上整復が不充分であったことと患者さんが血液凝固阻害剤を投与されていた為、翌日に総合病院の整形外科へ診察を依頼することにしました。
1月5日の10時過ぎに総合病院の整形外科での診察を終えた男性患者さんが当院での固定処置のまま来院されました。
総合病院のレントゲン検査上、整復位が改善されており整復位が許容範囲内であると診断くださり、当院での保存療法の同意を頂きました。
左橈骨遠位端部は粉砕骨折と関節面への骨折線も呈しており、男性患者さんには私からは入院して手術になる場合もある旨を伝えていたため、保存療法で治療できることになり大変喜んでおられました。
そんな矢先に80代の女性が階段で転倒されて、右鎖骨外端骨折と右第2~4肋骨骨折を合併されて来院されました。一人暮らしで固定処置により利き手が思うように使えなくなるため、入院された方が食事などのケアもして頂けると思い「医科を紹介しますので入院をされてはどうか」と提案しましたところ、入院はせずにご自宅からの通院で治療されたいと強く希望されましたので、了承して一日置きに通院して頂くことにしました。
他にも年末に道路で転倒されて、膝や顔面部を打撲された上、首をむち打ち(頸部捻挫)になられた女性など、年末年始は転倒によるお怪我の患者さんが多数来院されております。
暖冬とはいえ寒いと身体も縮こまり急ぎ足になりがちです。足元には充分に気を付けて、お怪我の無い一年になりますよう、心よりお祈り致します。
それでもお怪我をされてしまった際には、様子を見たりせずに早期に受診くださいますようお願い致します。
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2015年12月25日|踵骨骨端症(シェーバー病)
ソフトテニス部の中学生男子が左踵の痛みを訴えて来院されました。左踵の骨端線部に荷重時痛と圧痛を認め、一定期間の安静を促し、アイシングと固定処置を施行しました。
☞踵骨骨端症(シェーバー病)
そして、次回の来院時にテニスシューズを持参するように伝えました。
下記の写真が持参されたテニスシューズとインソールです。
上記の写真から、このテニスシューズは24.5㎝で捨て寸が約1.5㎝のため、適切なサイズです。24.5㎝のテニスシューズに対して足の実寸は23㎝なので、23㎝+1.5㎝=24.5㎝になります。
しかし、上記の写真を見ますと、足の趾先の跡が先端にあるのがお解り頂けると思います。「これは何を意味していると思う?」と少し意地悪な質問を中学生にしてみましたが答えられませんでした。
答えは簡単です。靴の紐を結ぶのが面倒なのでシューズの紐を緩くしていて、テニスプレー前に靴を履く時も、テニスプレー後に靴を脱ぐ時も靴紐はそのままなのです。そのため、テニスのプレー中に靴の中で足が前方へ移動してしまい足先に跡が残っているのです。シューズの紐をしっかりと絞めていれば、足先の趾の跡はシューズの先端よりも手前に出来るのが通常です。
これではテニスのプレー中、常にシューズの中で足が前後、左右に移動してしまい、踵への摩擦が増して炎症が起き易くなります。また、ストップターンの際には足首の内返し捻挫をし易くもなります。
踵骨骨端症(シェーバー病)とは、小学校の高学年から中学生の活動的な思春期の男子に多く見られる疼痛性の疾患です。
成長期の子供さんには、骨端線(成長線)と言われる軟骨組織が有ります。成人すれば閉じて無くなるのですが、骨端線部は組織としては弱く脆いため、強い衝撃(バスケットボール、バレーボール、テニス、剣道、走り高跳び等のスポーツでのダッシュやストップターン、跳躍の反復動作)に耐えられず炎症を起こし易いのです。しかし、骨端線が成長により閉じる高校生頃になってしまえばこの疾患は起きなくなります。
【踵の衝撃を減らすためには以下のことが重要です】
①適切なサイズの靴を選ぶ(捨て寸が約1.5㎝)
☞靴からインソールを取り出し、踵を基準にして足を合わせて立ってみると
解り易い。必ず履いて歩いてみる事が大切。
②足の形状・足底アーチに合った、クッション性に優れたインソールの靴を選ぶ。
③靴の踵部分に足を合わせて、靴紐を足先からしっかりと絞めて結ぶ。
☞靴の中で足が前後に移動しないように履く。
④靴の底の踵部分が減ったら早めに新しい靴に買い換える。
⑤厚手の靴下を履く。
などです。
痛みが出たら無理をせず、ダッシュやジャンプ等の動作の練習を控えて、症状の軽減に伴って、徐々に練習量を増やしていくことが大切です。
踵骨骨端症(シェーバー病)は、発症の初期に適切な処置と安静にさえすれば、短期間で治る疾患です。当院では縦アーチのサポートをテーピング等で行いますが、重症な場合には包帯固定やスポーツタイプのインソールを取り寄せて、インソールを交換することもあります。
練習は別メニューで行うようにして、体力を落とさないようにします。部活を完全に休まなくても大丈夫です。
上記の患者さんは靴紐を足先からしっかりと絞めるように注意して、物理療法とテーピング固定で少しずつ練習量を増やしていき完治しました。
踵骨骨端症(シェーバー病)でお困りの場合には遠慮なくご相談ください。
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2015年12月23日|小児肘内障
今日は祭日で休診ではありましたが、午前中にアキレス腱断裂の患者さん2名と交通事故の頸椎捻挫、腰椎捻挫、右足関節捻挫等で通院されている患者さん2名を予約で治療しました。
同時に先日の日曜日に待合室と機能訓練室のリフォーム工事を大工さんに施行頂いていて、今日は8時30分から残りの作業をお願いしていました。
予約患者さんの治療を終えて、午後の1時過ぎに治療室と工事の後片付けをしてから、自宅の4階に戻り遅めの昼食を取りました。そして、食休みのあとにクリスマスケーキを西鎌倉のレ・シューへ妻と取りに行きました。帰宅後には夕方になっていたため実家へ行く支度をして、接骨院で残りの片付け物をしておりました。すると接骨院の電話が鳴りました。
今月の初めに単純性股関節炎で来院した3才の女の子のお母さんからでした。「また娘が肘を脱臼したみたいなので診てもらえますか?」と受話器からはお母さんの声と3才の女の子の痛い痛いと泣き叫ぶ声が聞こえました。
「すぐにいらして下さい」と伝えて、しばらくの間待っていると、先週に来院された珍しい右手母指の腱性マレットフィンガーの男性が休診とは思わずに来院されました。
患者さんは少し遠くからいらしており「丁度、急患の患者さんが来るのを待っているので宜しいですよ」と治療室へ促しました。治療を終える頃に大泣きの3才の女の子を抱いてお母さんが来院されました。
先に右手母指の腱性マレットフィンガーの男性の治療を終えて、待合室でお母さんに抱っこされたまま、3才の女の子の小児肘内障の整復をしました。
女の子は今年の1月にも右肘の小児肘内障で来院されており、右は過去に2回脱臼しているのですが、左は初めてでした。
負傷の原因をお母さんに聞くと、お友達の家で遊んでいて急に泣き出して、帰宅後も左手を使わないとのことでした。全く転倒などはしていないとのことでしたが、念のために肘関節周辺の腫脹等の有無を確認して、骨折の疑いがないと判断し回外法で整復をしました。しかし、娘さんがお母さんと向き合ってしがみついていたため上手く整復が出来ず、回内法で整復したところ、可なりの整復音を触知し整復されました。
帰りにはやっと泣きやんでくれて私が何度か手を振ってバイバイをすると、右手でお母さんにしがみつきながら、繰り返し左手でバイバイをしてくれました。
3才頃は小児肘内障(肘の脱臼)をしやすい時期なので仕方がありませんから、時間外や休日でも遠慮なくご連絡ください。お大事に。
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2015年12月20日|アキレス腱断裂
今日は朝の9時から大工さんに待合室と機能訓練室のリフォーム工事をお願いしていて、私も色々と相談をしながら大工さんの手伝いをして過ごしておりました。手伝いが一段落して、パソコンで仕事をしていたところ、午前11時30分頃に左手の小指の脱臼骨折のリハビリで通院中の女性から電話がありました。すぐに電話の声でYさんと分かり、ご主人がサッカーで左足のアキレス腱かふくらはぎ辺りを負傷されたので、都合が良ければ診て欲しいとのことでした。ご主人は歩けるのでそれ程大した怪我ではないと言われているようでした。まだ近くではないので、もう一度ご主人と連絡を取り合ってから、大船に着く時間を知らせて下さるということで電話を切りました。その後30分ほどしてから電話があり12時15分頃に大船に到着されるとのことでした。
12時20分を過ぎた頃にやや跛行は有るものの、歩いてご主人が来院されました。奥様もすぐに来院されて、初診申込み用紙へご主人に記入して頂いたあと、ベットにうつ伏せになって頂きました。
左右のアキレス腱を見比べると左のアキレス腱部にはやや陥凹が認められ、断裂部に約2.5㎝の離開を触知しました。Thompson testを試しましたが、やはり足関節は底屈せず反応はほぼ有りませんでした。先週の右アキレス腱断裂の患者さんに続き新鮮な左アキレス腱断裂でした。
そういうわけで、現在、固定期間中のアキレス腱断裂の患者さんが4名通院中です。早朝と昼休みに治療をしております為、当分の間は新患の新鮮なアキレス腱断裂の患者さんの治療はお受け出来ませんので、ご理解の程、宜しくお願い致します。
☞当院の保存療法は固定処置に1時間ほど掛かり、予約でないと治療が出来ないため。 (清拭、物理療法、手技療法、固定処置等を毎回施します。)
尚、固定期間を終えられ機能訓練(リハビリ)をご希望のアキレス腱断裂の患者さんは治療をお受け出来ます。事前にお電話で連絡を頂ければ幸いです。
また、マレットフィンガーの患者さんは現在22名の方が通院中ですが、あまり治療時間を要しませんので、お電話の上、来院時間を受付に申し伝えて下さい。尚、受傷されてからの簡単な経過を必ずメモ書きしてお持ちください。宜しくお願い致します。
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日曜日の昼過ぎに急患で左アキレス腱断裂の男性が来院の続きを読む
2015年12月09日|骨折
以前にも通院歴のある70代の男性が、自宅の外階段で足を踏み外して左側に転倒され、左鎖骨外端骨折で来院されました。
午前10時に受傷され、当院には10時40分に来院されました。
受傷から40分しか経過していないため、写真のように腫脹、内出血も見られない状態でしたが、左鎖骨外端には限局性圧痛が著明で左上肢の挙上は困難でした。
骨折の同意を依頼している医療機関でレントゲン検査上、左鎖骨外端骨折を認めアイシング後固定処置を施行しました。
翌日の来院時の外観が下記の写真です。
翌日には鎖骨骨折特有の可なりの内出血が見られました。
翌々日には下記のような状態となりました。
胸部と上腕部に内出血がかなり拡がっております。
幸い、骨片転位が殆ど無い骨折だったため、腋窩装具を使用せずに済み、晒包帯や鎖骨固定用バンド、副子等で固定処置をしたところ、当日の夜から夜間痛もなく眠れたとのことでした。
お酒が好きな方で、急性期は飲酒をしないように伝えましたが、3日程禁酒したら4日目からは飲みたいと仰るので、1杯ぐらいならと許可しました。
暑い夏でなくて良かったですが、ゆっくりとお風呂に入れないのは辛いと思います。身体全身の入浴は4週間程度は辛抱して下さい。お正月には美味しいお酒が飲めますように、くれぐれもお大事になさって下さい。
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2015年11月24日|足関節捻挫
以前に比べ、最近ではサッカーやフットサルのプレー中に怪我をされる小学生や中学生、高校生、大学生、社会人の患者さんの来院が増えております。
今朝の9時にも以前に通院歴のある、サッカーのクラブチームに所属する
小学2年生の男の子が、サッカーの試合中に左足首を痛めて来院されました。
☞ 足関節捻挫(前距腓靭帯Ⅰ度損傷)
負傷の原因はディフェンスをしていて、相手が蹴ったボールを左足で止めようとした際に、ボールの圧力に押されて左足首を内返しに捻ってしまったとのことでした。
歩き方を見ると少しだけ左足首をかばっておりました。
下記の写真のように腫れは軽度でしたが背屈制限がありました。
足関節を内返しに捻挫すると距腿関節部に距骨の前方亜脱臼を生じるため、このように背屈制限が生じます。整復をしますと下記のように背屈が出来るようになりました。
☞ この整復がとても大切です。
整復後にアイシンングを施して、前距腓靭帯および脛腓靭帯に圧痛を認め、リスフラン関節にも圧痛を認めたため、背屈約10度で中足部を含めた固定処置を施行しました。。
サッカーに早く復帰させてあげたいですが、しっかりと治して後遺症を残さぬようにリハビリを頑張りしょう。お大事に。
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2015年11月11日|マレットフィンガー
11月7日(土)8日(日)に新潟県新潟市で開催された日本柔道整復接骨医学会で 陳旧性腱性マレットフィンガーの患者さんの症例発表を致しました。
そのためか、今週に入り11月9日(月)に1名、11月11日(水)に2名、計3名の陳旧性のマレットフィンガーの患者さんが来院されました。
☞腱性マレットフィンガーの方が2名。骨性マレットフィンガーの方が1名。
腱性マレットフィンガーの方は他医での加療後に予後不良となられた患者さんで、可なり問診の時間を要しました。
浮腫みや発赤がひどく固定の除去後、第一関節が元のように曲って自力では伸ばせなくなり、曲がり具合も悪くなってお困りでした。
また、お住まいが平塚市や川崎市等の遠方からの患者さんでした。現在、他にも10名以上のマレットフィンガーの方が通院中ですが、県外(埼玉・東京)の患者さんもおられます。
新患のマレットフィンガーの患者さんには、時間をかけてご説明しないと理解をして頂けません。
陳旧性マレットフィンガーは今後の治療計画や固定方法等に関して、患者さんへ詳しくご説明して、充分な情報提供をしないといけない疾患です。
しかしながら、口頭で多くの説明をしても、患者さんが覚えられる情報量ではないので、現在、患者さんへは治療計画のプリントをお渡ししております。
ちなみに新鮮な腱性マレットフィンガーの患者さんにも、詳細な治療計画の説明文で、A4サイズのプリントを初診の際にお渡ししております。
「マレットフィンガーで来院される患者さんへのお願い」
当院では問診をスムーズ行い、患者さんへの充分な説明を心掛けております。
他医より転療される場合には下記の事項をメモしてご持参ください。
①負傷年月日。
②負傷された原因。
③固定していた装具や固定具を必ず持参ください。
(下記の写真を参照下さい)
④固定をされていた期間と通院間隔。
⑤通院が可能な間隔。(週に1回etc,)
⑥就労内容と趣味やスポーツ等。
⑦その他、ご要望や質問など。
当院は優先予約制です。
必ず来院される前に、お電話で来院される日時をご予約ください。
優先予約制ですが、当日のお怪我はある程度優先して拝見出来るように
配慮しております。また、他の通院中の患者さんや新患の患者さんと
重ならないように時間配分をしております。
それでもお待たせしてしまうことが有るかもしれませんが、
ご理解ご協力の程、宜しくお願い致します。
JR大船駅南改札(ルミネウイング側)
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優先予約制(来院時または電話でご予約ください)
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マレットフィンガーで来院される初診患者さんへのお願いの続きを読む
2015年10月29日|脱臼
朝の8時に診療前の準備をしていると接骨院の電話が鳴り、現在右足首の捻挫で通院中の6才の女の子のお母さんからでした。6才の女の子には2才の妹さんがいて、朝起きてきたら、左肘を痛がり全く左手を使わないとのことでした。7月にも小児肘内障で来院されているので、お母さんは「また肘の脱臼だと思うので診て欲しい」とのことでした。
すぐに来院下さるように伝えて、午前8時半の少し前に2才の娘さんがお母さんに連れられて来ました。6才のお姉ちゃんは小学校でお父さんは仕事でしたので、バスで来られたとのこと。
今年の初めに来院された時と7月の時と同様に負傷したのは左肘で、転倒はしておらず寝返りで脱臼した様子でした。お母さんに初診申込み用紙の記入をお願いして、負傷の様子を伺うと、手を腰の後ろに回して寝ながらゴロゴロしていたようで、手を引っ張ったりはしていないとのことでした。
2才の女の子をあやす間もなく、勤務柔道整復師の杉本に整復を指示すると今回も回外法ですぐに整復され、整復音も触知出来たようでした。
そして、全く泣くこともなくすぐに左手を使うようになりました。
2才の妹さんは今回で左肘が5回目で右肘が1回の計6回となりました。6才になったお姉ちゃんは1才から3才までの間に左肘が6回以上、右肘が2回以上で計10回以上も脱臼しているのですが、3才を最後に全く脱臼しておりません。妹さんも来月には3才になるのであまり脱臼はしなくなると思いますが、後遺症が残るような怪我ではないのでご安心下さい。
お大事に。
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小児肘内障(肘の脱臼)の2才の女の子が早朝に急患で来院の続きを読む
2015年10月10日|マレットフィンガー
平成26年3月28日から約4ヶ月間、腱性マレットフィンガーで通院された40代男性が膝を痛めて再来院されました。
左手第4指の腱性マレットフィンガーで経過が良く、4ヶ月ほどで治癒されたのですが元々第一関節が反る(過伸展)方だったので、隣接する第3指のようには反らずにほぼ真っ直ぐの状態で治療を終えていました。
その後の経過をお聞きすると治癒時よりも反るようになられたとのことで、写真を撮らせて頂きました。
平成26年7月26日の治癒時が下記になります。
先日の平成27年10月10日の来院時が下記になります。
1年5ヶ月以上が過ぎて、可なり反るようになられていたのでとても驚きました。
人間の自然治癒能力の素晴らしさをしみじみと感じました。
マレットフィンガーは、元々第一関節が反るタイプの方は予後が良い傾向です。
マレットフィンガーでお困りの方は、遠慮なくご相談ください。
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以前通院頂いた腱性マレットフィンガーの男性患者さんの経過の続きを読む