HOME > スタッフブログ > 骨折 > ボクサー骨折(第5中手骨骨折)スイス人の患者さんの経過
2010年08月09日|骨折
現在、日本在住12年のスイス人の男性の方が、右第5中手骨骨折で施療に来ていらっしゃいます。 今日、「名前など出さないので、ブログに書いても宜しいですか」と尋ねたところ、快く了承して下さいました。
スイスの中でもフランス語圏の方で、英語は得意ではないそうですが、私が説明するときについ英語になってしまったり、イントネーションのおかしな日本語で「ダイブヨクナッテイマスネー」と話していると周りの患者さんが笑っています。ちなみに私は片言しか英語が出来ませんが、外国の方と話す勇気は持ち合わせております。身振り手振りでですが・・・。
そのスイス人の方は日本に12年も住んでおられかなり日本語が上手で、綺麗な日本語を使われます。日本人には日本語力が足りないのではないでしょうか。私も自分の言葉使いに反省をしております。
さて、前置きが長くなりましたが、スイス人の患者さんの経過は至って良好で、エビデンス(科学的な根拠に基づく治療)に沿って施療しております。超音波温浴療法での物理療法(リハビリ)、機能訓練、手技療法、シーネ固定処置をほぼ毎日行う事で、関節の硬さが最小限で済み骨癒合も促進され早く治ります。
先日、私が近所の銭湯に行った帰りに(夜中の12時頃でしたが)スイス人の患者さんにばったり会い、翌日「昨日は何の帰りだったのですか」と尋ねると、お仕事の帰りで毎日12時頃に仕事を終えるそうで、大変だなーと思いました。
私も毎日朝7時頃から夜は8時過ぎまで働いておりますが、急患が無い限りそんなに遅くまで残業はしないので、恵まれているのでしょう。暑い日が続きますので、骨折より体調を崩されないよう、ご自愛下さいますよう。
通われております患者さんも、熱中症にお気をつけ下さい。