鎌倉市大船の接骨院 外傷・ケガの治療の専門家

2010年08月10日｜マレットフィンガー

現在、男性の患者さんで腱性のマレットフィンガーの方が来院されていて、明日で固定が８週間目となります。今回は、掌側にプラスチックシーネを舟底上に当て伸縮性のテーピングで固定し、経過も良く腱が綺麗に癒合しました。

幸い超音波バスでの機能訓練により、ＤＩＰ関節の屈曲制限も軽度なため、「８月一杯で治癒に出来そうですね」と患者さんに伝えたところ「通った甲斐ががありました」と嬉しそうに答えて下さいました。

マレットフィンガーは固定期間が長く、患者さんにはとても不便をお掛けする疾患でありますが、痛みが少ないため、放置されてしまう患者さんが多くおられます。しかし、第一関節が曲がってしまったままで伸びなくなるのは見た目に悪いので、適切な処置が必要です。

ただ、固定期間が長いので辛抱強く通院して頂かなくてはならず、仕事が多忙で通院できない患者さんには難しい疾患と言えます。以前は、アルフェンスシーネを使用したのですが、プラスチック製の形状が自由に変えられるものが出来たので、あまり目立たずに患部を固定できるようになりました。水で洗って乾かすことも出来ますので衛生的です。

足首の骨折や捻挫、手首の骨折や捻挫等あらゆる患部に適当な大きさに切って形成が可能なのでとても便利です。工作が好きで、手先が器用でないと出来ませんが、そこが柔道整復師の腕の見せ所です。私は接骨院で過ごす時間は図画工作の創作活動のようでとても楽しいと思っております。もともと幼少期に私は、「オレンジ会」という図画工作をする習い事をしていて、工作、水彩画、油絵等をしていた時期がありました。 

手も大きいので自分で言うのもなんですが、器用な方だとは思っております。ある程度器用でないと、この仕事は一生出来ないでしょうし、健康で体力もないと出来ない仕事です。

健康と言えば、４０才を過ぎて体力の低下を感じ、３年前から家族で湘南月例マラソンに行ったり、バスケを少ししております。しかし、体力の向上どころか疲れが取れにくい身体になってしまいました。困ったものです。

バスケの後は必ず銭湯で水風呂に入らないと、筋肉痛で３～４日は苦しみます。その上、昨年末から老眼が始ってしまい正直ショックでした。まだ、遠近両用にする程では無いようですが、近くの字が読み辛いのは目が疲れますね。

このブログの字も小さく見辛いのですが、始めたからには頑張りますので、怪我でお困りの方は、参考にしてみてください。

次回はお二人の上腕骨頸部骨折の患者さんの経過をお知らせします。