HOME > スタッフブログ > マレットフィンガー > 骨性マレットフィンガーの患者さんが来院され完治
2012年02月05日|マレットフィンガー
先日、私のブログを見て問い合わせてこられたお母様がおりました。高校生の娘さんが体育のバスケットボールで突き指をして、2週間ほど様子を見ていたら、薬指の第一関節が曲がって伸びなくなってしまったとのこと。慌てて病院に行きX線検査を受けたところ骨性マレットフィンガーの診断を受け、別の病院での手術を勧められたとのことでした。
しかも、全身麻酔で2泊3日の入院が必要であると言われたそうで、骨性マレットフィンガーにしてはちょっと大袈裟な話であると思い、取り敢えず来院して頂くことにしました。幸い病院から貸し出されたレントゲン写真をお持ちとのことだったので持参頂きました。
拝見すると、上記のように末節骨の転位した骨片は骨癒合してきており、DIP関節は伸展制限はあるものの屈曲は可能でありました。運動痛も軽度で、このまま保存療法を希望されたため当院で治療することになりました。
上記が受傷から35日目のレントゲン画像で骨癒合が可なり得られた状態なのが
解ります。当院に来院後27日間のシーネ固定を致しましたが、超音波バスでの
機能訓練等を施行し、受傷から76日(当院に来院されて60日)で第一関節
(DIP関節)の可動域制限もなく経過良好に治癒されました。
腱性マレットフィンガーは約6~8週、骨性マレットフィンガーは約4~6週間の全日の固定期間が必要です。また、腱性マレットフィンガーでは長期に渡り夜間固定が必要で、骨性マレットフィンガーでも一定期間の夜間固定が必要です。
☞成長期のお子さんであれば、骨癒合の状態により骨性マレットフィンガーでは
固定期間は短くて済みます。
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