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院長:佐藤和義
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TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

足関節捻挫

土曜日の午後の急患の患者さん(右足関節捻挫、左膝の裂創)

2012年10月06日|足関節捻挫

土曜日の午後に仕事を終え、遅い昼食を食べ終わりテレビを観ながらお茶を飲んでいると、接骨院の電話が鳴った。

 

受話器を取ると、以前当院に通われたことのある患者さんのお母さんで、7歳娘さんが塀から誤って落下し、右足を痛がっているとの事。自転車ですぐに来られるとのことで、4階の自宅から1階の治療室に降りて待っていた。

 

ほんの数分で、患者さんは治療室の前まで来られて、お母さんが大泣きの娘さんを自転車の後部座席から降ろしたところ、娘さんは右足は地面に着くことが出来ず、私が両手を持って左足だけでけんけんして待合室に入ってもらい直接治療室の椅子に座ってもらった。

 

右足を診ると外くるぶしがかなり腫れており、足関節の底・背屈が困難であった。左膝にはバンドエイドが貼られており、剥がすとそこそこ深い裂創があった。お母さんと娘さんに話を聞くと、朝7時に外で遊んでいて、1m程の塀から台に飛び移ろうとして失敗し、右足は着地で捻り、左膝は転んだ際に岩にぶつけてしまい負傷したそうだ。

 

妹さんの幼稚園の運動会でばたばたしていたため、それが終わってから来院されたそうで、今が4時なので、負傷後9時間が経過している。その間、患部のアイシングもされなかったようなので、腫れも、痛みも時間と共に強くなり、我慢も限界に来ていたのだろう。

 

可哀想に来てからずぅーと泣き止む様子はない。左膝の裂創はガーゼを水で浸し、創傷部を充分に洗ってからワセリンを塗り大きめのケアリーブを貼った。

⇒(浸潤療法 

右足関節は、内・外側副靱帯損傷で、特に外側の前距腓靱帯損傷が強く、整復後、アイシングを長めにしてシーネで固定包帯処置を施行した。

 

帰りには、足が着けるようにはなったが炎症症状も強く、荷重歩行が困難ため、来た時と同様に自転車の後部座席に乗って泣く泣く帰って行かれた。習い事のスイミングが出来なくなってしまう事を気にされていたが、足首の捻挫(靱帯損傷)ではしっかり治さないと、習慣性になることも有るので、一定期間の固定処置、治療、リハビリが大切です。

 

まだ2年生なのであまり心配はいりませんが、1ヵ月程度の治療は必要になるので、スイミングや体育が早く出来るように治療していきましょう。


 
 
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