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2012年11月12日|アキレス腱断裂
9月10日(月)に当院の左アキレス腱断裂の保存療法のブログを読まれて、来院された40代の男性の方が、来院されてから8週間を経過したので、シーネとサポーターの簡易固定とした。入浴も可能になり、自宅や会社では固定をはずして、素足で歩いて頂けるようになった。
固定を除去した際は、背屈に制限が見られたが、数日で左右同じになってしまい、患者さんも私も回復の早さに驚いた。
固定は除去したが、念のため再断裂を予防するために通勤時や外出時はもう暫く簡易固定をして頂く事にして、再断裂の危険な約3ヶ月間は階段の踏み外しや急坂での荷重動作に注意して生活して頂くよう患者さんにはお願いしている。
また、これからは平坦な公園等をリハビリでどんどん歩いて下さると低下した筋力が早く回復しますと伝えた。
癒合したアキレス腱部は結合した組織が肥厚(太くなった状態)しておりますが、これは時間と共に徐々に細くなっていきますので、心配は無用です。あとは、アキレス腱部の張り感の消失と筋力が回復して、元通りに歩けるようになれば、治療は終了になります。
長期間の固定お疲れさまでした。ゴールまであともう少しです。