HOME > スタッフブログ > 打撲 > 左手甲(中手骨部)に硬式球でデットボールを受け来院
2012年11月03日|打撲
11月3日土曜日は祝日の為、休診であったが、朝の9時に明日から御主人と屋久島に2泊3日で旅行に行かれる50代の女性の腰痛の治療を約束していた。
向こうではトレッキングも予約されており、「調子が良ければ無理をせずにやってみましょう」と伝えて、無理そうならばトレッキングには御主人のみ参加して、奥さまはホテルで待っておられるとのことだった。
先週来院された時にはやや軽度のぎっくり腰症状のため、キャンセルを考えられていた。取りあえずギリギリまで様子を見てから、キャンセル料が少ない段階でキャンセルしようと思われていたが、徐々に楽になられていき屋久島に行くことを2日前に決心された。
飛行機の搭乗時間も短かく、旅行先では温泉にも入れるとの事だったので、大丈夫なのではと思い、私から背中を押す形で旅行に行くことにされた。旅行先で腰痛が出ず、無事に帰られるのを心から祈るばかりである。
さて、今日は午後1時から、ひかり回線の接続工事があり業者の方が4時ごろまで接骨院に居られたので、交通事故と労災の書類の整理をしていた。夕方には妹が右足関節捻挫の治療に来て、超音波バス後、包帯とシーネ固定をした。
何だかんだで7時を過ぎ、家族で夕飯を食べていると、接骨院の電話が鳴り、「中学2年の娘が左手の甲に野球でデッドボールを受けて明日の朝にでも診て欲しいのですが」とお父様からの電話であった。「腫れているようなら固定することが大事なので今から来院して下さい」と伝えて、お互い食事中だったので、1時間後に来院して頂くことになった。
午後8時半頃にインターホンが鳴り治療室に行くと、以前にも来院した事のある娘さんが、お父さんと一緒に来院された。この娘さんは、私立中学の硬式女子野球部に所属していて、今日は午前中に紅白試合があり、11時頃にデッドボールを左手甲の第4,5中手骨部に受け、左手は握れたので12時まで試合を続け、30分程アイシングをした後、筋トレやミーティング等をしているうちに、夕方には左手が握れなくなってしまったようだ。
⇒(傷病名)左中手部打撲
患部にはかなりの腫脹があり、硬式ボールが当たった第4指のMP関節部分には内出血と傷があり、第3~5指が把握困難であった。第4指には軽度の軸圧痛が見られたものの、受傷から時間の経過と共に腫脹が増して把握困難になったもので、骨膜レベルの損傷は有ると思われるが、固定を2日間して月曜日の症状でレントゲン検査等の判断をする旨を伝えて、アイシング後シーネ固定を施した。
部活は先輩や顧問の先生の手前、痛くても我慢したり、無理をして怪我が重症化することも有りますので、痛ければ早めに患部のアイシングと高挙と適度な圧迫をしていただき、電話で連絡を下されば時間外でも対応致します。
もしも、外出中であれば、応急処置を指示しますので、自宅で待機して頂き時間を約束してから来院して頂く事も可能です。