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院長:佐藤和義
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TEL:0467-45-6700
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小児肘内障

小児肘内障の患者さん(2度目の受傷)

2013年09月11日|小児肘内障

 911日午前11時過ぎに2歳の娘さんのお母さんから電話が有り娘さんが肘を脱臼したようなのでこれから診て欲しいとの事。

 

間もなく娘さんを連れてお母さんが来院された。脱臼した後は泣いていたそうだが、来院時は泣きやんでいた。笑顔のかわいい女の子である。

 

既往歴を見ると今年の2月に同じ右肘の脱臼で来院されていた。私も年のせいか、2月に来院された時の女の子の記憶が曖昧で、お母さんから、「前回は主人が連れてきました」と言われて、2月の事を少しずつ思い出した。

 

その時はお父さんに抱かれて来院されて、受傷原因はお爺さんがお孫さんの右手を引っぱり脱臼されたのであった。

 

今回の受傷原因をお聞きすると、自宅で娘さんがお母さんの背中に乗ってきたため、床に落とさないようにゆっくりと降ろしていたら、最後に右手首を握って引っぱってしまったとのこと。

 

引っぱった時には右肘で音がしたとのこと。アンパンマンのおもちゃやプーさんのぬいぐるみで気を引きながら右肘の脱臼を整復したら、少しの間泣かれましたが、お母さんに小児肘内障について説明しているうちに、受傷した右手を使ってアンパンマンのおもちゃで遊んでいました。

 

上の娘さんは過去に5回以上脱臼されたそうで、今は5年生になり脱臼はしなくなりましたが、幼稚園の年少ぐらいまで脱臼していたと話して下さいました。

 

小児肘内障は、大人の肘関節の脱臼とは異なります。橈骨頭にある輪状靱帯の亜脱臼です。整復されれば治癒ですが、大人の肘関節脱臼では側副靱帯の損傷を伴い、不安定性が出れば手術するケースもあります。

 

柔道の吉田選手は柔道で投げられた時に手を着き肘関節を脱臼されて保存療法で経過を見られましたが、関節の不安定性が残り手術をされました。その後、総合格闘技で大活躍されたのは有名です。

 

少子社会になり小児肘内障は減少しておりますが、当院には定期的に来院されております。他に、肩関節脱臼、肘関節脱臼、指関節脱臼、顎関節脱臼足関節前方亜脱臼など。

 

<急患応需>

 

お電話の上、来院下さい。

 

0467-45-6700  大船接骨院


 
 
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