HOME > スタッフブログ > 脱臼 > 左足第1趾趾節間関節背側脱臼の患者さんが来院
2014年02月20日|脱臼
1月20日午後3時前に、午前11時頃にバイクで転倒されて、左足母趾と
と左足関節を負傷した患者さんが来院された。左足第1趾趾節間関節部
には、奇妙な横皺が出来ていて、末節骨が背側に転位していた。
脱臼に骨折を合併していることも考慮して、整復はせずに骨折・脱臼の
同意をお願いしているクリニックに診察を依頼して、レントゲン検査を
して頂いたところ、左足第1趾趾節間関節背側脱臼であった。
脱臼してから4時間以上も経過しており、やや整復に時間を要したが、
綺麗に左足第1趾の脱臼は整復され、整復されるとかえって足関節の方
が腫れも強く、痛みも強いとのことであった。
充分にアイシングをしてから、二つのシーネと包帯で固定を施した。
固定を施した後は、荷重歩行も可能であったため、松葉杖はせずに
サンダルをお貸しして帰宅された。
翌日、ご自分で革靴に電気のコードをクロックスのバンドのように着け
られ来院されたのだが、どうも足首が外側に傾き痛がるので、靴底を
拝見すると踵の外側がかなり減っていて傾くのが解った。
靴の修理をしてくれるお店を紹介するとやって頂けなかったそうで、
またご自分で踵も綺麗に修理されて来院された。
手先の器用さと物を大事にされる心使いに感動しました。
私も見習わなくてはと思った出来事でした。