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2014年05月01日|小児肘内障
今日の午前の診療時間中に昨日、旅行先でお父さんに両手首を持たれて高い高いをされた時に左肘関節脱臼(小児肘内障)を受傷した女の子とご両親が来院された。
初めての小児肘内障でご両親はとても心配そうであった。受傷されたのは昨日の午後3時とのことで、昨日遅くに帰宅されたため、今日の来院となったようである。昨日の受傷後から娘さんは全く左手を使っていない様子。
お母さんに抱っこをされた状態で、女の子には少しいやいやをされたが、音の出るアンパンマンのおもちゃやトトロの動くぬいぐるみで気をそらして、左肘関節の脱臼を回外法ですぐに整復した。
少しは泣かれてしまったが、「もう終わりました」と私が言うと「もう終わったんですか?」とお母さんが大変驚いた様子で言われた。
お父さんとお母さんには小児肘内障について模型を使ってご説明し、再脱臼しない様なお子さんのへの対応を促し治療を終えた。
帰りにはすっかり泣き止んで左手でお父さんの肩にしがみついている女の子はとても可愛ったです。お大事に。