HOME > スタッフブログ > 骨折 > 土曜日午後の急患で右橈骨下端部陥入骨折の患者さんが来院
2014年05月10日|骨折
土曜日の午前診療を終えた午後1時過ぎに、今朝の9時ごろに駐車場の車止めにつまずき転倒して、右手首を負傷された60代の女性から急患の問い合わせの電話が有った。丁度、午後3時半頃、ママさんバレーの練習前にテーピング固定をする約束をしていた方がいたので、その時間に合わせて来院して頂く約束をして、昼食に上がった。ちなみに、私は、接骨院上の4階に住んでいる。
食事の後、睡眠不足なため30分程度の昼寝をして(と言うのも最近娘が中学生になり、毎朝妻が5時半ごろに起きて娘のお弁当を作るようになったため、それにつられて私も6時前に起きてしまうようになったのです)3時過ぎに起きて、1階に降り患者さんを待っていると、間もなく先程の電話の女性が来院された。負傷原因等の話をお聞きしながらカルテ入力をして、傷病履歴を見ると、20年ほど前に左橈骨下端部骨折で来院されており、左腓骨下端部骨折での来院歴もあった。
待合室から治療室に入って頂き、右手首を拝見すると6時間以上も経過している事もあり、内出血と腫脹が強く、右手関節の掌・背屈に制限が有り、前腕の回外が困難であった。右橈骨下端部には限局性圧痛と短縮変形を認め、橈骨の短縮変形に伴う尺骨の亜脱臼の為、下橈尺関節部の疼痛を強く訴えられた。
時間的に骨折の同意を依頼しているクリニックが診療中だったので、診察を依頼したところ、X線検査上、右橈骨下端部の陥入骨折を認めた。また、橈骨下端部には掌側関節面にわずかな骨折線を認め、橈尺関節の離開も認めた。
アイシングを長めにして、固定材料を揃えてから整復固定を施した。先程の様な強い痛みは消え、とても楽になられたと喜ばれていた。
実は患者さんは医療関係者で、お勤めの病院にも整形外科が有るのだが、骨折の場合はギブスを巻かれて固まってしまうからと必ず当院に来院される。
しかし、お忙しくてなかなか通院が出来ず、概ね症状が取れたところで来院されなくなってしまう。もう少し機能訓練(リハビリ)のために通って頂ければ、もっと機能が改善すると思うのだが残念である。
これからはあまりお怪我をされない様に焦らずにゆとりをもったスローライフにされてはと思います。お大事に。
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