HOME > スタッフブログ > 骨折 > 接骨院内の工事に伴う夏期休診中に急患の患者さんが毎日来院
2014年08月14日|骨折
8月11日(月)から16日(土)の期間は当院の照明等のリフォーム工事に伴い
長期の夏期休診を頂いている。
工事は順調で15日(土)には概ね終わりそうではあるが、月曜日から毎日
1人は急患の患者さんの電話があり来院されている。
しかし、接骨院は工事中で使用が出来ないため、2階にあるコピー室で
用意しておいたテーピングなどで固定処置をさせて頂いている。
11日はゴルフの練習をし過ぎて60才代の男性が、右アキレス腱炎で来院。
また、フットサルをしている小学3年生の女の子が踵骨骨端炎で来院。
12日はブラスバンド部の女子中学生が左手関節捻挫で来院。
13日は50代の女性が介護の仕事でクライアントをベットから車椅子に
移乗させる際に腰を捻って左下腿部に神経痛症状を訴え来院。
そして今日の14日午後2時過ぎに、以前腰痛で通院歴のある70才代
の女性が雨に濡れた歩道橋の上で足を滑らせ転倒し、右橈骨遠位端部
の骨折をされて、すぐにご主人から電話を頂いた。
明らかに奥さまの右手首は変形していて相当に痛がっておられるご様子。
ご主人もかなり焦っておられるのがわかった。
接骨院が工事中で治療はして差し上げたいが、固定材料も取り出せない
状況なので、近隣の病院の地域連携室に連絡をとりご紹介しようとした
ところ、現在70人待ちとのこと。
患者さんが待合室で固定もせずに何時間も待たされては、痛みに耐えられ
ないと思い、また雨の影響でタクシー会社と電話が繋がらないそうなので、
妻と応急処置の材料を持って自家用車で迎えに行き病院へ送ることにした。
患者さんは大船駅西口側のマンションにお住まいで場所がわかったため、
10分も掛からずに到着した。
患者さんに後部座席に乗って頂き、患部を見ると右橈骨遠位端部骨折
(コーレス骨折)の短縮騎乗変形に伴い尺骨の脱臼も著明であった。
車を路地の左側に停めて、シーネを前腕から肘関節に合わせて成形し、
肘関節と手関節を包帯固定し、骨折部がアイシング出来るように有窓式固定
にした。
自宅からアイスパックを持って来てタオルで包み患部に当ててアイシングを
しながら妻の運転で病院へと向かった。
間もなく病院に到着し、手術の可能性が高い旨をご説明し、待合室で待って
頂くようにお願いして病院を後にした。
帰宅後の午後7時過ぎに先程のご主人から電話を頂いた。
検査等でかなり待たされてしまったようで、今帰られたとのこと。
(約4時間以上が過ぎていた)
担当医師には手術を勧められ、手術が混んでいるため来週の20日に入院し、
翌日の21日が手術で、入院は約1週間の予定とのこと。
手術に抵抗感を持たれていたので、暑い夏のこの時期に長期間の外固定
ではあせもやカブレも大変なので外固定の期間も短い手術をされた方が
宜しいのではないかとご説明した。
また、退院後は当院でのリハビリを希望して下さったので、月末には超音波
バスでの機能訓練等が可能ですので来院頂ければと思います。
くれぐれもお大事になさって下さい。
大船接骨院 佐藤和義