HOME > スタッフブログ > 足関節捻挫 > 帰宅途中に妻から右足関節捻挫(前距腓靱帯損傷)の急患のメール
2014年10月12日|足関節捻挫
今日は、日本超音波骨軟組織学会が東京ビックサイトの国際展示場であり、午前9時半から午後4時半までの長丁場であった。帰りは、りんかい線で大崎まで行きJR湘南新宿ラインで大船へ向かった。大船には5時45分ごろに着く事を妻にメールして、大船に着いて携帯を見ると着信とメールが1件。妻からで急患の患者さんが、鎌倉からこちらへ向かっているとのこと。帰ってから妻に患者さんの様子を聞くと、市民運動会で女性が足を捻挫されたらしい。車で来るので混んでいるとかなり時間がかかるかもしれないと言われ、二人で接骨院の前から通りの先を眺めつつ、もうすぐ6時45分になるがなかなかお見えにならないので、明日の台風情報でも観ようかと待合室に入ると、御主人につかまりながら奥さまが左足でケンケンをして入って来られた。それに続き息子さんと娘さんも入って来られた。
やはり連休の中日で道が混んでいたらしく、小袋谷の交差点でかなり時間が掛かったそうだ。すぐに治療室に入って頂き、左右の足関節を比べてみると、それ程の強い腫れはないが、右足関節の外側の前距腓靱帯にかなりの圧痛と熱感を認めた。
☞右足関節捻挫(前距腓靱帯Ⅰ度損傷)
底屈は不充分で、背屈は困難であった。受傷の様子を聞くと、午前11時にボールを運ぶ競争でゴールの際にゴールテープが高い位置に有りそれを跳び越え着地した時に右足首を内返しに捻ったようだ。その後は痛みもなく運動会にそのまま参加されたが、午後3時頃の終了時には足を引きずるようになり、帰宅後の4時半ごろに自宅で洗濯物を取り込んでいると、痛みが強くなられたそうだ。仕事中のご主人に帰ってきてもらい、ネットで急患応需の当院を検索されてお電話を下さったということだった。
足関節捻挫で受傷時の外力が小さく、靱帯の損傷も軽度であっても、アイシングや固定等の急性期の応急処置がなされないと、患部の炎症症状が強くなり足が着けないほどの痛みになってしまう場合があります。
この方は背屈が困難で距骨の前方亜脱臼を認めたので、足関節の底背屈時の写真を撮って整復前と整復後を見てもらったところ、大変驚かれていた。鎌倉の方だったため、当院に通うのも大変だろうと思い、明後日から鎌倉の兄弟子の接骨院に通院されるように勧めたところ、息子さんが前にかかられていたそうで、連絡をしておくので安心して下さいと伝えた。その後、長めにアイシングをしてシーネ固定をしたところ、足を着いて娘さんの肩を借りながら帰られた。
待合室でご家族を見送っていると「お休みのところ本当に助かりました」と言われ、なんだか照れくさく、学会で疲れてはいたが、疲れが吹き飛ぶぐらいに嬉しく思った。くれぐれもお大事になさって下さい。
余談だが、昨日は妻と久しぶりに映画を観に行った。
「アバウト・タイム」―愛おしい時間について―という、
ラブストーリーで少しコメディの不思議な映画だったが、
とても良質な映画でまた観たいと思いました。おススメです!
大船駅東口徒歩1分
急患応需
☎0467-45-6700
大船接骨院