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マレットフィンガー

右手中指の腱性マレットフィンガーの患者さんが来院

2015年02月02日|マレットフィンガー

 昨年の12月20日にソファーのカバーを掃除して、ソファーにカバーを押し込んでいた際に右手の中指を突き指して、腱性マレットフィンガーになられた50代後半の患者さんが来院された。

受傷されてすぐにご自宅の近所の整形外科を受診されて、レントゲン上は異常がなく、腱性マレットフィンガーの診断を受けられた、その後は装具固定をされ週に1回程度の通院をされて約6週間で固定を除去されたとのこと。

先生からはその際に「これで良くなるも悪くなるもあなた次第です」と言われたそうで、何のリハビリもなく治療は終了してしまったご様子。

 

右手の中指のDIP関節はわずかに伸展が不充分で、屈曲が出来ず使い辛いうえ、浮腫と発赤で鈍い痛みもあり、お困りの様子でした。(下記の写真)

 

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DSC03094.JPG

 

6週間の固定期間にしては、DIP関節の伸展はある程度伸びており、全日の固定を除去して夜間固定をせずにいると、すぐにDIP関節が屈曲変形してしまう方が多いにもかかわらず、幸いにも強く握られたりせずに週末を過ごされたようで、曲げ辛さと浮腫、発赤からくる鈍痛に悩まされているとのことであった。

 

治療としては屈曲制限と浮腫、発赤を軽減させるために超音波バスでの温浴後にアイシングをする、温冷交代浴を施行。

患者さんの指先にフィットするプラスチックシーネを作成し、夜間はご自身でプラスチックシーネを伸縮性テーピングで固定していただき、日中は伸縮性テーピングでの固定で過ごしていただくようにお願いした。

 

せっかくのお正月も無理をして装具固定の圧迫に耐えられて、可なりの痛みとストレスがあったそうで、頑張って装具固定を外さずに過ごされたとのことであった。しかし、その甲斐があってDIP関節が伸びたので取り敢えず良しとしましょう。

 

恐らく私より背が高く、手の大きな方なので、装具のサイズが合っていなかったのかもしれません。昨年も同様の症状の方が、2名来院されました。指先への循環障害が生じて浮腫と発赤が生じてしまったケースですが、浮腫も発赤も改善しますので、心配は要りません。

 

通常、腱性マレットフィンガーは固定期間中も殆ど痛みはなく苦痛なく過ごせます。固定が患者さんの手の大きさに合っていれば良いのですが、きつくて圧迫感があるようですとうっ血してしまい痛みが伴ってしまいます。

 

その様な場合には屈曲拘縮(屈曲制限)が生じやすいので注意が必要です。リハビリに余計な時間が掛かってしまいますので、担当医が痛みを訴えても聞き入れて下さらない場合には、転療をおすすめします。

 

 

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☎0467-45-6700

 

大船接骨院

 

 

 

 


 
 
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