スタッフブログ

HOME > スタッフブログ > 膝関節捻挫 > バスケットボールで左膝を負傷した20才男性が急患で来院

カテゴリ一覧
月別一覧
医院案内
院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

膝関節捻挫

バスケットボールで左膝を負傷した20才男性が急患で来院

2015年05月08日|膝関節捻挫

今日は午後の始まりは空いていたが終わりごろに患者さんが集中して、午後の診療を終えたのは20時を過ぎていた。自宅の4階に帰り入浴の準備をしていたところ、20時30分過ぎに接骨院の電話が鳴った。

 

毎週金曜日に一般開放で中学校の体育館を借りてバスケットボールをしているクラブチームの代表の方からの電話だった。「今バスケで足を捻ったメンバーがいるからこれから診てくれますか?」とのこと。すぐに来院下さるようにお伝えして、1階の接骨院に降りて待っていると間もなく車でお二人が到着された。

先に代表の方がナンバーリングを着たまま待合室に入られて、後から患者さんである若い男性が特に足を引きずる様子もなく入って来られた。

 

私は電話の様子で足首の捻挫かと思っていたのだが、負傷原因を聞くと左足を軸にして右側の味方にパスをする時に左膝を強く捻った様子だった。2か月前にも左膝を捻挫して整形外科で内側側副靭帯の損傷と診断され、脚の付け根から足首までギプス固定をされてしまったそうで、仕事にならないため1日で取ってしまいその整形外科には1度しか行かなかったとのこと。

 

半年以上前に右膝もバスケットボールで負傷されていて、整形外科で内側側副靭帯損傷(部分断裂)の診断を受け、MRI検査もされていて現在は治っていて特に支障はないとのこと。

自発痛はあまり無いそうだが、左右の膝を比べてみると右膝よりも左膝の方が明らかに腫れており、膝蓋跳動を認めた。2か月前に捻挫をされてからバスケの時にはサポーターはされていたようだが、治ってはおらず無理をしてバスケをされていた様子だった。また、アイシングもされていたそうだが、2か月前からの腫れが残っているようで、新鮮な腫れではないのが推察された。

左右の側方動揺テストでは右膝は殆ど陰性であったが、左膝は右膝よりもやや側方動揺を認めた。☞内側側副靭帯損傷を示唆する外反ストレステスト陽性

内側側副靭帯損傷がまだ治らないうちに再受傷されたものであろうと思い、左右の膝の可動域制限を確認すると左膝は屈曲も伸展も右膝ほど充分には出来ず、可動域制限を認めた。

 

念のため、前方引き出し徴候のテストをすると左膝は明らかに陽性で前十字靭帯の損傷(断裂)が疑われることを患者さんにお伝えした。バスケのご友人にも前十字靭帯を断裂した方が何人かいるとのことで、お仕事がフォークリフトの運転や運搬作業ということなので、可なり仕事にも支障を来たすため、暫くはバスケが出来ないことをお伝えした。

 

アイシングをやや長めにしてテーピングと包帯固定を施し、地元の方ではなかったので仕事場かご自宅の近くの整形外科でMRI検査を含めた診察を受けるようお伝えして治療を終えた。

 

私もバスケを中学1年から約15年以上プレーしていたが、25才頃に母校の大船中学の体育館でクラブチームの練習中にレイアップシュートの二歩目の踏み切りの際に左足でディフェンスの足を踏んでしまい、左足首の重篤な捻挫(靭帯損傷)をしたことがある。それからはバスケのプレーの際には左足首に錦織圭選手がしているようなアンクルサポーターかテーピングが必要になった。

その翌年には友人の鎌倉高校のOBチームの練習に参加していて、ストップターンの際に右膝の内側半月板がロッキングしてしまい、自然にロッキングは解除されたのだが、この右膝関節の内側半月板損傷が回復しても、その後のバスケでは右膝にもサポーターが欠かせなくなってしまった。痛みもなく違和感だけしかないのだが、恐怖心はどうしても残ってしまった。

それからは以前のようなバスケのプレーが出来なくなり、仕事も忙しくなったため徐々にバスケットボールから遠ざかっていった。

 

しかし、仕事が大事とは言え、まだ患者さんは20才ですから治療とリハビリを頑張って、バスケにもぜひ復帰して欲しいと思います。

くれぐれもお大事に。

 

大船駅東口徒歩1分

急患応需

大船接骨院

☎0467-45-6700

 


 
 
診療時間