HOME > スタッフブログ > 小児肘内障 > 夜間に小児肘内障(肘の脱臼)の3才の女の子が来院
2015年08月28日|小児肘内障
午後8時に仕事を終えて4階の自宅に戻り、普段なら先にお風呂に入るのだがお腹が空いていたので食事を先にして、テレビを観ていると接骨院の電話が鳴った。
急患の電話で娘さんがお父さんと遊んでいて、急に左手を痛がり泣いているとのこと。お母さんからの電話での説明を受けて、
「肘の脱臼のようですので、すぐにいらして下さい」
と伝えて1階の接骨院に降りた。
少し待っていると午後9時半過ぎに小さな女の子2人がお母さんとお父さんに連れられて来院された。
お姉ちゃんの方は左腕に三角巾をしており、かなり泣き疲れた様子だった。
私はすぐにしゃがんで「お名前は」と聞いて、娘さんが名前を答えた後に「年齢はお姉ちゃんが3才で妹さんが2才かな」と言うと大正解でした。
ご両親に負傷の原因をお聞きすると、お父さんの曲げた両膝に娘さんが足を乗せて、両手を持って回転させるというちょっとアクロバティックな事をしておられたようで、
「恐らく左手側に強く引かれる力が加わってしまい左肘が脱臼したのでしょう」
とご説明して、いつものように整復動作に入る前に音の出るアンパンマンのおもちゃと振動するくまのプーさんの人形であやしたのですがこれは不発でした。
左手を少し持っただけで泣きそうな表情となり、回外法ですぐに整復されたのですが大泣きでした。
ごめんなさいね。痛みを最小限に整復したのですが、初めての肘の脱臼(小児肘内障)では無理も有りませんね。それでも、すぐに泣き止んでお父さんの太ももに左手を着いて体重を支えていたので、その様子を見てご両親も安心されておりました。
それからご両親へ肘の脱臼(小児肘内障)に関する、諸注意事項をご説明して、
帰りがけに3才の娘さんはお父さんに抱っこされて、右手でつかまりながら治った左手でバイバイをしてくれました。
また肘を脱臼しないように気を付けて下さい。お大事に。
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急患応需
大船接骨院
☎0467-45-6700