HOME > スタッフブログ > マレットフィンガー > 腱性マレットフィンガーの46才男性が完治
2016年03月23日|マレットフィンガー
昨年11月8日に左手薬指の腱性マレットフィンガーを受傷され、11月19日に他医より転療された男性患者さんが1月20日以来であったが、3月23日朝8時ごろの診療前に来院されました。
東京武蔵野市から出勤前の早朝に通院頂き、経過も良く1月27日から1週間程度の海外出張とお聞きして、暫く来院されていなかった為、もう来られないのではと思っておりました。しかし、約2か月間体調を崩されていて通院ができなかったとのことでした。
今日来院されたのは、完治しているのかを確認して欲しいという事でした。
以下が患者さんの治療経過です。
昨年の11月19日の初診時に他医での装具固定を当院のシーネ固定に変更して、負傷から47日目(約6週間)の12月18日(下記の写真参照)に伸展の維持が可能となり入浴を許可しました。
下記が1月5日【負傷から65日目(約9週間)】の写真です。伸展は良好です。
上記のように左手薬指の屈曲は右に比べ不充分です。
下記が3月23日【137日目(約19週間)】の来院時の写真です。
伸展も屈曲もほぼ正常に近い状態です。伸展は健側がやや過伸展されるタイプの方なので、これからも改善することをお伝えしました。ところで、患者さんが負傷された原因は夜寝ている間にどこかにぶつけて、朝起きたら左手の薬指の第一関節が曲っていて伸びなかったとのことでした。今後はくれぐれも気を付けて就寝してください。お大事に。
腱性マレットフィンガーでは些細な外力でも伸筋腱が断裂して、第一関節が屈曲してしまい自動伸展が出来なくなります。痛みは軽度か無い場合も有り、受傷された瞬間をご自身で気づかれないこともしばしば有ります。
現在、骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんを含めて、マレットフィンガーの患者さんが約20人通院されております。
マレットフィンガーは適切な固定処置とリハビリをすれば、時間は掛かってもそれほど後遺症は残らない疾患です。
サイズの合わない装具や第二関節(PIP関節)を含めたアルフェンスやプラスチックシーネなどで固定をされた場合には、受傷していない第二関節(PIP関節)まで可動域制限が生じてしまいます。
病院での初期治療に疑問を持たれていたり、充分な治療方針が示されないまま、ただ固定だけをして約6~8週間経過してしまいますと、拘縮症状により治療が長期化してしまいます。治療が半年から1年以上要する方もお見受けします。
マレットフィンガーでお悩みの方は、遠慮なくお電話でご相談ください。
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