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2016年06月21日|足関節捻挫
6月20日(月)午後、6月18日(土)夕方頃に駅のホームの下り階段の最後の一段を踏み外してしまい、左足関節を捻挫された20代の女性が来院されました。
下記の写真のように左足関節の①最大底屈が不充分で②最大背屈制限は著明でした。
①
②
荷重歩行痛は軽度でしたがやや跛行があり、仕事が保育士さんのため、就労時はかなり辛いご様子でした。
取り敢えず距腿関節部の距骨亜脱臼の整復を施行しました。
下記の写真が整復後の①最大底屈時②最大背屈時です。
①
②
整復後は底屈・背屈共に制限は消退しております。
この距腿関節の距骨亜脱臼はレントゲン検査では骨に異常が無いからと捻挫(靭帯損傷)で片付けられてしまいます。症状によっては簡単な固定をされることも有りますが、殆どの場合湿布で様子をみて下さいと言われて終了です。
しかし、距骨の亜脱臼を整復をせずに済ませてしまうと、後遺症に至ってしまうことが多々あります。
☞ 足関節の底背屈制限の残存により正座やしゃがみ動作が困難となる。
捻挫は傷病名として使用されてはおりますが、実際には靭帯の断裂、関節包の損傷、筋・腱の損傷等を含んだ病態の総称になります。
捻挫は軽傷と思って放置せず、整復後の一定期間の固定処置、物理療法、手技療法、機能訓練(リハビリ)が必要不可欠です。
症状が軽くても捻挫を繰り返せば関節が不安定な状態に至ってしまいます。
後遺症を残さないためにも、早めの受診をお薦めします。
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