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2016年08月19日|脱臼
午前中の10時過ぎに「転倒して右肩を脱臼したようなので」と40代の女性が来院されました。右腕は全く動かせない様子で初診申込み用紙にも記入が出来ず、受付さんが代筆しました。
子供の頃に肘の脱臼(小児肘内障)の経験があるそうですが、 今回が初めての肩関節脱臼とのことでした。
丁度、患者さんが空いてきたところだったので、すぐに治療室に入って頂きベッドへ上向きに寝て頂きました。そして、整復する模様をデジカメで動画撮影させて頂きました。
患者さんが「整復は痛いですか」と聞かれたので「昨年受講したセミナーで習得した、ほとんど痛みの無い整復をします」とご説明して、呼吸法でリラックスさせながら、整復を行いました。驚いたことに、整復動作を始めてからわずか10秒ほどで整復を終えました。
☞ 今までは挙上法(ゼロポジション法)で整復をしていて、30秒から1分ぐらい
は時間を要していたと思います。これも呼吸法を使い、ほとんど無痛で整復
は出来ていました。
以前、急患で早朝に来院された女性は習慣性(既往歴5回)の右肩関節脱臼でしたがゼロポジション法ですんなり整復されました。その際に「今までで一番痛くなかったです」と言われたのは印象的でした。
脱臼の整復では患者さんの緊張状態をいかにリラックスさせて、身を任せて頂けるような状況を作るのが大切ではないかと思っております。
幸い患者さんはレントゲン検査上、明らかな骨折の合併も無く、固定処置をしたら痛みは殆んど消退したとのことでした。
暫く利き手が使えず不自由だとは思いますが、初期の安静はとても大事です。再脱臼をしないように気を付けて生活して頂き、習慣性にならないようにしっかりと治療しましょう。くれぐれもお大事になさって下さい。
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