HOME > スタッフブログ > マレットフィンガー > 千葉県から通院頂いた腱性マレットフィンガーの女性の経過
2017年11月01日|マレットフィンガー
平成29年10月31日、50代女性の腱性マレットフィンガーの患者さんの治療を終えました。
負傷年月日は平成29年2月15日で負傷の原因は、自宅の玄関で買い物の荷物を持ったまま足を滑らせ転倒され、右手小指を玄関のコンクリートと買い物の荷物に挟み負傷されました。
痛みがあまり無かったためしばらく様子をみられて、3月3日頃に近くの開業整形外科を受診されました。 ☞ 受傷から約2週間(17日間)経過しています。
レントゲン検査で骨折はなく、腱性マレットフィンガーの診断を受け4月28日まで装具固定をされました。 ☞ 57日間 8週間と1日の全日固定です。
その後、5月~6月は夜間固定をご自分で継続され、日中はテーピングをされていたそうですが、パートで本の梱包作業をされていて、家事などの負担も有り、中々改善がみられず6月27日に来院されました。
下記が来院時の外観です。
第一関節の伸びは-20度ですが、ご覧のように屈曲制限が第一関節、第二関節、第三関節に及び生じており、手の平に指先が着かず、浮腫、発赤も認められます。
4ヶ月以上が経過しており、これではお困りでしょうと陳旧性マレットフィンガーの治療方針をご理解頂けるようにご説明し、詳細な資料もプリントでお渡ししました。
通院に片道約1時間半は掛かるということでしたので、2週間に一回のペースで通院頂きました。
下記が最終日の10月31日の外観です。
第一関節(DIP関節) 伸展 -20度→-3度 屈曲 42度→60度
第二関節(PIP関節) 屈曲 75度→90度(健側と同じ)
第三関節(MP関節) 屈曲 85度→95度(健側と同じ)
【治療期間 約4カ月・治療日数 9日】
経過も良く、最終日には当初あった屈曲時の痛みも消えて、日常生活には支障がなくなられたとのことでした。可動域制限は残しておりましたが、今後も可動域訓練を継続頂ければ、もう少し屈曲の改善が見込めることをお伝えして治療を終了しました。
遠方より、通院頂きお疲れ様でした。これからはお怪我されないように、気を付けてお過ごしください。お大事に。
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