HOME > スタッフブログ > マレットフィンガー > 右手第3指腱性マレットフィンガーの40代女性の経過①
2017年12月21日|マレットフィンガー
11月23日にバレーボールのブロックの際に負傷された右手第3指腱性マレットフィンガーの40代女性が、翌日の11月24日より通院されております。
負傷後ご自宅の部屋でスマートフォンを使って、負傷された指を撮影されたということで、見せて頂きました。下記がその写真です。
約80度の屈曲変形を呈しております。
1日置きに週3日通院頂き、負傷から3週間と5日(26日間)が経過し、伸展の維持が可能になりました。下記の写真が負傷から26日目になります。
経過は良好ですが、まだ固定は24時間します。今、固定を外せば、また第一関節は屈曲してしまいます。6週間でシーネ固定を除去し、16時間はテーピング固定に変更出来そうです。夜間固定は8時間のシーネ固定を継続しますが、6週からは毎日シーネ固定を外して入浴が可能になります。
少しずつリハビリをしながら、固定をする強度や時間を徐々に減らしていく事がとても大切です。年齢的にも40代の前半ですから、ほぼ完治します。
腱性マレットフィンガーは整形外科では初診時に完治は難しいと言われてしまう患者さんが殆どです。
それは
① 患者さんの指に合っていないプラスチックシーネ、装具、
アルミシーネ固定などの固定具の不良。
② 第二関節が曲げられない固定範囲・不適切な固定期間。
☞ 約6~8週間の全日の固定期間が必要。
③ 夜間固定が全く無し、または短期間の夜間固定。
④ 空き過ぎる通院間隔(初診の次は4~8週間後に再診)等に
問題が有り完治が難しくなってしまうのです。
⇒ これは保険診療上、致し方がないことではあります。
先週も、今週もお二人ずつ4名の患者さんが来院されました。
昨日千葉県から来院された40代女性の患者さんは、16日(土)にドッヂボールで小指の腱性マレットフィンガーを負傷され、救急病院でアルミシーネの応急処置後、18日(月)に近所の開業整形外科を受診されました。上下で挟むタイプのプラスチックシーネをされましたが、あまりの痛みで救急病院のアルミシーネにご自分で巻き換えて来院されました。しかも、開業整形外科では次回の再診は8週間後と言われたそうです。
この患者さんように痛みの無かった腱性マレットフィンガーが、固定をしたら痛みが出てしまうというのは、とても問題が有りますので、指先に血流障害が生じる前に固定は外されて、テーピング等で痛みのない状態にされて、第一関節のみを固定してそっとしておきましょう。
さて先程の患者さんのように、当院に初めから来院される腱性マレットフィンガーの患者さんは少なく、遠方にお住まいで他医より転医される方が殆どです。幸いJR大船駅経由の通勤途中の早朝に週3日通院出来るので、9人制のママさんバレーボールへの完全復帰を目指しております。
実は負傷後すぐに大会があり、セッターのポジションでメンバーの人数も9人ぴったりのため、固定をしたまま出場されました。幸い!?試合には負けられて、続く次の大会には出場できなかったのでほっとしました。
もうすぐクリスマスにお正月ですが、年末年始にはご自分でテーピングを外して、毎日お風呂で腱性マレットフィンガーのリハビリが出来ます。来年のバレーボール復帰を目指して頑張りましょう!
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