HOME > スタッフブログ > マレットフィンガー > 左手第5指腱性マレットフィンガーの患者さんがほぼ完治
2018年05月02日|マレットフィンガー
本日、東京都港区から左手第5指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)で来院頂いていた50代の男性が負傷から88日間の3ヶ月未満の短期間で治癒されました。
平成30年2月4日、外出中に荷物に突き指をされて負傷した際には痛みが無く、歩行中に左手第5指の第一関節が屈曲していることに気づかれたそうです。翌日に近くの開業整形外科を受診され、レントゲン上は骨折が無く、腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の診断を受け、アルフェンスとテーピングで固定されました。下記が2月8日の来院時の外観です。
写真のような第一関節の過伸展固定ですが、第二関節の屈曲は無理なようです。この状態で6~8週間の固定をしてしまうと、第二関節の屈曲制限が生じてしまい大変危険です。
第二関節がほぼ完全屈曲可能なプラスチックシーネに固定を変更して、超音波バスの温熱療法等を施行しました。週に1回の通院をお願いして、当院の初診からの通院期間は84日間で、通院回数は13日でした。
5月2日治癒時の関節可動域は下記の写真です。
患者さんの健側の右手第5指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと
第一関節は最大屈曲95度、第二関節の最大屈曲95度でした。
(一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。)
最終日の左手第5指関節の可動域は
第一関節は最大屈曲90度、第二関節の最大屈曲95度でした。
まだ、組織の肥厚が有るため指の背側が太いですが、今後も数ヶ月にわたり組織の修復(リモデリング)があり、ほとんど気にならない状態に変化することをお伝えしました。お仕事が忙しい中、早朝に遠方より通院頂きお疲れ様でした。
通常ならば4~5ヶ月の治療期間を要す年齢の患者さんでしたが、細胞がお若かったのかと思います。過去には中学生から20代の患者さんが3か月以内に治癒されたことがありました。
50才以下の腱性マレットフィンガーは概ね完治する疾患です!
50才~60才ぐらいの方でも、適切な固定と固定期間及び早期からの物理療法を行なえば、日常生活に支障のない8割以上の機能的改善が可能です。
現在、年齢は13才~70才、29名(30指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは3名通院中)
一番遠い方は山梨県の方です。
埼玉県さいたま市浦和区・上尾市・川越市
千葉県佐倉市・木更津市・習志野市・市川市
東京都港区・豊島区・大田区・渋谷区・府中市・八王子市
県内は鎌倉市・横浜市・逗子市・藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・川崎市・横須賀市
足柄下群湯河原町・相模原市
と広範囲の地域から来院頂いております。
最近の約5年で腱性マレットフィンガーの来院患者さんは180人を越えました。
腱性マレットフィンガーでお困りの方は、受傷からの経過をメモ書きにしてお持ち頂ければ幸いです。特に予約は要りませんが、来院される場合には一度ご連絡いただき、来院される日時を電話かメールでお知らせ下さい。。宜しくお願い致します。
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