HOME > スタッフブログ > マレットフィンガー > 埼玉県から来院された腱性マレットフィンガーの男子中学生が完治
2018年07月20日|マレットフィンガー
4月17日に中学校の部活でバスケットボールのプレー中に、パスを受けて右手第4指腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)を負傷した、中学2年の男子学生が7月19日に完治し治療を終えました。
地元の総合病院を受傷当日に受診され、レントゲン検査上骨折は無く、右手第4指伸筋腱断裂(腱性マレットフィンガー)の診断を受けられ、アルフェンスで固定処置をされました。
下記が4月20日来院時の外観です。
アルフェンス固定の上側の部分に伸縮性テーピングは巻いていたのですが、上から巻かれていたテーピングや伸縮性包帯によって、中節骨の背側が強く圧迫されておりました。ご覧のように窪んでしまっており、内出血も見られます。可なり痛みがあり数日我慢されていたそうです。
これでは可愛そうなので、プラスチックシーネで第一関節(DIP関節)のみの固定に変更しました。
早期にバスケの部活へ完全復帰されたいようでしたが、右利きならば苦手な左手のドリブルやシュートを練習する良い機会と考えるように促して、相手と接触するような3対3やゲーム形式の練習以外はほぼ許可しました。
因みに私も中学時代(13才~30才くらいまでバスケをしておりました)に足関節の捻挫で何度も部活を見学した経験が有り、休みたくない気持ちは痛いほど理解できました。
治療期間中のバスケでの再受傷に気をつけながら、経過も良かったので6月中旬には日常生活の固定を除去し、伸縮性テーピングで固定をしながら、全てのバスケの練習を許可しました。
利き手の第4指だったのでシュートの感覚が戻るのに少し時間を要しましたが、徐々に可動域制限が改善され、シュートの感覚も戻っていきました。
幸い、成長期の中学生で経過も良く下記のように完治しました。
患者さんの健側の左手第4指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと
第一関節は最大屈曲90度、第二関節の最大屈曲105度でした。
一般的な平均値は第一関節は80度、第二関節は100度です。
7月19日患側の右手第4指の第一関節と第二関節の可動域を計測しますと
第一関節は最大屈曲90度、第二関節の最大屈曲105度でした。
アルフェンスが当たっていたため屈曲痛を残していましたが、伸展も上記写真のように左右共0度で、屈伸制限もなく完治しました。
負傷から治癒まで94日間(約3ヶ月)かかりましたが、
当院への通院期間は91日間でわずか11日の通院でした。
最後に私が『バスケ頑張ってな』と言うと、本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれました。これからも出来るだけ怪我をしないように、バスケの部活に励んでほしいと思います。
現在、当院には年齢は37才~70才、20名(21指)の腱性マレットフィンガーの患者さんが通院中です。(骨性マレットフィンガーのオペ後の患者さんは4名通院中)プロのカメラマン、電気工事技術者、内装業、システムエンジニア、保育士など多業種の患者さんと趣味でギターを弾く方が数人通院中です。
現在通院中の患者さんで
一番遠い方は栃木県宇都宮市の方です。
山梨県
静岡県田方郡
埼玉県さいたま市
東京都港区・豊島区・中野区・府中市・八王子市
県内は鎌倉市
横浜市(戸塚区、西区、瀬谷区、都筑区、磯子区、神奈川区)
藤沢市・平塚市
相模原市
と広範囲の地域から来院頂いております。
6月は9人の腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)の患者さんが治癒しました。
腱性マレットフィンガーは誤った初期治療さえしなければ、50歳以下の方なら、90%以上治る(=可動域の改善)疾患です。40歳以下の方はほぼ完治が見込めます。
50歳~70歳の方でも 日常生活には支障のない機能的改善が見込めます。
当院はJR大船駅から徒歩1分で、大船駅は湘南新宿ラインなどのアクセスも良いため、遠方から来院される患者さんが多い接骨院です。
腱性マレットフィンガー(伸筋腱断裂)や骨折後の手関節、手指の関節可動域制限、足関節周辺の捻挫や骨折後の可動域制限等でお悩みの方は、遠慮なく下記の電話番号かメールにご連絡ください。
被害者救済の立場から、
交通事故の頸椎捻挫(むち打ち症)や腰椎捻挫、打撲傷、関節捻挫(靭帯損傷)等の治療も医科と連携をとって適切に対応しております。遠慮なくご相談ください。
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