HOME > スタッフブログ > 小児肘内障 > 二日続けて右小児肘内障(右肘関節脱臼)の3才の男の子が来院
2018年09月15日|小児肘内障
9月14日の午前中の診療を終え、事務処理をしていると12時30分に接骨院の電話が鳴りました。
「〇〇ですが、子供が小児肘内障になったので診てもらえますか?」
「20分くらいかかると思いますが、よろしいですか?」
「大丈夫ですよ。車でしたら接骨院の前に停めて下さい」と伝えて待っていました。
患者さんの名前をパソコンで検索すると、以前も通院歴のある男の子でした。
履歴を見ると右の小児肘内障のみ4回の通院歴が有りました。
下記の写真は、昨年の12月22日の2才の時の来院時です。
およそ15分程で到着され、もう一人の1才のお子さんが後部座席に乗っていました。
小雨が降っていたため、私が傘をかざしている間に下のお子さんをお母さんが抱っこして、患者さんであるお兄ちゃんは助手席に乗っていたので、シートベルトを私が外し、お母さんがチィルドシートから降ろしました。「歩けるでしょ」のお母さんの声に導かれ、大泣きのお兄ちゃんと待合室へぞろぞろと移動しました。
お母さんに負傷の原因をお聞きすると、1才と3才のお子さんを本郷台のアースプラザへ連れて行き、遊んでいたところ寝転がっていたお兄ちゃんの右手首を引っ張って起こそうとした時に、右肘関節脱臼(小児肘内障)になってしまったそうです。お母さんが息子さんの右手を引っ張った際には、脱臼した音(感触)が確かに伝わってきたそうです。
今年に入り3月30日にも来院されており、約半年ぶりの来院でしたが、だいぶ大きくなった感じで成長の早さに驚きました。
大泣きで、すぐに外に出たがり危なかったので、初診申込み用紙の記入は後にして、診察室に入っていただきすぐに小児肘内障の整復をしました。大きな泣き声で整復音は聞こえませんでしたが、指先にはしっかりと整復音を触知しました。
新入りのおもちゃの、てんどんまん、コキンちゃんであやしても泣きじゃくる状態で、早く帰りたいと泣き止まずにいたのですが、待合室の椅子に座っておもちゃを触っているうちにやっと泣き止みました。
「また、脱臼しないように気を付けて下さい」「特に脱臼した後は脱臼しやすいですから」とお母さんに伝えて、治療を終えました。
翌日の土曜日は、予約で早朝の7時30分から小学生の左第5中足骨不全骨折の男の子を治療し、8時からはお仕事前の陳旧性腱性マレットフィンガーの男性を治療しました。
最近の土曜日は9時から10時30分までがとても暇で、10時30分以降に患者さんが集中しております。
土曜日は早めに来院頂くと待ち時間が少ないので、時差通院にご協力いただければ幸いです。
さて、この日も10時30分を過ぎると急に混み始めて、11時30分にお約束していた右膝蓋骨不全骨折の患者さんには、大変お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。
最後の患者さんがお帰りになり、片付けを終えたのは13時を少し回っていました。事務処理を受付の妻としていると、接骨院の電話が鳴りました。
昨日の男の子がつい先ほど同じ右肘を脱臼(小児肘内障)したとの連絡でした。
すぐに来院いただくように伝えて、間もなくお父さんがお兄ちゃんを抱っこして、お母さんが下のお子さんを抱っこして来られました。
お父さんが大泣きのお兄ちゃんを抱っこしたまま、すぐに診察室へ入ってもらい、負傷の原因をお聞きしました。
イトーヨーカドーでごろんと寝ていたお兄ちゃんを起こそうとして、お父さんが右手首を引っ張ってしまったようでした。
すぐに整復をして、泣いているお兄ちゃんに「もう入ったから大丈夫だよ」
と言っても泣き止まないのですが、、、
お父さん、お母さんに「4才になれば殆ど脱臼しなくなると思いますが、手首は引っ張らずに上腕部分を引っ張ってください」「上腕部を引っ張っても肩は抜けませんから」と以前もお伝えしたことを再確認していただき治療を終えました。
下のお子さんが生まれて、恐らくお兄ちゃんが焼きもちを焼いているようで、お父さん、お母さんの注意を引こうとしているのではないかと感じました。
一番子育てで苦労されている時期ではなのかと思いますが、お父さんとお母さんには、無理せずに協力されて子供さん達のために頑張っていただけたらと思います。
またいつでも急患対応致しますので、遠慮なくご連絡下さい。お大事に。
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