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院長:佐藤和義
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TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
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マレットフィンガー

以前通院頂いた腱性マレットフィンガーの男性患者さんの経過

2015年10月10日|マレットフィンガー

平成26年3月28日から約4ヶ月間、腱性マレットフィンガーで通院された40代男性が膝を痛めて再来院されました。

左手第4指の腱性マレットフィンガーで経過が良く、4ヶ月ほどで治癒されたのですが元々第一関節が反る(過伸展)方だったので、隣接する第3指のようには反らずにほぼ真っ直ぐの状態で治療を終えていました。

その後の経過をお聞きすると治癒時よりも反るようになられたとのことで、写真を撮らせて頂きました。

 

平成26年7月26日の治癒時が下記になります。

 

DSC02718.JPG

 

先日の平成27年10月10日の来院時が下記になります。

 

DSC03904.JPG

 

1年5ヶ月以上が過ぎて、可なり反るようになられていたのでとても驚きました。

人間の自然治癒能力の素晴らしさをしみじみと感じました。

 

マレットフィンガーは、元々第一関節が反るタイプの方は予後が良い傾向です。

 

マレットフィンガーでお困りの方は、遠慮なくご相談ください。

 

 

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腱性マレットフィンガーの40代女性がほぼ完治

2015年09月29日|マレットフィンガー

 2月19日に自宅で転倒され、床に左手第5指を突いて腱性マレットフィンガーを受傷された40代の女性が9月29日で治療を終えました。

 

患者さんは受傷された翌日に整形外科を受診され2月20日から3月28日までの38日間(5週間と3日)装具固定をされておりましたが、担当医より指の曲がりが悪くなるからと固定を除去して、早めにリハビリをするように指示されたとのことでした。すると、徐々に第一関節が曲がってきて、夕方には関節に痛みと腫れも生じてしまいました。そのため、4月2日の再診時に患者さんが担当医にその事を訴えると、腱は治ったが曲がっているのは筋力が弱いためで、固定をする必要は無いとの返答でした。

 

☞腱性マレットフィンガーは全日の約6週間~8週間の固定期間が必要です。その上、数週間から数か月の夜間固定も必要となります。

 

しかし患者さんは5週間と3日の短い期間で固定を除去された上、夜間固定もされておりませんでした。そのため、電話でご連絡頂いた際には約40度ほど第一関節(DIP関節)が曲がってしまっているとのことでした。すぐにお持ちの固定装具で終日再固定して頂くようにお伝えし、翌日に来院頂きました。

 

来院時、左手第5指の第一関節の背側には腫れと、発赤が生じていて、可なりの痛みを訴えられておりました。患者さんにとってはとても不自由ではありますが、患者さんの指の形に合わせたプラスチックシーネで再固定を数週間させて頂きました。

その後、超音波バスでの機能訓練等を施行して、徐々に伸展位の状態が安定していきました。

 

下記は7月15日の状態です。伸展は約-10度で屈曲は約65度に改善されましたが早期から屈伸のリハビリをしたことによる伸筋腱の炎症があり、屈曲時の痛みがなかなか取れませんでした。

 

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 9月29日。週に1~2回の通院をして頂き、下記のように伸展は-5度以下、屈曲は約80度にまで改善されました。

 

 

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4月の初めより通院頂きましたが痛みも無くなり、日常生活上の支障も無くなられたので治療を終えることにしました。

わずかに屈伸は不充分ですが、入浴時に屈伸運動を続けて頂ければ、今後もまだ改善する旨をお伝えしました。

 

専業主婦の方でお子さんもおり、第一関節(DIP関節)が出来るだけ真っ直ぐになりたいと希望されておりましたが、最後の日に「こんなに良くなるとは思ってもいませんでした」と言われて、とても喜ばしく思いました。

半年間も遠方より通院頂いてお疲れ様でした。これからもお怪我をされないように気を付けてお過ごし下さい。お大事に。

 

 

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バスケットボールで腱性マレットフィンガーを受傷された患者さんが完治

2015年06月24日|マレットフィンガー

 以前ブログでも2回公開させて頂いた、バスケットボールで左手中指を負傷された腱性マレットフィンガーの40代男性患者さんが5月27日で治療を終了しました。実際はお仕事が忙しくてフェイドアウトした感じでしたが…。

 

受傷されたのは1月22日で整形外科を受診され、5週間と4日(39日間)で固定を外して、ほぼ完全に元の状態に戻ってしまいました。担当医からは「上手く着かなかったようだから、治したければ手術しかないね」と言われてしまい、当院には3月11に来院されました。

 

下記が来院時の写真で第一関節はかなり屈曲変形しておりました。

 

DSC03193.JPG

 

現在、私は昨年の日本柔道整復接骨医学会で発表した腱性マレットフィンガーに続き、11月7日(土)8日(日)に新潟県で開催される同学会に於いて、陳旧性(受傷から可なり日数を経過した)マレットフィンガーに関する発表の準備をすすめております。その際に発表資料の症例として使用させて頂くために、患者さんには了解を得てはいたのですが、その後の状況を写真に撮らせて頂こうと思い患者さんに連絡をしたところ「近くにいるので5分で行きます」との返事ですぐに

接骨院に来て下さいました。

 

6月24日(受傷から約6か月)の来院時の写真が下記になります。

  

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第一関節の伸展はほぼ真っ直ぐになり、屈曲制限も殆ど消退しています。

 

上記の状態を見られて患者さん ご自身も納得された様子でした。まだ屈伸時に多少の違和感はあるそうですが、それも徐々に改善されると思います。

先日、受傷後初めてのバスケの試合にワンポイントで出場されたそうで、私は少し驚きましたが、これからも無理の無い程度にバスケを継続して頂ければと思います。

 

お大事に。

 

 

陳旧性の腱性マレットフィンガーの患者さんで、他医での短期間で不充分な固定後に第一関節が再屈曲してしまった方の場合には、再固定(全日)を1週間~4週間程度行います。1週間ごとに第一関節の伸び具合を確認しながら、徐々に固定の強度や固定時間を減らすと共に、機能訓練(第一関節の曲げ伸ばしの運動)を行います。経過の良い方ですと上記の患者さんのようにかなり改善する事が可能です。

 

 

陳旧性の腱性マレットフィンガーであっても早々には諦めず、地道なリハビリである程度の改善は見込めますので遠慮なくご相談ください。


 

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埼玉から来院下さった腱性マレットフィンガーの男性患者さんが完治

2015年05月30日|マレットフィンガー

2月11日に着替えの際、ズボンに左手の中指を引っかけて負傷され、左手第3指の腱性マレットフィンガーとなり、2月14日から埼玉より通院下さった男性(40代)が5月30日で完治されました。

 

【負傷から15週間と4日間(109日間)通院は14日でした】

 

 ☞下記の写真は5月30日の来院時の外観です。

 

  DSC03425.JPG

 

 DSC03426.JPG

  

 DSC03427.JPG

 

写真では多少の腱の肥厚は残存しておりますが、伸展時の第一関節は真っ直ぐに伸び、屈曲も完全に出来るようになられました。屈曲の際に少しだけ違和感は有るそうですが、経過も良く、関節可動域の制限も無くなり5月30日で治癒と致しました。

 

片道1時間半以上掛けて通って下さったのですが、ご実家が大船に近かったので、通院もあまり苦にはならなかったそうです。また、お怪我をされないように気を付けてお過ごしください。

 

腱性マレットフィンガーは指の関節の柔軟性(関節可動域)が正常で、過去に指の既往症(骨折や靭帯損傷、変形性関節症等)が無く、受傷から1か月以内の来院であれば関節可動域(伸展および屈曲)の80%以上は改善が可能な疾患であると考えます。例え、他医にて「腱の癒合が不充分でもう治らない」「腱が上手く着かなかったね」と言われてしまった陳旧症例(2ヶ月~3ヶ月以上経過された症例)であっても、日常生活上に支障のない程度の改善は見込めますので遠慮なくご相談ください。

 

 

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最近来院された腱性マレットフィンガーの患者さんの2症例の経過

2015年05月15日|マレットフィンガー

 先週の5月8日に腱性マレットフィンガーの女性が静岡から来院下さいました。アルフェンスシーネを第二関節(PIP関節)屈曲位、第一関節(DIP関節)過伸展位で伸縮性テーピングを使って固定されていたようなのですが、来院時はその固定が完全に前方へずれていて、第一関節(DIP関節)が屈曲位になっておりました。

 

☞本来、腱性マレットフィンガーの固定では第二関節(PIP関節)屈曲位、第一関節(DIP関節)過伸展位を約2週間するのが理想です。しかし、固定を維持するのがとても難しく、患者さんも日常生活上使い辛くて好まれない傾向です。当院では第一関節(DIP関節)のみをやや過伸展位で固定しております。】

 

患者さんからこれまでの経過をお聞きすると受傷後すぐの4月末から近隣の整形外科に行かれ、3回通院されたそうなのですが、はじめから固定がきつかったそうです。最後の5月7日に医師がアルフェンスシーネを伸縮性テーピングで固定した際にいつも以上に圧迫されてきつく感じ、その上から看護師さんに仕上げにもう1周伸縮性テーピングをされ、看護師さんから「きつくはないですか」と聞かれたので「少しきついです」と患者さんが答えると「少しきつくないとずれてダメなんですよ」と言われて固定を終えて帰宅されたそうです。すると段々と指先の感覚が無くなってきて痛みも伴っててしまい、眠れないので伸縮性テーピングを緩めて巻き直されたとのこと。

来院時も小指にあまり感覚がないと言われ感覚鈍麻が残っておりました。また伸縮性テーピングの圧迫で褥瘡のような水包形成も出来てしまい、とてもお気の毒な状態でした。

水包を破らずにケアリーブで保護して、プラスチックシーネを患者さんの小指に合うように形成し、第一関節(DIP関節)のみをやや過伸展位にて固定を致しました。

5月14日に来院下さり幸い指先の感覚は戻り水泡も良くなっておりました。

☞下記の写真参照。

 

DSC03365.JPG

 

DSC03366.JPG

 

利き手でとても不自由かとは思いますが、痛みも感覚麻痺も無くなり良かったです。皮膚管理も含めて対応しますのでお大事になさって下さい。

 

また、患者さんからリクエストを頂いたので、4月28日より東京からお越しの左手第3指の腱性マレットフィンガーの男性患者さんについて、経過報告を致します。受傷日は3月28日で受傷から2日後に整形外科を受診され装具をされていたのですが、身長が188センチあり指も長く、装具が短くて指に合ってはおらず固定が不安定な状態でした。職業は音楽制作業でギターを弾かれるため、とてもお困りで来院されました。

私も中学2年生からアコースティックギターを弾いていたこともあり(今は全く弾いてはおりませんが)他人事とは思えませんでした。担当医の説明が不十分でちゃんと固定を始められたのは4月4日とのことで、受傷後すぐには固定をしたまま他の指で少しギター演奏をされていたそうです。

お仕事でギターを演奏されるとなると私も責任が重大であると感じながら、ある程度充分な固定を始められた4月4日からの6~8週間を終日の固定期間と設定しました。

5月15日来院時でちょうど6週間となり、固定を外しても第一関節(DIP関節)の伸展の状態がキープ出来ました。☞下記の写真参照

 

DSC03368.JPG

 

今日からは固定を外して入浴をして頂き、少しずつ屈伸の機能訓練をして頂きます。また、少しずつ昼間にシーネ固定を外して伸縮性テーピング固定としていき、伸展力がつくまでは夜間固定を継続して頂きます。経過は宜しいと思います。

お大事になさって下さい。

 

 

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新患で来院されますマレットフィンガーの患者さんへのお願い

2015年05月11日|マレットフィンガー

4月末から5月に入り腱性マレットフィンガーの患者さんが新患で5名以上来院され、現在10名以上の方が通院中です。

現在通院中の方は静岡、東京、埼玉の県外や市外の患者さんがとても多くわざわざ遠方より来院頂いております。

急性期のマレットフィンガーの患者さんでは初回の治療は、固定処置にはそれ程の時間が掛からないので事前に「予約なしで来院頂いても結構です」とブログに書いたのですが、問診の時間を充分にとり、今後の詳細な治療計画をご説明したいと思いますので、事前に来院される日時を電話かメールでお知らせ頂くと有難いです。その際には受傷年月日、受傷の原因、年齢等をお知らせ頂ければ幸いです。

 

また、マレットフィンガーの患者さんには週に1~3日の通院をお願いしておりますが、当院では受傷の数日後より超音波バスでの温熱療法を施行しております。この治療は10分間行うのですが、マレットフィンガーの患者さんだけではなく、別の怪我の手首や指の骨折・捻挫等の患者さんもおりますので同一の時間帯に患者さんが集中してしまいますとお待たせしてしまうことになります。

そのため、現在通院中の患者さんの来院日と時間をおおよそ把握しておりますので、新患で来院される患者さんと重ならないように調整したいと考えております。ある程度の来院される時間帯を教えて頂きますと待ち時間を減らせて、患者さんにもご迷惑を掛けずに済むと思いますので、ご協力の程、宜しくお願い致します。

 

 

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埼玉から来院されている腱性マレットフィンガーの男性患者さんの経過

2015年04月11日|マレットフィンガー

下記の写真は2月11日に着替えの際、ズボンに左手の中指を引っかけられて負傷され腱性マレットフィンガーとなり、2月14日から埼玉より通院頂いている 男性(40代)の3月28日(6週間と4日、46日目)の経過です。

 

  DSC03236.JPG

 

 

  DSC03237.JPGのサムネール画像

 

多少の発赤と浮腫は残存しておりますが、第一関節はほぼ真っ直ぐに伸びております。この患者さんはお仕事でパソコン作業のデスクワークだけではなく、重い物の運搬作業もされるため、3月28日からは全日のシーネ固定を継続しつつ、入浴時のみシーネを外して、入浴の際には患部を温めながら屈伸の訓練を開始しておりました。

 

下記の写真は4月11日(8週間と4日、60日目)の経過です。伸展も屈曲も経過は良好ですが、日中は伸縮性テーピングで固定して就労され、夜間のシーネ固定は継続しております。

 

 DSC03284.JPG

 

 

  DSC03283.JPG

 

下記の写真は、7年ほど前に反対の右手の中指を負傷されて腱性マレットフィンガーとなり、保存療法で上手く行かずにオペに変更され治癒された右手の外観です。治癒するまでに1年も掛かってしまったそうで、左手の中指は当院の保存療法を希望され来院されました。

1センチ程の手術痕が有りますが、伸展・屈曲(上記の写真を参照)ともに制限は有りません。

 

DSC03285.JPG

 

 4月18日に来院された際に症状をお聞きすると、仕事中に手を使用されても帰宅後の夜に第一関節の伸展状態が保たれているそうなので、4月末か5月中旬までの治療で終了出来そうであるとお伝えしました。

 

通常、利き手である右手では固定状態を維持するのは難しく、日常生活にかなりの支障を来たします。しかし、受傷された指が利き手ではない左手の中指であった為、週に1回の通院でも固定の維持が可能であったように思います。

 

腱性マレットフィンガーは指の関節の柔軟性(関節可動域)が正常で、過去に指の既往症(骨折や靭帯損傷、変形性関節症等)が無ければ、受傷から1か月以内の来院であれば関節可動域(伸展および屈曲)の80%以上は改善が可能な疾患であると考えます。例え、他医にて癒合が不充分でもう治らないとか腱が着かなかったと言われた陳旧症例(2か月~3か月以上経過された症例)であっても、日常生活上には支障のない程度の改善は見込めますので遠慮なくご相談ください。

 

 

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バスケットボールで受傷された腱性マレットフィンガーの男性の経過

2015年04月04日|マレットフィンガー

 1月22日にバスケットボールで腱性マレットフィンガーを受傷されて、3月11日に来院された40代の男性の経過について、4月4日の状態を下記の写真でご覧いただきます。

 

DSC03271.JPG 

 

受傷から10週間と2日が過ぎました。 

思っていたよりも経過が良かったのと、第一関節の屈曲制限を生じさせてはいけないので、当初の予定の4週間の再シーネ固定を3週間で除去し、日中の固定を伸縮性テーピングに変更しました。営業職の方で車の運転の際にハンドルを長時間握られるため、日中の伸縮性テーピングでは第一関節が曲がって来てしまうかと心配したのですが、写真のように屈曲変形していた第一関節がご自身の力で可なり真っ直ぐに保てるようになられたのがお解りいただけます。

浮腫と肥厚も軽減しました。 

 

DSC03272.JPG

 

 

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また、来院時には第一関節が完全屈曲(約90度)出来ましたが、再固定を3週間したため屈曲が不充分にはなりました。

しかし、来院時には屈曲時痛を強く訴えられておりましたが、屈曲時痛はかなり軽減されたそうです。

 

これから、第一関節の伸展状態を維持しつつ、完全屈曲出来るように機能訓練(リハビリ)していくことが大切です。 

早くバスケットボールに復帰されたいようですが、もう暫く辛抱してください。

経過は良いので、もう少し頑張って通院して頂ければ、またバスケットボール

は可能です。お大事に。

 

ちなみに、私はもうすぐ48才になりますが、もう身体が思うように動かないのと、右膝内側半月板損傷、足関節捻挫による靭帯損傷、腰痛と古傷も多く、2年ほどバスケットボールから遠ざかっております。中学時代のバスケの友人の中にはまだバスケットボールを続けている強者もおります。

もうすぐ50才になるのに頑張るなーと思います。見習わなければとは思っておりますが、、、。

 

最近では中年の星である

中日の山本昌弘投手(今年もぜひ最年長勝利記録を更新して下さい!)

横浜FCの三浦知良選手(先日最年長ゴールを決めました!字は違いますが

名前が一緒で光栄です。)

他に、スキージャンプの葛西紀明選手、米国メジャーリーガーのイチロー外野手等40代で活躍されているアスリートが話題になります。これからも息の長い選手生活を送られて、国民にパワーを下さると有難いですね。

 

私は恐らくもうバスケットボールのプレーは出来ないでしょう。患者さんと話をしていると昔を思い出して、すごくバスケットボールがしたくなってしまいますが、、、。

 

私の勝手なひとり言でした。

 

 

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バスケットボールで受傷された腱性マレットフィンガーの男性が来院

2015年03月11日|マレットフィンガー

3月11日(水)朝の準備をしていると7時50分ごろに電話が鳴り、整形外科で腱性マレットフィンガーの治療を受け,上手く腱が着かなかったので診てほしいとの連絡を頂いた。今、車で接骨院に向かわれていて、30分程で到着されるとのこと。

 

8時20分ごろに40代の男性の患者さんが到着された。

患者さんに今までの経過をお聞きすると1月22日にバスケットボールで軽いパスを受けた際に負傷されて、痛みもなくプレーを続けていると、ボールの空気が抜けたような感覚を覚え、ふと左手の中指の第一関節が曲がってしまい伸びなくなってしまったことに気付かれた。翌日、整形外科を受診されてX線検査上骨折はなく、腱断裂の腱性マレットフィンガーと診断され、固定をされたとのこと。1週間ごとに通院され5週間と4日程(39日間)で固定を取ったところ、元のように第一関節が曲がってしまい担当医師より「上手く着かなかったようなので、真っ直ぐに治したいのなら手術をするしかないようだね。」と言われてしまい、当院のホームページを見て連絡を下さった。下記の写真は固定除去後、1週間固定をせずに過ごされた来院時の状態である。

 

DIP関節が80度ほど屈曲しており、関節周囲には発赤や浮腫が生じていた。痛みもあるそうで「痛みだけでも治したいので」と希望され来院された。

 

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まだ、受傷から6週間も過ぎておらず、39日間で固定を取るのは早過ぎたことをご説明し、全日の再固定をお願いしました。

 

翌日、浮腫が軽減され固定が緩んだ様子で再来院された。真っ直ぐに指を伸ばしてもらい固定を取ったところ、下記のように可なり真っ直ぐになりました。

 

DSC03197.JPG 

 

 PIP関節が過伸展しているのと、DIP関節の肥厚の膨らみで曲がっているようには見えてしまいますが、たった一日でこのように改善されてしまいます。

 

本当に腱が上手く着かなかったのでしょうか?


伸筋腱はもともと力が弱く、癒合後すぐは伸展力が特に弱いため少しの時間は真っ直ぐになっていても、日中は伸縮性テーピング固定程度はしませんとすぐに第一関節は曲がってきてしまいます。

 

曲げることの多い日常生活において、患者さんの職種や趣味等によっては、ある程度の期間は伸縮性テーピング固定を継続しないといけませんし、夜間固定に関しても数週間から数か月を必要とします。

 

 

患者さんの価値観によると思うのですが、陳旧性の腱性マレットフィンガーは、

 

患者さんが第一関節が見た目で真っ直ぐな状態を重要視されるか

 

患者さんが第一関節の曲がり具合を出来るだけ早く改善されたいか

 

 によって治療方針が決まります。

 

 

上記の男性患者さんは取り敢えず+4週間の全日固定をお願いして、物理療法を加えて経過で夜間固定に変更する治療方針を提案しました。

 

腱性マレットフィンガー患者さんの希望をお聞きして、固定期間や物理療法等を考慮しなくてはならないので、患者さんと治療者側がよくディスカッションして、理解し合い治療を進めていくことが重要な疾患と考えます。

 

陳旧性の腱性マレットフィンガーは完治は難しいですが、日常生活に支障のない程度には改善が可能な疾患です。時間は掛かりますが、諦めずに適切な治療を受ければ7~8割の改善は見込めますので頑張りましょう。お大事に。

 

 

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右手中指の腱性マレットフィンガーの患者さんが来院

2015年02月02日|マレットフィンガー

 昨年の12月20日にソファーのカバーを掃除して、ソファーにカバーを押し込んでいた際に右手の中指を突き指して、腱性マレットフィンガーになられた50代後半の患者さんが来院された。

受傷されてすぐにご自宅の近所の整形外科を受診されて、レントゲン上は異常がなく、腱性マレットフィンガーの診断を受けられた、その後は装具固定をされ週に1回程度の通院をされて約6週間で固定を除去されたとのこと。

先生からはその際に「これで良くなるも悪くなるもあなた次第です」と言われたそうで、何のリハビリもなく治療は終了してしまったご様子。

 

右手の中指のDIP関節はわずかに伸展が不充分で、屈曲が出来ず使い辛いうえ、浮腫と発赤で鈍い痛みもあり、お困りの様子でした。(下記の写真)

 

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6週間の固定期間にしては、DIP関節の伸展はある程度伸びており、全日の固定を除去して夜間固定をせずにいると、すぐにDIP関節が屈曲変形してしまう方が多いにもかかわらず、幸いにも強く握られたりせずに週末を過ごされたようで、曲げ辛さと浮腫、発赤からくる鈍痛に悩まされているとのことであった。

 

治療としては屈曲制限と浮腫、発赤を軽減させるために超音波バスでの温浴後にアイシングをする、温冷交代浴を施行。

患者さんの指先にフィットするプラスチックシーネを作成し、夜間はご自身でプラスチックシーネを伸縮性テーピングで固定していただき、日中は伸縮性テーピングでの固定で過ごしていただくようにお願いした。

 

せっかくのお正月も無理をして装具固定の圧迫に耐えられて、可なりの痛みとストレスがあったそうで、頑張って装具固定を外さずに過ごされたとのことであった。しかし、その甲斐があってDIP関節が伸びたので取り敢えず良しとしましょう。

 

恐らく私より背が高く、手の大きな方なので、装具のサイズが合っていなかったのかもしれません。昨年も同様の症状の方が、2名来院されました。指先への循環障害が生じて浮腫と発赤が生じてしまったケースですが、浮腫も発赤も改善しますので、心配は要りません。

 

通常、腱性マレットフィンガーは固定期間中も殆ど痛みはなく苦痛なく過ごせます。固定が患者さんの手の大きさに合っていれば良いのですが、きつくて圧迫感があるようですとうっ血してしまい痛みが伴ってしまいます。

 

その様な場合には屈曲拘縮(屈曲制限)が生じやすいので注意が必要です。リハビリに余計な時間が掛かってしまいますので、担当医が痛みを訴えても聞き入れて下さらない場合には、転療をおすすめします。

 

 

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