2011年12月09日|小児肘内障
小児肘内障その(1)
11月30日夕食を終えた8時45分ごろ、接骨院の電話が鳴り「2歳の男の子が手が抜けた様なので、診て欲しい」とのこと。出先からで、1時間後にとの約束をして、9時45分に目のくりっとした可愛らしい男の子がご両親と来院。
原因はおばあちゃんと遊んでいて手首を引っ張られてしまった様子。受傷時はかなり泣いていたようでしたが、もう泣き止んでいて、整復も簡単に済み、泣かずにニコニコと使えるようになった左手でバイバイが出来て、ご両親も安心された様子でした。
初めての肘の脱臼ですと、お子さんが手をダランとして急に使わなくなってしまうので親御さんはとても心配されます。しかし、きちんと整復されればその場で治ってしまいます。
尚、小児肘内障は成人の肘の脱臼とは異なります。橈骨頭の周りにある輪状靱帯の亜脱臼と言われています。
小児肘内障その(2)
12月8日夕食を食べ終わりすぐに接骨院の電話が鳴り「先日、足の指の骨折でお世話になったOOですが、5歳の娘が手が抜けた様で使わなくなったのですが、明日診てもらえますか」とのこと。
私は今すぐ来るよう伝え、自転車で10分で来られるとのことだったので、研修生に連絡をして、一緒に接骨院で待っているとおお泣きをした、パジャマ姿の女の子とお母さんが来院。
原因はお姉ちゃんに手を引っ張られたとのこと。少し泣き止むのを待って、カルテ入力をして、丁度泣き止んだところで、研修生に整復をする指示をして、無事整復完了。先に「全然痛くないよ」と言っていたので整復された時に「少しだけ痛かったけどもう痛くない」と少しだけ泣きながら繰り返し説明をしてくれました。お母さんからお礼を言うよう促されると娘さんは大きな声で「ありがとう」と言ってくれました。今夜はこれでぐっすり眠れますね。
12月9日午前の診療時間中、昨日の5歳の娘さんを連れてお母さんがお礼に来られました。体格的にも年齢的にも5歳ぐらいで脱臼はしなくなるので、急に手首を引っ張らないよう伝えました。
2011年09月01日|小児肘内障
先々週の日曜日、実家から帰る途中、実家の母から携帯電話に急患の患者さんの連絡が入りました。
少し急いで帰宅し、我々家族が到着するとすぐに患者さんも接骨院に来られました。車を前に停めて頂き、早速患者さんである2歳の女の子を診ると左肘関節脱臼(小児肘内障)でした。
すぐに整復し、元に戻してあげると、先ほどまで使おうとしなかった左腕を十分に曲げてお父さんにしがみついています。泣かれなくてよかったと思いつつ、もう当院には3回以上来院しているので、慣れてしまったのかもしれませんね。また、肘が抜けないように気をつけて下さいね。