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TEL:0467-45-6700
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骨折

第22回 日本柔道整復接骨医学会 学術大会が盛会のうちに終了

2013年11月24日|骨折

 11月23日(土)24日(日)東京有明医療大学に於いて、第22回 日本柔道整復接骨医学会 学術大会が開催された。

今回、初日の13時より「同時期に施療した肩関節脱臼骨折の2症例」と題し、口頭発表をさせて頂いた。

昼食後の12時半過ぎに会場へ入ると、前の方から私を見つけて近寄ってくる青年が挨拶をしてきた。誰だったかな?と考えて困っていると、私の恩師の横須賀で開業されている先生の息子さんであることを思い出した。恐らく5年ほど前に大船駅でばったり会って以来なので、その時は高校生であったから、背も可なり高くなっていたので急には思い出せず申し訳なかったように思う。

現在、彼は東京有明医療大学の柔道整復師科の4年生で、来年3月には国家試験を控えているが、卒業論文で忙しいとのことであった。今日は在学生の為、学会の手伝いでスタッフをしていた。卒論と国家試験を頑張るように伝えて発表者の控える席に座った。ところで、一緒にスタッフをしている隣に座っている女子はかなりの美人だが、彼女なのだろうか?と見ていると目が合ってしまった。

それはさて置き、自分は午後の最初の発表で、会場は空いているかと思っていたが、かなり混雑してきて教室が小さめだったので立ち見の人も出ていた。少しプレッシャーを感じつつ時間となった。壇上に立つとマイクの位置がとても低いため、マイクスタンドの金属部分を伸ばした。しかし、そう変わり映えしない高さのままマイクに口を近づけて、かなり猫背になった状態で話し始めた。終始声が出し辛く、老眼でパソコンの画面も見え辛く、発表が終わってからマイクを持って発表する方を見て、私もそうすれば良かったと、反省しきりだった。来年は必ずマイクを持って発表するようにしたいと肝に銘じた。何年か前にも同じ過ちをしていたのだが、やはり緊張していてそのことにも気付けなかった。とても残念であった。

さて、今回発表させて頂いた症例は、上腕骨近位端骨折に伴い肩関節の亜脱臼が伴った症例で、早期の運動療法を以前よりも患者さんの症状や体力に合わせて、大幅に増加して施療した結果、概ね日常生活に支障のない肩関節の可動域を獲得出来て治癒に至った経過を発表させて頂いた。発表時間は、規定時間の8分を少し過ぎてしまったが、会場からの質問は出なかったため、座長から一つ質問され、何なく答えて終了した。

昨年から今年にかけて通院され発表に使用させて頂いた肩関節脱臼骨折の2名の患者さんには、症例発表に際しまして快く了解下さいましたことを心より御礼申し上げます。

来年は、アキレス腱断裂の歩行療法についての発表を考えております。



 

 

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昨年アキレス腱断裂で通院された患者さんが橈骨遠位端骨折で来院

2013年02月03日|骨折

先日、雪の降った3日後に昨年アキレス腱断裂を当院で治療され治癒された50代の女性が、玄関先の外階段の雪が凍結した所で足を滑らせて転倒され、右手首を負傷して来院された。階段の雪はもう解けていて凍結しているとは思わなかったらしい。

 

そういえば、雪の積もった週は気温が上がらず寒い日が続いたので、日蔭の雪はなかなか解けずに1週間ほどは残っていたように思う。

 

右手首は腫脹と運動痛があり、橈骨遠位端部に限局性の圧痛を認め視診と触診上はわずかな右橈骨遠位端部陥入骨折であったが、レントゲン上では骨折線が認められず骨折()との診断であった。

 

手関節の捻挫症状もあり、わずかに陥入した部分を整復(牽引)して冷却後、固定を施した。わずかな陥入骨折でも整復(牽引)手関節部(橈側手根関節及び下橈尺関節)のアライメントを整える意味で私は必須と考えている。

 

患部が利き手でとても不自由ではあるのですが、左手を使って何とかお車の運転も可能とのことであった。

 

そんな折、3日後に全く同じ場所の凍結した階段で足を滑らせて転倒され、今度は左手を着いてしまったと来院された。左手首は幸い骨折症状は無く橈側手根関節と下橈尺関節の捻挫で幸い軽傷であった。右手が使えないため包帯固定はせずにテーピング固定を施した。

 

さすがに、両手首の負傷は不自由で、とても気の毒なのですがアキレス腱断裂の治療期間に比べれば全治1~2ヵ月程度なので、少しの間ご辛抱頂ければ思います。 

お大事に。

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大雪で転倒された患者さんが多数来院

2013年01月20日|打撲

1月15日()は前日の積雪の影響で、始業前には接骨院前の除雪作業で汗流しました。とても寒かったのに薄着でも流れるほど汗が出てきて、とても清々しく感じました。

 

現在、通院中の患者さんが転倒して治療患部が増えても困りますし、当院の前を通られる方が転倒して怪我をされないように雪を排水溝に集めては、上から踏んで落としました。ついでにお隣の医療ビルの前も除雪して、従業員2人と接骨院前の歩道部分の雪は殆んどが除雪出来ました。

 

さて、1月14日()の「成人の日」はかなりの積雪だったので、翌日の15日()の診療は暇だろうと思っていたのですが、不運にも雪で足を滑らせ転倒された新患の患者さんが5人も来院され忙しい一日になりました。

 

怪我の部位は、膝関節の打撲の方が1人。腰部の打撲の方が一人。手首の骨折(橈骨遠位端部陥入骨折) の方が3人でした。何故か全員が女性でした。

 

左膝部打撲の患者さんは、友人宅で新年会をされてお酒を飲まれ、それ程の量を飲まれたわけではないそうですが、友人宅から帰る時に玄関先で転倒されて膝を着いたとのことで、転倒された記憶もなく、鵞足部の打撲で痛みも強く跛行を呈していました。冷却とテーピング等の固定処置を施しました。

 

腰部打撲の患者さんは70代の方で新年会に着物を着て出席されて、会場からの帰りに雪で足を滑らせ転倒し、尻もちは着かず腰の帯の所を強くぶつけた様子でした。寝返り時の疼痛や起立痛も強く腰椎の圧迫骨折や横突起骨折の疑いがあったため、冷却、固定後、翌日総合病院の整形外科へご紹介し、X線検査の結果、明らかな骨折所見は認めませんでした。

 

手首の骨折(橈骨遠位端部陥入骨折)の患者さんは、何れも雪で滑り転倒した際に、とっさに手を着き受傷されたものでありました。 

 

午後の初めに来院された70代の患者さんは、早朝に出先で転倒され、近くに総合病院があったので、朝一番で受診されました。整形外科医師よりレントゲン検査上でははっきりと骨折は認められないので、痛むようなら1週間後に来院するよう言われたとのことでありました。そして、時間を追うごとに手首の痛みと腫れが増してきたので、電話で当院に問い合わせて来られました。

 

来院された時にはご自分で段ボールの切れ端を副子にして、その上から病院巻かれた伸縮包帯を巻き直されていました。ちょっとサイズが合ってはおりませんでしたが、伸縮包帯よりは痛みも楽であったご様子でした。

 

この患者さんの場合、病院との同日受診で二重診療になってしまうのではと思いましたが、患者さんが前医の処置では痛みが取れず来院された場合には摘要欄にその旨を記入すれば二重診療にはならずに同日受診は認められます。 

セカンドオピニオンと同様です。

 

この患者さんは、外見上、橈骨遠位端部にX線では判断出来ない程度のわずかな陥入骨折が健側と比べてあったため、冷却後、整復固定処置を施しました。整復固定後は自発痛もかなり軽減しました。

 

同じ頃、書道の先生をされている女性が来院され、(午前中に電話があったのですが)拝見すると明らかに橈骨下端部に短縮変形があり、外見上整復が必要あると判断出来ました。

 

骨折の同意をお願いしているクリニックに診察を依頼したところ、X線上橈骨遠位端部に一部陥入を含んだ短縮変形を認める橈骨遠位端部陥入骨折でした。

 

積雪の割には連休明けで患者さんも多く来院されていたので、長めに冷却をして、通院中の患者さんを先に治療させて頂いてから、整復固定処置をさせて頂きました。整復の際は痛みを訴えられましたが、固定後は自発痛もかなり軽減しました。

 

3月には書道展があるとのことで、幸い左手で良かったのですが、早く治らないと展示会の作品が書けないので、困ってしまうとのことでした。書道の時には前傾して左手で身体を支えなくてはならないので、左手とはいえ早急に治らなくてはなりません。しかし、書道展までは日が有りますし、シーネ固定は1ヵ月ほどで取れますので、問題はないとお伝えしました。

 

最後に、診療時間終了間際に、朝の3時頃雪道で転倒されて、様子を見ていたところ段々と痛みが増してきた患者さんが来院されました。

 

左手関節橈側手根関節部の捻挫症状と橈骨遠位端部にわずかな陥入骨折認める所見でした。冷却後、整復(牽引)固定処置を施しました。整復(牽引)固定後は自発痛もかなり軽減しました。何れも骨折部が重なり合う陥入骨折で、転位の強い方以外は比較的自発痛軽度で、整復動作での疼痛も軽度でありました。 

整復固定処置により、ほとんどの方に夜間痛は有りませんでした。

 

高齢女性の手首の橈骨遠位端部骨折は骨密度の低下により、その多く骨折部に陥入を認めます。また、手を着いた際の強度と角度によりレントゲン検査上、骨折線が認められないことも多くあります。

 

外見上、健側と患側の手関節の橈骨茎状突起と尺骨茎状突起の位置関係を比較することが重要です。短縮変形が軽度ですと捻挫の診断となってしまい、固定処置もなく湿布や伸縮包帯程度では自発痛が強くなってしまう場合がかなり有ります。

 
ある程度のご高齢の方が転倒されて、手を着いて手首を怪我された場合は、
手関節捻挫(関節部の靱帯などの軟部組織損傷)よりも橈骨遠位端骨折症状の方が殆んどです。 若年者によくある不全骨折(ひび)は見られず陥入骨折が多く見られます。

 

陥入骨折骨膜下骨折で自発痛は軽度ですが、早めに受診して頂いた方が良い疾患です。

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5才の左鎖骨骨折の女の子が来院

2013年01月09日|骨折

12月3日(月)に40代男性の左鎖骨骨折の患者さんが完治されたが、12月13日(木)に保育園でバランスを崩して左側に転倒して、左腕を全く使わなくなってしまった5才の女の子が翌日の14日(金)に来院した。

 

上腕骨には触診上、腫脹も痛みもないので、鎖骨骨折ではと思いシャツを少しめくると屈曲変形と限局性圧痛を認める左鎖骨骨折であった。付き添って来られたお母さんに「鎖骨骨折ですね」と伝えると少し驚かれた様子だったが、左右の鎖骨を比べて見てもらい、そっと触れて頂いた。

 

「あっ本当ですね」と納得され、骨折の同意をお願いしているクリニックに診察を依頼し、レントゲン上、5才の子供さんには珍しいかなりの屈曲変形を呈した左鎖骨骨折であった。痛みも強く左手を全く使えない状態なので、鎖骨バンドで固定することにした。丁度良いサイズの鎖骨バンドがあり、胸郭を拡大させて固定した。

 

鎖骨バンドで固定すると、ある程度自然整復されたため痛みも大分軽減したようで、ニコニコと笑顔になりお母さんも安心されたご様子だった。

 

翌日はお父さんが付き添って来院された。娘さんの様子をお聞きすると昨日はあまり痛みも訴えずに良く眠れた様子。鎖骨の状態を触診すると屈曲変形が自然整復されてフラットな状態になっていた。

 

昨日のお母さんと同様にお父さんにも鎖骨の骨折部をそっと触れて頂いた。昨日はかなり曲がって骨折部が飛び出ていたが、今は整復されて真っ直ぐになっている為、痛みも無くなっている状態で有る事をご説明した。

 

翌々日、お母さんに付き添われて5才の女の子が来院すると、2日前と様子が変わっていた。お母さんにお聞きすると、痛みが全く無くなった為、部屋の中をお姉ちゃんと走り周っていたらお姉ちゃんと左肩が当たってしまい、鎖骨がまた痛みだしてしまったとのこと。

 

左鎖骨に触れると、初診の時ほどの転位は無いが、翌日のフラットな状態から再転位していた。再整復し、鎖骨バンドを調節した後、痛みが引いてしまうと子供さんの心理から遊びたくなるのは仕方がないことだが、出来る限りの安静をお願いした。

 

それから、5日程で自発痛は消え、仮骨形成も触知が出来た。成長期の子供さんの骨折の仮骨形成は驚くべき早さで、成人に比べれば骨癒合もかなり早い。そのため固定期間も短くて済む。小さな子供さんの自然治癒能力は素晴らしく、骨折部がずれてついたりして曲がっていても自家矯正されて、真っ直ぐになってしまう。

 

年末年始はご両親で鎖骨バンドを取り外して頂き、入浴も許可した。年始の1月9日に来院されて、仮骨形成も充分触知出来、受傷から4週間を経過したので、鎖骨バンドを除去し経過観察とした。

 

1月31日に保育園の学芸会があると聞いていたので、それに間に合って本当に良かったですね。

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左鎖骨骨折の患者さんが来院

2012年09月24日|骨折

今日の午前中にバイクで左側に転倒され、左鎖骨骨折をされた40代の男性が来院された。先週の金曜日に受傷されたのだが、自発痛もあまり強くなかったため、様子を見られていたそうだ。

 

鎖骨は体表面から見えており、触診がしやすいため診断は容易で、もう、3日経過しているので、紫色の内出血があり、骨折した鎖骨の中枢骨片の先端簡単に触れられ、約2cm短縮騎乗転位した左鎖骨骨折であった。患者さんには、「レントゲンは撮っていませんが、鎖骨骨折ですよ」と告げると、患者さんは、まさか骨折しているとは思ってもみなかったようで、とても驚かれた様子であった。

すぐに、いつも骨折の同意をお願いしている、クリニックに診察を依頼したところ、レントゲン検査上、左鎖骨骨折の診断で、冷却後、整復固定を施行した。

 

患者さんには大変申し訳なかったのですが、月曜日で、大変混み合っていたために長時間お待たせしてしまいました。本当にすみませんでした。明日からは処置が楽になり、それ程お待たせしませんので宜しくお願いします。

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右肩関節脱臼骨折の患者さんが来院

2012年09月20日|骨折

9月20日の午前中の9時頃に、今朝の5時に寝室の枕につまずき右側に転倒して、右上腕骨頸部骨折をした80代の女性が来院した。

 

この患者さんは、平成15年にも右手首の橈骨下端部骨折を当院で加療しており、右上腕骨頸部には高度の腫脹が認められ、自発痛は強くなかったが、右上肢は全く挙上が困難で、右肘関節の屈曲さえも困難であった。

 

すぐに、骨折の同意をお願いしているクリニックに診察を依頼したところ、レントゲン検査上、右上腕骨骨折及び、右肩関節脱臼の診断であった。上腕骨頸部の骨折部は陥入しており、その為に自発痛がやや軽度であったことがうかがわれた。 

 

上腕骨頸部骨折肩関節脱臼が合併している場合、整復が困難である事が多く、手術になるケースも多い為、翌日総合病院の整形外科に診察を依頼た。診察の結果、高齢で心臓疾患も有る為、手術はせずに保存療法で、経過察をすることになった。つまり、脱臼は整復せずに、骨折部の癒合を待ち、偽関節での機能回復図ることになったのである。

 

しかし、上腕骨頸部は綺麗に陥入しており脱臼は有るものの安定していた為、肩関節の機能回復の為、早期から前後の振り子運動を開始した。固定も徐々に外していき、振り子運動の回数も30回から徐々に100回まで増やしていったところ、肩関節の可動域が改善し、一ヶ月ほどで、食事や洗髪の動作などが可能となった。

 

4週後の再診時には骨癒合も良好であったようで、骨密度の低下が認められ為、1ヶ月後にもう1度再診して頂くことになった。早期からの運動療法により、脱臼した上腕骨頭も肩甲骨の関節窩に近づいてやや亜脱臼位ではあるが、自然整復されていったようである。

 

患者さんはとても細身の方で高齢でもありますが、人間の自然治癒力にとても驚かされた症例で有ります。このまま経過が良ければ、日本舞踊のご趣味も再開出来るかもしれませんね。

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右橈骨下端部骨折(スミス骨折)の患者さんが来院

2012年09月12日|骨折

9月12日(水)は朝から1階の窓側の天井から排水管からの水漏れが生じ漏電てしまい、その結果、1階の一部が停電になった為、臨時休診となってしまった。

 

来院されてくる患者さんには、事情を説明して、明日の来院をお願いした。しかし、急性期の包帯固定をしている外傷の患者さんに関しては、アイシング包帯交換などの治療を行った。この日は、排水管の工事の業者の方が、別の仕事を終えてから4時半過ぎに来たので、治療室の掃除に追われた。

 

夜7時近くになり、業者の方に立ち会っていると、急患との連絡があり治療室に急いだ。すると、6時半頃に自宅前で、転んだという4年生の女の子が大粒の流して待合室の椅子に座っていた。

 

問診をして、診察すると右膝には打撲による擦過傷、右橈骨下端部には背側突変形している、スミス骨折があった。尺骨には骨折は無かった。お母様はニコニコしながら「この娘は大袈裟なので」と言われて、娘さんにはあまり同情されていない様子で、私が「骨折をしていますよ」と伝えてもそれ心配されていないようで、ある意味こちらとしては、とても治療がし易く助かった。

 

来院されてからアイシングを長めにして、7時を過ぎたので患者さんと患者さんお母様には定型的な橈骨下端部スミス骨折で、娘さんが今夜眠れないと可哀想なので、レントゲンを撮らずに整復して固定させて頂き、整復後レントゲンを医師に依頼して、同意を得て継続して治療をさせて頂く旨を説明し了解頂いた。

 

整復後は、自発痛も軽減して患者さんから「痛みが取れた」と言われ、固定処置をした後には泣き止んで笑顔が見られた。「これで、今夜はぐっすり眠れるよ」と患者さんに伝えて、翌日の早朝に来院して頂くよう伝えた。翌日は信頼出来る総合病院の整形外科の先生に診察を依頼し、レントゲン上整復位は良好で継続加療の同意を頂いた。

 

最近の患者さんのご家族の傾向としては、少子化の影響もあると思われるが、どちらかと言うと、子どもさんの事に過剰な心配をされる親御さんが多いが今回のようにざっくばらんに子供さんに対応される御家族だととても治療がしやすくる意味、経過も良く治りが早いと思われる。

 

ちなみに、この日の工事は深夜2時半過ぎになり、業者の方が帰られたのは3時近かった。深夜遅くまで業者の方には、作業をして頂き誠に有難うございました。

心から感謝申し上げます。

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左上腕骨頸部陥入骨折(大結節骨折を合併)の患者さん

2012年07月15日|骨折

6月13日より左上腕骨頸部陥入骨折大結節骨折を合併した一人暮らし70代の女性の方が来院されている。

 

負傷の原因は自宅の庭で、脚立に乗り梅の実を取っていたところ誤って落下し転倒してしまい、負傷されたとのこと。自発痛は腫脹の割に軽度であったが、腕は自力では上がらず、症状から骨折では有ると思われた。

 

骨折の同意をお願いしているクリニックにて、レントゲン検査をしてもらうと、案の定、左上腕骨頸部陥入骨折(大結節骨折合併)を認めた。上腕骨頸部陥入骨折は骨折部が陥入している為、安定しており早期に運動療法が可能で、肩関節に拘縮が生じにくいため予後が良好な骨折である。

 

患者さんには5日目より振り子運動をして頂い 経過も良く3週間で固定を取り、振り子運動は100回以上施行した。4週間目にレントゲン検査をしたところ、転位していた頸部骨折部と大結節部綺麗に自然整復され、骨癒合の状態は良好であった。

 

肩関節も挙上制限がわずかで、日常生活で困ることも殆どなくなったそうである。「完全に万歳が出来たら終わりにしましょう」と患者さんには伝えたが何の後遺症も残さずに早く治り、またお仕事が普通に出来て良かったですね。

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右手第5指PIP関節脱臼(中節骨掌側剥離骨折合併)の患者さん

2012年07月12日|骨折

7月11日(水)より右手第5指PIP関節脱臼(中節骨掌側剥離骨折合併)の20代男性の美容師の患者さんが来院している。

 

受傷原因は1年ぶりにバレーボールをやり、スパイクをブロックした際に右手第5指を脱臼して、自分で引っぱり整復したそうである。患部を見るとかなりの腫脹があり、PIP関節の掌側より限局性圧痛があったため、同意を頂いているクリニックにⅩ線検査を依頼した結果、中節骨掌側にわずかな剥離骨折を認めた。

 

患者さんは美容師で、就労時間が長く、当院の診療時間内には通院が出来ないので、診療前の朝8時に治療している。利き手の指で、仕事も出来ないので、一日も早く治して復帰して頂きたいと思っている。

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急患の患者さんが3人も

2011年12月06日|腰痛

先日、小学生以来からの友人の結婚式並びに披露宴に招待され、日曜の朝10時に大船駅に招待された友人と待ち合わせて、横浜の石川町の会場であるホテルに行きました。11時からの結婚式にはまだ30分程の時間があり、ウェルカムドリンクで友人シャンパンを飲んでいると、携帯電話が振動し、メールが届きました。

 

メールは妻からで、急患の患者さんの連絡でした。患者さんは以前にも骨折で当院にかかられた事のある女性で、転倒して左の手首が腫れているとのこと。

披露宴が終わってから診て欲しいということになり、私は飲み物をジュースやノンアルコールカクテルにして、おいしい料理に集中することにしました。

久しぶりに出席した結婚式であったため、とても新鮮な気持ちになり、ジーンとくる場面も多く、幸せを分けて頂けたとてもいい式でした。

 

結婚式と披露宴の間にはかなり時間があり、友人と談笑してしていると、妻からまた急患のメールがあり、サッカーで足首をくじいた小学生の男の子診て欲しいとのこと。「今日は急患の多い日だなぁ」と思いつつおいしい料理満喫し、披露宴を終えると、出席予定だった2次会をキャンセルして、急いで石川町の駅に向かいました。

 

駅のホームから患者さんに連絡をとり3時半ごろに接骨院に来てもらうよう伝えした。接骨院に着くとまだ患者さんは来ておらず、妻から「もう一人ぎっくり腰の性が来るよ」と言われ、急患の患者さんが休日に3人とは少しびっくりしましたが、3人の患者さんの段取りを助手の研修生と考えました。

 

初めに来院したのは、転倒されて両手首と右肘を受傷された女性で、左手首変形(短縮)があり整復が必要であったため、アイシングして待って頂きました。

次にサッカーで足関節捻挫をした小学生が来院し,そこそこ腫脹もあり、歩行痛もあったので、アイシングを長めにしました。

そこへ、腰部捻挫(ぎっくり腰)の男性が来院され、この方も前屈位歩行でかなり辛そうだったので、ベッドに横になってもらい通電治療後、アイシングをして固定処置をしました。

 

次にサッカー少年の足関節捻挫をシーネ固定し、2人の治療を終えました。最後に、転倒した女性の治療を行いました。まず、右肘の打撲右手関節捻挫を処置し、最後に研修生に助手をさせて左橈骨下端部骨折の整復とシーネ固定を行いました。

 

急患患者さん3人の治療のあと、研修生と家族でルミネのさぼてんに行き食事をしました。患者さんに喜ばれとても充実した日曜日でした。

家族サービスも忘れずに!

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