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院長:佐藤和義
住所:〒247-0056
鎌倉市大船1-23-31 サトウビル1F
TEL:0467-45-6700
アクセス:JR東海道線・横須賀線・根岸線 大船駅東口 徒歩1分
駐車場(有料駐車場40分間サービス券発行)

脱臼

早朝より急患で左顎関節脱臼の患者さんが来院

2013年11月12日|脱臼

 今朝、7:28に自宅の電話が鳴り、以前より、右肩の習慣性脱臼で来院された事のある60代の女性の御主人から「妻が顎を脱臼したので、これから診て欲しい」とのこと。

 

私は「肩ではなく、顎ですか」と尋ると、ご主人は「今回は肩ではなく顎なんです」と答え、私は「すぐにいらして下さい」と伝え電話を切った。

 

7:45頃、患者さんが口元を押さえながら、タクシーで来院された。

 

待合室で患者さんの様子から、「左ですか」と尋ねると、頷かれたので「脱臼を整復してから、詳しくお話を伺います」と伝え、ベットに寝て頂いた。

 

「欠伸で脱臼されたのですか」と尋ねたところ、患者さんが頷いたので、口外法ですぐに整復すると大変喜ばれた。肩関節脱臼に比べると顎関節脱臼の痛みはそれ程強くはないそうですが、顎が脱臼をしていると口が開いたままで話も出来ないので、とても辛いことだと思います。

 

患者さんは元々、顎関節症の傾向があったそうですが顎関節脱臼は初めてで、前回の右肩関節脱臼は平成18年で7年ぶりの来院でした。

 

傷病履歴を見ると右肩関節脱臼は当院で6回治療をしていた。当院に来られる以前は、右肩関節脱臼の際に病院ではなかなか脱臼が整復されず、可なり痛い思いをされたため、平成2年頃からは度々当院で拝見している。

肩関節脱臼は出来るだけ痛みの伴わない整復が大切で、患者さんとの信頼関係のもと、呼吸を合わせて、ゼロポジションでの整復が整復の際の軟部組織の損傷が少ないと言われている。

 

患者さんには左顎関節脱臼も習慣性にならないように治療をしましょうと促した。

 

 

大船駅東口徒歩1分

<急患応需>

大船接骨院

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左肩鎖関節脱臼の患者さんの経過①

2012年11月17日|脱臼

10月22日に左肩鎖関節脱臼で来院された68歳の男性の患者さんが今日で、約4週間の固定期間となり装具と鎖骨ベルトの固定を除去した。

 

診察して頂いた整形外科の先生の見解ではTossyのⅢ度損傷であったが、固定を除去し、左右の肩鎖関節を比べても遜色はなく、整復位は保たれており左鎖骨外端の突出はほぼ消退した。両側の鎖骨外端には神輿による肥厚があったので、かえって右の肩鎖関節の方が脱臼をしているようにも見えるようになった。

 

肩鎖関節脱臼にはTossyの分類というのが有り、靱帯の損傷の度合いによって、Ⅰ、Ⅱ度は保存療法、Ⅲ度は手術療法になる事が多く、保存療法の場合には固定の維持がとても難しい脱臼である。

 

ちなみに、TossyのⅠ度損傷程度で有れば、固定をせずともほとんど後遺症が残らずにスポーツが可能である。私は学生時代に柔道で左右の肩鎖関節にⅠ度程度の脱臼を負ったが、あまり治療をした記憶も無く、症状は残っていない。

 

また、TossyのⅢ度損傷であれば、固定をしても靱帯の癒合は得られず観血療法適応であるが、この患者さんの場合はTossyのⅡ度損傷であったのではないかと思われる。

 

患者さんには長期間の固定に辛抱強く我慢して頂き、治療に快くご協力下さいました事を心より感謝致しております。

 

あとは、暫く左肩関節を固定していた為に、筋力と柔軟性の低下が生じておりますから、リハビリをしていきますので、もう少し通院して下さいますよう宜しくお願い致します。

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非常に珍しい右手第5指MP関節掌側脱臼の患者さんが来院

2012年11月10日|脱臼

11月10日(土)午前中に近隣の中学校の養護教諭の先生から電話で「中学2年生の女子が体育で指を脱臼した様子で診て欲しい」との連絡が入り、患者さんを待っていると15分程で祖母に付き添われ来院された。

 

負傷の原因は体育の授業でランニングをしていて、走るペースを上げた際前方の人に右手が接触してしまった時に小指を脱臼したとのこと。患者さんの右手を拝見すると右手の第5指のMP関節が90度でロックされ伸展が困難であった。

非常に珍しい「右手第5指MP関節掌側脱臼」である。

 

私は、以前同じ疾患を急患で2度見た事があり、すぐに健側の左手第5指MP関節の可動域を確認した。するとMP関節は最大屈曲75度が限界であった。一般的にはグーをするとMP関節は90度まで屈曲が可能である。

 

以前急患で2度来院された方は、20代の看護師さんで、1度目はベッドから起きようとして、右手を握った状態で着いてしまい負傷され、休日に連絡を頂き急患で拝見した。整復は案外容易で治療して1ヵ月程で治癒された。

 

2度目は、ご友人とボーリングをされていて、ストライクを取った後にハイタッチを小指が曲がった状態でしてしまい負傷され、夜の10時頃に連絡を頂き時間外の急患で拝見した。

 

この患者さんの左右の第5指MP関節部の可動域が最大屈曲80度が限界であった。私の場合は第5指MP関節は最大100度以上屈曲が可能である。MP関節脱臼と言えば背側脱臼が殆どで有るが、このMP関節の柔軟性の違いから生じる特殊な右手第5指MP関節掌側脱臼であった。

 

患者さんには以前同じ症例が有った事を伝えて、デジカメで記録しておいた患者さんの画像をお見せした。全く同じ状態でロックされている右手第5指MP関節部を見て大変驚かれていた。

 

前回はかなり容易に整復されたのだが、今回は脱臼のロック(弾発性抵抗)が強く整復に難渋したが、何とか整復されアイシング後固定を施行した。1週間後にバトン部の発表会が有るとのことだが、それまでに完治は難しいので次回頑張るということで、今回は見学されることになった。  

整復動作で痛い思いをさせてしまいすみませんでした。 1ヵ月ぐらいで完治して、またバトンが出来るので安心して下さい。

 

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左肩鎖関節脱臼の患者さんが来院

2012年11月07日|脱臼

10月22日に68歳の男性が左肩鎖関節脱臼で来院された。

 

負傷の原因は、少しお酒に酔っていて、歩行中に階段の下りで躓いてしまい左肩から転倒されたとのことだった。

 

負傷されたのは10月14日で、翌日には近隣の整形外科を受診されたが、鎖骨ベルトを緩く巻かれただけで痛みも引かない為、神輿仲間のご友人に当院を紹介されて来院された。

 

患部を拝見すると左肩鎖関節にはかなりの突出が見られ、ピアノキー症状触知が出来た。しかし、両側の鎖骨外端には神輿による肥厚があり、一見すると両方の肩鎖関節に脱臼が有るように見えた。

 

肩鎖関節脱臼にはTossyの分類というのが有り、靱帯の損傷の度合いによって、Ⅰ、Ⅱ度は保存療法、Ⅲ度は手術療法になる事が多く、保存療法の場合には固定の維持がとても難しい脱臼である。この患者さんはTossyⅡ度のタイプであると判断して固定を施した。

 

当院では日本柔道整復接骨医学会の固定法分科会で考案された装具を独自に作成し、鎖骨骨折や肩鎖関節脱臼に使用して良好な結果を得ている。肩鎖関節脱臼の固定は鎖骨外端を上方から押し下げるだけでなく、上肢・肩甲帯をいかに上方に押し上げた状態を保てるかが重要である。

 

翌日、装具と鎖骨バンドによる固定を施行した状態で、いつもお世話になっている総合病院の整形外科の先生に診察を依頼し、X線検査上はTossyⅢタイプとも思えるようだが、このままの固定を維持するよう保存療法での継続加療のご指示を得られた。

 

現在、固定後もうすぐ3週間になるが、左肩鎖関節脱臼の段差が減少し経過も良好である。申し訳ございませんが、あと1週間ちょっとの間だけ、固定を辛抱して下さい。

 

患者さんには来シーズンも神輿を担いで頂けるように、しっかり治しておきましょうとお伝えしている。

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左肩関節脱臼(習慣性)の患者さんの経過

2012年10月21日|脱臼

8月2日(木)に当院に来院され、総合病院の整形外科にご紹介した左肩関節(習慣性)脱臼の患者さんが10月17日(水)に内視鏡による手術をされて、現在入院中である。

 

今日の夕方に経過も知りたかったので、お見舞いに伺ったところ、手術日から10日後に抜糸予定で、おおよそ2週間程で退院出来る見込みと担当医の先生から説明を受けられたそうである。

 

平成23年2月1日、平成23年12月18日、平成24年8月2日と約1年半の間に3回と脱臼の頻度も高く、お痛みも辛そうだったため、患者さんと相談の上、私が手術を勧めて受診して頂くことにしたので、患者さんから、「決心して手術をして良かったです」と今日言って頂き正直にとても嬉しく思った。

 

患者さんの話では、MRI検査上は骨傷は無く、関節を構成する軟部組織関しては、約9回の脱臼によりかなり傷んでいたようで、整形外科部長の先生が手術を執刀して下さったそうである。今日は日曜日にもかかわらず朝から先生が様子を見に来てくれたそうで、とても喜んでおられた。

 

これから、数ヶ月間に及ぶリハビリが続きますので、完治までリハビリ頑張って下さい。

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左肩関節脱臼(習慣性)の患者さんが来院

2012年08月03日|脱臼

8月2日(木)午後の診療が終わる間際に左肩関節脱臼の患者さんが来院した。当院には左肩の脱臼では3回目で、昨年2回脱臼され来院されている。整復を終えて、色々とお話を聞いてみると、31歳の時に初めて脱臼されて、今回で約9回目になるそうである。傷病履歴で調べると、平成23年2月1日、平成23年12月18日、そして今回である。

 

約2年の間に3回と頻度も高くなっており、お痛みも辛そうなので、患者さんと相談の上、手術を考慮して、総合病院の整形外科を紹介して受診して頂くことにした。今後はMRIなどの検査をして頂き手術をされた方が再脱臼はしなくなるので、宜しいのではないかと思われる。

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右肩関節脱臼の患者さん

2012年05月28日|脱臼

今日の午前中、男性の右肩関節前方脱臼の患者さんが来院した。患者さんには以前から脱臼癖があり、当院に5回以上右肩関節脱臼で来院されている。

 

前回が平成15年で、9年ぶりの脱臼だったため、痛みも強くお辛い様子だったが、整復後は激痛も収まりアイシングの後、固定を施した。

 

ちなみに、脱臼した患部は冷やすと整復がやり辛くなるので、冷やすのは整復後に限ります。骨折、打撲、捻挫、挫傷の場合はすぐに冷やすことが大切です。

 

さて、患者さんの傷病履歴を見ると平成9年から2年ごとに脱臼されており、習慣性脱臼と言えます。年齢は60代で、年齢的には脱臼は起こしにくいとも言えます。今回の受傷原因を患者さんに聞くと、よくは覚えていないらしく、酔って寝ていて寝返りを打ち脱臼されたようだ。想像だが。

 

以前も、夜寝ていらして脱臼されたことがあり、痛みが強く往診を依頼されたことがあった。習慣性脱臼ならば寝返りしたぐらいで脱臼することも、あり得ないことではないと考えられます。

 

脱臼は、気をつけていても突然起こります。

顎関節脱臼、肩関節脱臼、肘関節脱臼、指関節脱臼等。

当院は休日、時間外でも急患の方に対応しております。 

お電話の上、お越しください。

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研究会の途中に急患のメール

2012年03月25日|脱臼

3月25日(日)はAM11時から東京で柔整アスレチック研究会及び日本柔道接骨医学会整復治療手技分科会合同研究会があり参加した。

 

肩関節周囲の外傷・障害について、肩鎖関節脱臼の治療法について、肩関節脱臼、上腕骨頸部骨折、鎖骨骨折、手の舟状骨骨折の保存療法、アキレス腱断裂の保存療法等盛り沢山の充実した内容であった。

 

そんな研究会が終わりに近づいた時に、妻より急患のメールがあり、急患の患者さんはママさんバレーで指を痛めたとのこと。研究会が終わり駅から患者さんに電話をすると指はかなり腫れている様子で、アイシングをして待って頂いた。接骨院に着くと患者さんは先に着いており妻が受付を済ませてくれていた。受傷状況を聞くとアンダーでレシーブの際に、床に人差し指を強く突いてしまったらしい。

 

それで、指があらぬ方向に向いているので(⇒PIP関節の背側脱臼)ご自分で整復したようである。指を拝見すると1.5倍程に腫れていて、PIP関節は屈曲わずかにしか出来ない状況であった。冷却をしてからシーネ固定を施し、中節骨掌側の剥離骨折の疑いがあったため、翌日総合病院の整形外科にご紹介した。

 

診察の結果幸い骨折はみられなかった。しかし、PIP関節の側副靱帯損傷と屈筋腱損傷が強く治療日数はかなり掛かりそうである。出来うる限り早く治してバレーボールに早く復帰させてあげたいものである。

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肩関節脱臼の急患の患者さん

2011年12月19日|捻挫

12月18日(日)午前11時半、車で実家に向かっていると、携帯が鳴り母から「肩の脱臼の急患よ」と連絡が入った。

 

車をUターンさせて、15分程で接骨院に戻ると、まだ、患者さんは到着していなかったので、パソコンで患者さんの傷病履歴を検索した。すると、今年の2月1日に左肩関節脱臼で来院した60代の女性であった。5分程待つとその女性は車で御主人と到着し、かなり辛そうに左腕をかかえ、痛みが強い様子であった。

 

脱臼した原因をお聞きしたところ、襖を左手で開けようとして左肩を脱臼したとのこと。前回はヨガをしていてだった。研修生と二人で座位にて深呼吸に合わせて整復を試みると2回目の深呼吸整復音と共にすんなりと整復された。

 

固定処置し、色々と話をお聞きすると、30代に初めて左肩を脱臼し、その頃に3回以上左肩を脱臼して、暫くは脱臼しなかったが、今年の2月1日に脱臼して、1年以内の今日脱臼したとのこと。今回はかなり痛みも強く、もう二度と脱臼はしたくないと仰るので、整形外科での手術療法についての説明をした。

 

治療が終わり、接骨院を出ようとすると接骨院の電話が鳴った。また急患の電話で、ミニバスで小学5年生の男の子が小指を突き指したとのこと。かなり痛みが有り腫れている様子。私は午後1時に外せない約束が有ったので、小学生の治療は研修生にお願いして、接骨院を後にした。

 

今日12月19日午後、急患のお二人が来院された。痛みも軽減されていて、とても喜んでおられた。

 


先週の日曜も私が法事に出掛けているところに急患の連絡があったが、法事が終わるまでの2、3時間は痛みでお待ちになれなかったご様子で救急病院にかれたと、後から連絡があった。すみませんでした。

 

急患は、私が出掛けていても接骨院に戻れる場合、旅行中は無理ですが、休日やお時間に関係なく拝見致しております。

急なお怪我は、致し方のないこと。遠慮なくお電話下さい。

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